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2024年01月31日
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一人はいやしき男の貧しき、一人は
あてなる
男もたりけり。
身分の高い
ただ文字一つにあやしう、
あてに
もいやしうもなるは、いかなるにかあらむ。
上品に
世になく
清らなる
玉の男皇子さへ生まれ給ひぬ。
美しい
きよげなる
大人二人ばかり、さては童べぞ出で入り遊ぶ。
きれいな
つらつき、まみのかをれるほどなど、言へば
さらなり
。
言うまでもない
夏は夜。月のころころは
さらなり
。
言うまでもない
こなたは
あらはに
や侍らむ。今日しも端におはしましけるかな。
まる見えで
あらはに
御損にさざらふ。
明らかに
をかしげなる児の、
あからさまに
抱きて遊ばしうつくしむほどに、かい付きて寝たる、いとらうたし。
ちょっとの間
いかに殿ばら、殊勝のことは御覧じとがめずや。
むげなり
。
まったくひどい
今様は、
むげに
いやしくこそなりゆくめれ。
むやみに
露をなどあだなる物と思ひけむ。
あだなる
物と思ひけむ
はかない
いとまめに実用にて、
あだなる
心なかりけり。
不誠実な
ことに
かたくななる
人ぞ、「この枝、かの枝、散りにけり。今は見所なし」などは言ふめる。
情趣を解さない
みづからもいみじと思へる気色、
かたくななり
。
見苦しい
名をば大納言の大別とぞいひける。
こちなかり
し名なりかし。
無骨な
昔、男、陸奥の国に
すずろに
行きいたりにけり。
あてもなく
つた、かへでは茂り、もの心細く、
すずろなる
めを見ることと思ふに、修行者あひたり。
思いがけない
大方は知りたりとも、
すずろに
言ひ散らすは、さばかりの才にはあらぬにやと聞こえ、おのずから誤りもありぬべし。
むやみに
おほやけ
の宮仕へしければ、常にはえまうでず。
朝廷
おほやけ
に御文奉り給ふ。
天皇
いとやむごとなき
際
にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。
身分
人を見るに、少し心ある
きは
は、皆このあらましにてぞ一期は過ぐめる。
程度
久しくとどまりたる
例
なし。
例
世の
例
にもなりぬべき御もてなしなり。
語り草
我を知らずして、外を知るといふ
理
あるべからず。
道理
宮の泣きまどひ給ふこと、いと
ことわりなり
かし。
当然だ
天地
ことわり給
へ。
道理を明らかにし
小式部、これより、歌詠みの世に
おぼえ
出で来にけり。
評判
いとまばゆき、人の御
おぼえ
なり。
寵愛
いづくにもあれ、しばし旅立ちたるこそ、目さむる
心地
すれ。
気持ち
中納言、たちまちに御
心地
もやみてめでたし。
病気
うつつ
にも夢にも人にあはぬなりけり。
現実
うつつ
の人の乗りたるとなむ、さらに見えぬ。なほ下りて見よ。
正気
観音を頼み奉らんに、その
験
なしといふことは、あるまじきことなり。
ご利益
験
なきものを思はずは一坏の濁れる酒を飲むべくあるらし
効果
かの鬼の虚言は、この
しるし
を示すなりけりと言ふ人も侍りし。
前兆
十七日の
つとめて
、立つ。
早朝
うち笑ふことがちにて暮れぬ。
つとめて
、客人帰りぬる後、心のどかなり。
翌朝
三月の
つごもり
なれば、京の花、盛りはみな過ぎにけり。
月末
四季はなほ定まれる
ついで
あり。死期はついでを待たず。
順序/順序
ことの
ついで
ありて、人の奏しければ、聞こしめしてけり。
機会
女、親なく、
頼り
なくなるままに、もろともにいふかひなくてあらむやはとて、河内の国、高安の郡に、行き通ふ所出で来にけり。
頼れるもの
たより
の人に言ひつきて、女は京に来にけり。
縁故
これを習ふべし。学問に
便り
あらんためなり。
便宜
便り
ごとに物も絶えず得させたり。
機会
孝養のなき心なき者も、子持ちてこそ、親の
志
は思ひ知るなれ。
愛情
いとはつらく見ゆれど、
志
はせむとす。
贈り物
まことに他にことなりけり。都の
つと
に語らん。
みやげ
平城の京、春日の里に、しる
よし
して、狩りに住けにけり。
縁
人に知られでくる
よし
もがな
方法
ふりにける岩の絶え間より落ちくる水の音さへ、故び
よし
ある所なり。
風情
十二月の二十日あまり一日の日の戌の時に門出す。その
よし
、いささかにものに書きつく。
事情
火をつけて燃やすべき
よし
仰せ給ふ。
旨
心得たる
よし
して、賢げにうちうなずき、ほほ笑みてゐたれど、つやつや知らぬ人あり。
そぶり
今日は
よろづ
を捨てて、参りさぶらひつるなり。
さまざまなこと
尋常ならぬさまなれども、人に厭はれず、
よろづ
許されり。
すべて
寺にたうとき
わざ
すなる、見せたてまらむ。
仏事
ひとり、灯火のもとに文を広げて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰む
わざ
なる。
こと
見給へば、御息所の御
手
なり。
筆跡
あまたの
手
を、片時の間に弾きとりつ。
演奏法
雨の降るやうに射けれども、鎧よければ裏かかず、あき間を射ねば
手も負は
ず。
傷も負わ
才
をもととしてこそ、大和魂の世に用ゐらるる方も強う侍らめ。
学問
立て籠めたる所の戸、
すなはち
ただ開きに開ぬきぬ。
すぐに
用ありて行きたりとも、そのこと果てなば、
とく
帰るべし。
早く
息は
とく
絶え果てにけり。
すでに
母、物語など求めて見せ給ふに、げに
おのづから
慰みゆく。
自然に
かねてのあらまし、皆違ひゆくかと思ふに、
おのづから
違はぬこともあれば、いよいよ物は定めがたし。
偶然に
おのづから
後まで忘れぬ御事ならば、召されてまたは参るとも、今日は暇を給はらむ。
万一
いつしか
梅咲かなむ。
早く
鶯ばかりぞ
いつしか
音したるを、あはれと聞く。
早くも
この法師のみにもあらず、世間の人、
なべて
このことあり。
総じて
なべて
人に似ずをかし。
普通
なべて
ならぬ法ども行はるれど、さらにその験なし。
並々ではない
散ればこそ
いとど
桜はめでたけれ
いっそう
ひまひまより見ゆる灯の光、蛍
よりけに
ほのかにあはれなり。
よりいっそう
かく
おとなしき心あらむとこそ思はざりしか。
このように
何をもちて、
とかく
と申すべき。
あれこれと
おのれは、
とてもかくても
経なむ。
どのようにしても
我は
しか
隔つる心もなかりき。
そのように
この名
しかるべから
ずとて、かの木を伐られにけり。
ふさわしく
まことに
さ
にこそ候ひけれ。
そう
さり
ぬべきをりみて、対面すべくたばかれ。
そのようで
これを聞く人、「げに
さること
なり」となむ言ひける。
もっともなこと
「この殿の御心、
さばかり
にこそ」とて、その後は参らざりける。
その程度
さばかり
深き谷一つを平家の勢七万余騎でぞ埋めたりける。
非常に
今はなき人なれば、
かばかり
のことも忘れがたし。
この程度
かの廂に敷かれたりし物は、
さながら
ありや。
そのまま
資材を取り出づるに及ばす、七珍万宝
さながら
灰燼となりにき。
全部
すべて
つゆ
違ふこと
なかり
けり。
少しも ない
つゆ
の御いらへもし給はず。
ほんの少し
今は逃ぐとも、
よも
逃がさ
じ
。
まさか ないだろう
むなしう帰り参りたらんは、
なかなか
参らざらんより、悪しかるべし。
かえって
かへりみのみしつつ出で給ふ気色、いと
なかなかなり
。
かえって会わない方ががましな
祇王もとより思ひまうけたる道なれども、
さすがに
昨日今日とは思ひよらず。
そうはいってもやはり
淀みに浮かぶうたかたは、
かつ
消え
かつ
結びて、久しくとどまりたる例なし。
一方では/一方では
かつ
あらはるるをも顧みず、口に任せて言ひ散らかすは、やがて浮きたることと聞こゆ。
すぐに
など
かくは仰せられるる。
どうして
正直の人、
などか
なからむ。
どうして
などて
、かくはかなき宿りは取りつるぞ。
どうして
なにか
射る。な射そ。な射そ。
どうして
なでふ
、かかるすき歩きをして、かくわびしきめを見るらむと、思へどかひなし。
どうして
いまさらに、
なでふ
さることかはべるべき。
どうして
こは、
なでふ
ことをのたまふぞ。
なんという
大人になりたまひて後は、
ありし
やうに御簾の内にも入れ給はず。
かつての
「さらば、その
ありつる
御文を給はりて来」となむ仰せられるる。
さっきの
例の
いと忍びておはしたり。
いつものように
例の
ことどもして、昼になりぬ。
いつもの
そのころほひより、
例ならず
悩みわたれせ給ふ。
いつものようでなく
音に聞く
と、見る時とは、何事も変はるものなり。
うわさに聞くと
音に聞く
人なり。何事によりて来たれるぞ。
評判の高い
奈良坂にて人にとられなば
いかがせむ
。
どうしようか
養ひ飼ふものには、馬・牛。つなぎ苦しむるこそ痛ましけれど、なくてかなはぬものなれば、
いかがはせむ
。
どうしようもない
若宮など生ひ出で給はば、
さるべき
ついでもありなむ。
適当な
さるべき
契りこそはおはしましけめ。
そうなるはずの
さるべき
人は、とうより御心魂のたけく、御守もこはきなめりとおぼえ侍るは。
立派な
いざたまへ
、出雲拝みに。
さあ、一緒にいらっしゃい
いざさせたまへ
。湯浴みに。
さあ、一緒にいらっしゃいませ
ある暮れ方に都を出でて、嶬峨の方へぞ
あくがれ
行く。
さまよい出て
もの思ふ人の魂はげに
あくがるる
ものになむありける。
宙にさまよう
月の明きはしも、過ぎにし方、行末まで思ひ残さるることなく、心も
あくがれ
、めでたくあはれなること、たぐひなくおぼゆ。
うわの空になり
果の日は、いと情けなう、互ひに言ふこともなか、我かしこげに物ひき
したため
、ちりぢりに行き別れぬ。
処理し
これを思ふに、女なりともなほ寝所などは
したため
てあるべきなり。
用意し
いづ方にも、若き者ども酔ひすぎたち騒ぎたるほどのことは、え
したため
あへず。
取り締まる
昔、男、初冠して、平城の京、春日の里に
しる
よしして、狩りに住にけり。
土地を領有する
いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて
時めき
給ふありけり。
寵愛を受け
そのころ、宋朝よりすぐれたる名医わたつて、本朝に
やすらふ
ことあり。
とどまる
何事をか
うちいづる
言の葉にせん。
口に出して言う
御様を
やつし
、いやしき下臈のまねをして、日吉社に御参籠あつて、七日七夜が間、折り申させ給ひけり。
地味な格好にし、
網代車で昔おぼえて
やつれ
たるにて出で給ふ。
地味な格好になっ
やんごとなき女房の、うち
そばみ
てゐ給へるを見給れば、わが思ふ人なり。
横を向い
遣水心細く、音細く
おとなひ
たり。
音を立て
娘多かりと聞きて、なま君達めく人々も
おとなひ
言ふ、いとあまたありけり。
手紙を出し
その(= 弘徽殿ノ)御方に、うちふしといふ者の娘、左京といひて候ひけるを、源中将
かたらひ
てなむと、人々笑ふ。
交際し
すみ
ける男、夜深く来ては、まだ暁に帰りなどす。
通っ
すさまじきもの。⋯方違へどに行きたるに、
あるじせ
ぬ所。
客にごちそうし
藤原良近といふをなむ、
まらうとざね
にて、その日は
あるじまうけし
たりける。
客の主たる人/にごちそうし
侮らはしげに
もてなす
(連中)は、めざましうて、なげのいらへをだにせさせ給はず。
振る舞う
なほきこえ給へ。わざと懸想だちても
もてなさ
じ。
取り扱う
鎌倉の海に鰹といふ魚は、かの境には双なきものにてこのごろ
もてなす
ものなり。
もてはやす
よき人は、ひとへに好けるさまにも見えず、
興ずる
さまもなほざりなり。
おもしろがる
十一月、十二月の降り凍り、六月の照りはたたくにも、
さはら
ず来たり。
妨げられ
道も
さり
あへず立つ折もあるぞかし。
避け
かの左衛門督はえなられじ。また、そこに
さら
れば、こと人こそはなるべかなれ。
断り
あこぎ、おとなになりね。いと心
およすげ
ためり。
成長し
「何とまれ、言へかし」とのたまふを、人々も
およすげ
て見奉る。
大人び
何とにかあらむ、
かきくらし
て涙こぼるる。
悲しみが心を暗くし
乞食、路のほとりに多く、
憂へ
悲しむ声耳に満てり。
訴え
舟の中にや老いをば
かこつ
らむ。
不平を言っ
知らぬわざしてまろも
困し
にたり。そこも眠たねに思ほしためり。
疲れ
折ふし
いたはる
こと候ひと下り候はず。
病気になる
心ことに設けの物など
いたはり
てし給へ。
骨を折っ
常の使ひよりは、この人よく
いたはれ
。
世話しなさい
身にやむごとなく思ふ人の
なやむ
を聞いて、いかにいかにとおぼつかなきことを嘆くに、おこたりたる由、消息聞くもいとうれし。
病気で苦しむ
なやましう侍りつれば、しばし
ためらひ
て。
静養し
やや
ためらひ
て仰せ言伝へ聞こゆ。
気を静め
日ごろ月ごろしるきことありてなやみわたるが、
おこたり
ぬるもうれし。
病気がよくなっ
人に
おくれ
て、四十九日の仏事に、ある聖を請じ侍りしに、説法いみじくして、皆人涙を流しけり。
先立たれて
院宣宣旨のなりたるに、しばしも
やすらふ
べからず。
ためらう
御かたちいと清げに、あまり
あたらしき
さまして、物より抜け出でたるようにぞおはせし。
もったいない
あたら
夜の月と花とを同じくはあはれ知れらむ人に見せばや
もったいない
かくやうのこと(政界ノ裏話)は、人中にて、下臈の申すにいと
かたじけなし
。。
おそれ多い
かたじけなく
も御硯召し寄せて、みづから御返事あそばされけり。
ありがたい
後の世のこと心に忘れず、仏の道うとからぬ、
こころにくし
。
奥ゆかしい
なほしるべせよ。我は
すきずきしき
心などなき人ぞ。
好色めいた
すきずきしき
方のみにあらず、土御門の御日記とて、世の中の鏡となむ承る。
風流な
よろしき男を、下衆女などのほめて、「いみじう、
なつかしう
おはします」など言へば、やがて思ひあとされぬべし。
好ましく
命長ければ恥多し。長くとも四十に足らぬほどにて死なむこそ、
めやすかる
べけれ。
見苦しくない
小少将の君は、そこはかとなくあてに
なまめかしう
、二月ばかりのしだり柳のさましたり。
優美で
なかなかながきよりもこよなう
いまめかしき
ものかな。
現代風な
祭りのころは、なべて
いまめかしう
見ゆるにやあらむ。
華やかに
女のなつかしきさまにて
しどけなう
弾きたるこそをかしけれ。
無造作に
世もいまだ静まり候はねば、
しどけなき
事もぞ候ふとて、御辺りへに参つて候ふ。
乱れた
下衆の家の女主人。痴れたる者。それしも
さかしう
て、まことに
さかしき
人を教へなどすかし。
こざかしく/かしこい
こと人々の(歌)もありけれど、
さかしき
(歌)もなかるべし。
気が利いている
雷の鳴り閃く様さらに言はむ方なくて、落ちかかりぬとおぼゆるに、ある限り
さかしき
人なし。
気がしっかりしている
はづかしき
人の、歌の元末問ひたるに、ふとおぼえたる、我ながらうれし。
立派な
立ち聞き、かいまむ人のけはひして、いといみじくもの
つつまし
。
気がひける
今ぞ
心やすく
黄泉路もまかるべき。
安心して
この位去りて、ただ
心やすく
てあらむ。
気楽な
風の便りの言伝ても絶えて久しくなりければ、何となりぬることやらむと、
心苦しう
ぞ思はれる。
つらく
君は、思し怠る時の間もなく、
心苦しく
も恋しくも思し出づ。
気の毒に
乳母替へてむ。いと
うしろめたし
。
心配だ
内裏に奉らむと思へど、われ亡からむ世など、
うしろめたなし
。
心配だ
初めよりは我はと思ひ上がり給へる御方々、
めざましき
ものにおとしめそねみ給ふ。
気にくわない
冬はつとめて。いと寒きに、火などいそぎおこして、炭もてわたるもいと
つきづきし
。
似つかわしい
心づきなき
ことのあらん折は、なかなかその由をも言ひてん。
気に入らない
老い衰へて世に出で交じらひしは、
をこがましく
見えしかば、われはかくて閉ぢこもりぬべきぞ。
愚かしく
行きずりの人の宣はむことをたのむこそ
をこなれ
。
愚かだ
上達部・上人などもあいなく目をそばめつつ、いと
まばゆき
人の御おぼえなり。
見ていられない
はかなき御いらへも心やすく聞こえむも
まばゆし
かし。
恥ずかしい
殿上人、地下なるも、陣に立ち添ひて見るも、いと
ねたし
。
しゃくにさわる
古くよりこの地を占めたるものならば、
さうなり
掘り捨てられ難し。
無造作に
城陸奥守泰盛は、
さうなき
馬乗りなりけり。
並ぶものがない
(紫ノ上ハ人形ヲ)
ところせき
まで遊びひろげ給へり。
いっぱいな
ところせき
身こそわびしけれ。軽らかなるほどの殿上人などにしてしばしあらばや。
窮屈な
ただ近き所なれば、車は
ところせし
。
おおげさだ
鶴は、いと
こちたき
さまなれど、鳴く声、雲居まで聞こゆる、いとめでたし。
仰々しい
つたなく
弾きて、弾きおほせざれば、腹立ちて鳴らぬなり。
下手に
愚かに
つたなき
人も、家に生まれ、時にあへば、高き位にのぼり、奢りを極むるもあり。屏風・障子などの、絵も文字もかたくななる筆様して書きたるが、見にくきよりも、宿の主のつたなくおぼゆるなり。
劣っている
屏風・障子などの、絵も文字もかたくななる筆様して書きたるが、見にくきよりも、宿の主の
つたなく
おぼゆるなり。
下品に
ただこれ天にして、汝が性の
つたなき
を泣け。
不運な
何をか奉らむ。まめまめしきものは
まさなかり
なむ。ゆかしくし給ふなるものを奉らむ。
よくない
いかに瀬尾殿、
まさなう
も敵に後ろをば見するものかな。
見苦しくない
思ほえず、ふるさとにいと
はしたなく
てありければ、心地惑ひにけり。
不釣り合いな
え
はしたなう
もさし放ちきこえず。
無愛想に
ある夜、野分
はしたなう
吹いて、紅葉みな吹き散らし、落葉すこぶる狼藉なり。
はげしく
はしたなき
もの。こと人呼ぶに、われぞとさし出でたる。
きまりが悪い
人の上いふを腹立つ人こそ、いと
わりなけれ
。
道理に合わない
苦しげなるもの。⋯
わりなく
もの疑ひする男に、いみじう思はれたる女。
並々ではなく
女君は、
わりなう
苦しと思ひ臥したまへり。
耐えがたく
いみじう酔ひて、
わりなく
夜更けて泊まりたりとも、さらに湯漬けをだに食はせじ。
しかたなく
今日は
ずちなし
。右の大臣に任せ申す。
どうしようもない
伊成進み寄りて、弘光が手を取りて前ざまへ強く引きたるに、うつ伏しに転びぬ。
あへなき
ことかぎりなし。
あっけない
小さきは
あへなむ
。
かまわないだろう
中宮も御物の怪に悩ませ給ひて、常は
あつしう
おはしますを、院もいど晴れ間なく思し嘆く。
病状が重く
紅葉も
まだし
。花もみな失せにたり。枯れたる薄ばかりぞ見えつる。
まだ時期が早い
供なる男ども、いみじう笑ひつつ、「ここ
まだし
、ここ
まだし
」とさ差しあへり。
不十分だ
ほかにて酒などまゐり、酔ひて、夜いたく更けて、
ゆくりもなく
ものし給へり。
突然
花は盛りに月は
くまなき
をのみ見るものかは。
暗い所のない
いと
くまなき
御心のさがにて、推し量り給ふにやはべらむ。
行き届かないところがない
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