暗記

One 2022年08月24日 カード15 いいね0

ブルセラ病の本気を見ました。炭疽の暗記くらい凄く面倒だから早めの対策必要。

ビューア設定

[Enter]でカードをめくります。キーボードショートカット

牛ブルセラ病
  • 病原菌
    Brucella melitensis biovar
    Abortus(Cow),
    Melitensis(Goat and Sheep)
    Suis(Pig),
    Ovis(Sheep),
    Canis(Dog)
  • 病原菌の性状
    グラム陰性球菌~短桿菌
    好気性(biovar.AbortusはCO2要求性)
    細胞内寄生菌
    5%ウマ血清・1%ブドウ糖寒天培地で帯青色透明、光沢のあるS型集落を形成する。発育は非常に遅い。
    BSL3(Bio Security Level 3)
  • 疫学(世界)
    地中海・アラビア湾・インド・中南米で多発
  • 疫学(日本)
    ほぼ清浄化がなされている。
    定期検査(5年に1回以上)を行い、抗体保有牛を摘発・淘汰。
    細菌分離は陰性であるから、輸入牛の防疫が重要である。
  • 感染経路
    経口・経皮・交尾・粘膜感染など全ての感染経路で感染が成立する。
    特に流産胎児、胎盤、悪露、精液、乳汁に大量の菌が存在するため感染源として重要。
  • 感染環(図で描けると良い)
    感染した動物(牛・緬羊・ヤギ・豚など)の流死産
    ⇒流産胎児が生まれる。
    ⇒これに触れた食品や特定の職業の人(獣医師・飼育管理者など)が感染
    ⇒汚染された資料や飲水・畜舎・放牧地を介して全ての感染経路で感染がおきる
    ⇒感染した動物の流死産(繰り返し)
  • 症状(牛)
    流産・不妊・乳房炎・精巣炎・関節炎・膿瘍形成
    妊娠後期(7~8ヵ月)の流産が多い。
    生殖器付近に紅潮、血様分泌物、流産胎児の皮下および筋膜下に血様漿液性浸潤が見られる。
    通常発熱・食欲不信は見られない。
  • 症状(他の動物/ヒト)
    動物:流産・精巣炎が主だが妊期関係なく起きる
    ヒト:波状熱・関節痛・疲労・鬱状態・流産
  • 発病機序
  • 診断(細菌学的)
    1.菌分離:乳汁を材料として5%ウマ或いはウシ血清および1%ブドウ糖添加培地に接種し、10%CO2下で2~4日間培養する
    2.菌種同定
    3.PCR
  • 診断(血清学的)
    ブルセラ急速凝集反応
    (ミルクリングテスト)(現在ほとんど用いられていないから不要)
    試験管凝集反応・ELISA
    CF反応
  • 診断(病理学的)
    脾臓・リンパ節・精巣・胎盤・子宮などに肉芽腫性病変が見られる。
    これをブルセラ結節という。
  • 診断法の機序、どうしますか?
    ①ブルセラ急速凝集反応
    陽性となった場合にはまだ殺処分としない
    ②ブルセラ試験管凝集反応
    陽性となった場合にはまだ殺処分としない
    ③ブルセラCF反応
    陽性となった場合にはまだ殺処分としない
    2週間後に再試験をして陽性の場合殺処分とする
  • 予防(疫学が言えれば十分)
    定期的な検査(5年に1回以上行い、摘発・淘汰する)
    現在は清浄確認検査に移行している
    治療は行わない
  • ヒトのブルセラ病について知っているところを書いてください。
    ・感染症法では4類感染症(届出)に指定
    ・主として山羊型、ウシ型の感染で乳製品、肉製品による。稀に犬型があるので注意。
    ・症状は2~8週間の潜伏期間の後、波状熱、脾腫、流産などがある。
  • テストする
よく頑張りました
暗記スタート