暗記

富所 2025年04月20日 カード32 いいね0

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精神科
  • せん妄の治療薬
    抗精神病薬(リスペリドン,クエチアピン,ハロペリドールなど) ベンゾジアゼピン系はせん妄を増悪させるため禁忌であるが,アルコールによる振戦せん妄に対しては治療として用いられる.
  • 精神障害の原因,症状性・器質性それぞれ2つ
    症状性→膠原病,甲状腺機能異常
    器質性→慢性硬膜下血腫,くも膜下出血
  • 陽性症状(シュナイダーの一級症状) 4つ以上 健康な時にはなか ったが病気になって現れた症状
    ・ 考想化声 (自分の考えが声として聞こえてくる)
    ・話しかけと応答の形の幻聴
    ・自己の行為に随伴して口出しする形の幻聴
    ・ 妄想知覚 (知覚に対して特殊な意味付けをする)
    ・身体への影響体験
    ・ 考想伝播 (自分の考えが他人に伝わる)
    ・させられ体験(自分の行動が他人に操られている)
    ・ 思考奪取 (自分の考えが抜き取られる)
  • 陰性症状(ブロイラーの4A) 4つ 健康な時には保たれ ていたものが病気になって失わ れた症状
    ・連合弛緩(Association)
    ・感情障害(Affection)
    ・自閉(Autism)
    ・両価性(Ambivalence)
  • 一次妄想,3つ
    ・妄想気分(何か不気味で大変なことが起こりそうだという不安)
    ・妄想知覚(何か見たり,聞いたりしたことに対して,脈絡のない妄想をしてしまう)
    ・妄想着想(突然頭に浮かんだことをそのまま確信する)
    統合失調症に見られる
  • 二次妄想,2つ
    ・被害妄想(統合失調症に特徴的):迫害妄想,被毒妄想,嫉妬妄想など
    ・誇大妄想(躁病に特徴的):発明妄想,宗教妄想,血統妄想,恋愛妄想
    ・微小妄想(うつ病に特徴的):罪業妄想,貧困妄想,心気妄想
  • 緊張型症候群とは
    統合失調症に合併し,興奮や昏迷,カタレプシーが認められる. カタレプシーとは他動的に取らせた姿勢をそのまま保ち続けること
  • 定型抗精神病薬
    定型抗精神病薬(ハロペリドールなど)は抗ドパミン作用を有し,陽性症状には効果があるが陰性症状は悪化させる.副作用として黒質線条体路のブロックによるパーキンソニズム,漏斗下垂体路のブロックによる高プロラクチン血症がある.
  • 非定型抗精神病薬
    非定型抗精神病薬は様々な受容体に作用するのが特徴である.代表的な薬剤 のうち,リスペリドンは副作用に高プロラクチン血症がある.オランザピンやクエチアピンは高血糖 をきたすため,糖尿病患者には禁忌である.
  • うつ病の中核症状
    抑うつ気分,興味と喜びの喪失,疲労感と活動性の減少に加え,罪悪感や集中困難,思考制止,希死念慮,食欲低下・体重減少,睡眠障害,微小妄想がみられる.
  • うつ病の治療薬
    薬物療法は抗うつ薬(SSRI,SNRI,三環系抗うつ薬など)が基本で,抗精神病
    薬や抗不安薬,睡眠薬を併用することがある.
  • 双極性障害の症状
    ・爽快気分
    ・自尊心肥大
    ・行為心迫,多弁
    ・観念奔逸
    ・衝動性亢進
    ・不眠
    ・注意散漫
    ・誇大妄想
  • 双極性障害の治療薬
    気分安定薬である炭酸リチウム,バルプロ酸,カルバマゼピン,ラモ
    トリギン.
    抗精神病薬を併用することがある.抗うつ薬は躁転のリスクをあげる.
  • 薬物依存の原因薬物は抑制剤,興奮剤,幻覚剤の代表例
    ・抑制剤:麻薬(狭義),アルコール,バルビツール酸,ベンゾジアゼピン
    ・興奮剤:覚醒剤(アンフェタミン,メタンフェタミン),MDMA,コカイン,ニコチン
    ・幻覚剤:LSD,有機溶剤,大麻
  • 精神依存きたす薬剤
    依存性薬物の全てが精神依存をきたす. 精神依存は薬物摂取への強迫的な欲求がある状態で,そのために生活が乱される.
  • 身体依存きたす薬剤 身体依存とは,薬物を摂取することで生理的な平衡状態を保っている状態で,断薬すると身体的な離脱症状が生じる.
    抑制剤全般(麻薬(モルヒネ,ヘロイン,コデイン),アルコール,バルビツール酸,ベンゾジアゼピンなど)とニコチン 覚醒剤(メタンフェタミンなど)や幻覚剤,有機溶剤など”〜剤”系は身体依存なしと覚える
  • 耐性を生じない薬物
    コカインと大麻
  • 逆耐性を生じる薬物 覚醒剤の長期使用により脳に永続的な再燃準備状態が形成され,少量の覚醒剤使用でも幻覚妄想が容易に再燃するようになる現象である.
    覚醒剤(アンフェタミン,メタンフェタミン)
  • 脳波でα波,β波が見られるのはどのような時か?
    覚醒:開眼時はβ波,閉眼時はα波
    REM睡眠:β波,θ波
    第1段階:θ波,瘤波(hump)の出現
    第2段階:紡錘波(spindle),K複合波
    第3・4段階:δ波
  • ナルコレプシーで見られる4主徴
    ・日中の強い眠気と睡眠発作
    ・情動脱力発作( カタプレキシー )
    ・睡眠麻痺(金縛り)
    ・入眠時幻覚
  • 連合弛緩,減裂思考,言葉のサラダ,思考途絶に特徴的な疾患は?
    統合失調症
  • 境界性パーソナリティ障害の症状4つ
    ・同一性の混乱
    ・見捨てられ不安,理想化とこき下ろし
    ・慢性的な空虚感
    ・自傷行為
  • 保続,迂遠に特徴的な疾患は?
    脳血管障害
    保続:直前の反応を切り換えられないため思考が前に進まない.
    迂遠:細部にまでこだわるため,要領よく思考目標に達せず,まわりくどい.
  • 抗精神病薬の副作用
    ジストニアやパーキンソニズムなどの錐体外路症,高プロラクチン血症,高脂血症,高血糖,無顆粒球症,悪性症候群
  • Tourette症候群とは
    〔概念〕複数の運動チックと音声チック両方が同時に存在するとは限らないが,1年以上持続する.汚言がみられることも多い.
    〔疫学〕学童期に好発し,男児に多い.遺伝的要因が考えられている.
    〔治療〕心理・社会的介入に加え,抗精神病薬のリスペリドン,ハロペリドール,アリピプラゾールなどを用いる.
    ※チックを注意してはいけない(注意されることにより増悪する).
  • 適応障害とは
    生活の変化やストレスに対して個人が順応していく時期に発症する.抑うつ気分や不安などの情緒障害や苦悩により生活に支障をきたす.要因となる出来事が生じてから1ヶ月以内に発症し,通常6ヵ月を超えない. 適応障害は脆弱なストレス耐性を背景に発症するのに対し,急性ストレス障害と外傷後ストレス障害は強大なストレスが発症要因となる.
  • 中毒性精神障害を起こしやすい化学物質4つ
    一酸化炭素,水銀,硫化水素,シアン化物,鉛,有機リン,カーバメート
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療薬は?
    薬物療法としてメチルフェニデート,アトモキセチンが用いられる. メチルフェニデートといえばADHDとナルコレプシー
  • 強迫性障害の治療薬は?
    選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
  • アルコールの早期離脱と後期離脱の症状はそれぞれ何か?
    早期離脱では不眠や不安,全身けいれん,発汗などをきたす.
    後期離脱では虫などの小動物幻視や,見当識障害,激しい自律神経症状など,振戦せん妄を生じる.
    治療薬はベンゾジアゼピン系(ジアゼパムなど)
  • 神経食思不振症のホルモン動態(GH,コルチゾール,甲状腺ホルモン,性ホルモン)
    ストレス:CRH↑(ACTH↑,CORT↑),GnRH↓(LH・FSH↓,E・P↓)
    血糖↓:インスリン↓,GH↑,CORT↑
    代謝↓:FT3↓
  • Refeeding症候群治療は?
    長期の低栄養状態に急激に糖質が流入することで低P・K・Mg血症などを生じ,心不全や呼吸不全,意識障害,肝機能障害などをきたす.再栄養は経口・経腸で少量から行い,高リスクの患者にはPを含む電解質,血糖値,心機能のモニタリングを行う.またWernicke脳症予防でビタミンB1を加えて高カロリー輸液.
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よく頑張りました
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