ことわざ・慣用句②
暗記
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溜飲が下がる
不平不満が解消すること
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柳眉(りゅうび)を逆立てる
美人が怒ること
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綿のように疲れる
へとへとになること
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草鞋(わらじ)を脱ぐ
旅を終えること
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屈託がない
何のこだわりもないこと
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肌が粟立つ
恐ろしくて身の毛がよだつ
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愁眉を開く
心配がなくなって、安心する
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ほぞを噛む
後悔する
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人口に膾炙(かいしゃ)する
作品が流行って広く知られる
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すねに傷をもつ
傷は疵でもよい
過去にやましいことがあること
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底が浅い
人の話や物事の内容に深みがないこと
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つむじを曲げる
気分を害して、わざと反対の立場をとること
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面の皮が厚い
図々しい、厚かましい
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堂に入る
学問や技能などが身についていること
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旗色が悪い
勝負において形勢が不利であること
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枕を高くする
心配事がなくなり、安心して眠りにつくこと
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目に余る
程度がひどくて見ていられないこと
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枯れ木も山の賑わい
つまらないものであっても、ないよりはましであること
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げきを飛ばす
自分の主張を人々に知らせ、同意を求めること
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下にも置かない
手厚くもてなすこと
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敷居が高い
相手に対して不義理をしてしまい、その家に行きにくいこと
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奇特な人
素晴らしく、立派な人
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うがった見方
本質を的確に捉えること
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小春日和
秋の終わりからから冬の初め頃の暖かくて穏やかな天気
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気がおけない
親密である様子
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流れに棹さす
物事が思い通りに進むこと
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昼行灯
ひるあんどん
ぼんやりして、役に立たない人
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噴飯もの
おかしくてたまらないこと
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間が持てない
時間を持て余すこと
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目から鼻へ抜ける
理解が早く、非常に賢いこと
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梅に鶯
よく似合って調和するもの、仲が良い間柄
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花曇
桜が咲く頃に、空が薄くぼんやりとくもっているさま
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花に嵐
物事にはとかく邪魔が入るものであることのたとえ
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春の晩飯後三里
春は日没が遅く、長く歩けることから、春の日の長さのたとえ
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花咲く春にあう
長く不遇でいた人が、認められて世に出ること
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春に三日の晴れ無し
春の晴天は長続きせず、すぐに天気が変わってしまうこと
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春風駘蕩
平穏なさま、温和な人柄
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春宵一刻値千金
春の夜は趣があり、わずかな時間でも千里もの利点があること
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やはり野に置け蓮華草
人や物はそれぞれ適した環境に置くべきであること
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一人娘と春の日はくれそうでくれぬ
一人娘は親が嫁に出すのを渋る、春の日もなかなか暮れない
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世の中は三日見ぬ間の桜かな
世の中の移り変わりがはげしく、儚いこと
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いただく物は夏も小袖
貰えるものなら何でももらうこと、欲が深いことのたとえ
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夕立は馬の背を分ける
夏の夕立は場所によってまったく降り方が異なること
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夏の風邪は犬も食わぬ
夏に風邪をひくほどつまらないことはない
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夏沖の秋山
夏は海側が晴れていたら好天、秋は山側が晴れなら好天
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夏碁に炬燵俳諧
それぞれの季節にあったことを楽しむこと
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夏の虫氷を笑う
見識が狭いことの喩え
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冬編笠に夏頭巾
見当はずれであること
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夏歌う者は冬泣く
働ける時に働いておかないと後で暮らしに困るということ
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夏は日向を行け、冬は日陰を行け
自らを辛い状況に置くことで、身体や精神が強くなるものだ
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網の目をくぐる
厳しく見張られている中で気付かれずに行動する
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因果を含める
相手によく事情を説明して納得させる
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浮き足立つ
不安で落ち着かなくなること
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私腹を肥やす
公的な地位や立場を悪用して自分の利益にする
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辛酸をなめる
大きな苦しみを経験する
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図星を指す
推察してずばりと言い当てること
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煮え湯を飲まされる
信じていた人に裏切られ、ひどい目に遭わされる
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二の舞を演じる
前人がおかした失敗を自分も繰り返してしまうこと
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額を集める
複数の人間が集まって相談すること
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