HIJJY 成人のパーソナリティ及び行動の障害 2

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HIJJY 2024年08月16日 カード85 いいね0

自己愛性、回避性(不安性) 反社会性 パーソナリティ障害 破局体験ん後の持続的パーソナリティ変化

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HIJJY 成人のパーソナリティ及び行動の障害 2
  • 自己愛性パーソナリティ障害とは
    自分の能力を過大評価し業績を誇張する。自分が優れている,独特である,または特別であると考えている。しばしば他者に関する価値および業績の過小評価を含意する。共感の欠如、独自であること、他者に対して尊大、自分勝手であるがその裏で自尊心は脆い。また若さ、美しさを求め、甥に対して脆弱
  • 自己愛性パーソナリティ障害について、常に自信に満ちているため抑うつは呈しにくい
    × 自信に満ちているように見えても実際は自尊心は脆弱
  • 自己愛性パーソナリティ障害は他者に表面的な同情は示さない
    他者に同情を示すことができるが、自身の社会的評価や利益のためである
  • 自己愛性パーソナリティ障害の患者は、批判的な他者に対してはへり下って取り入ろうとする
    × 他者からの批判にほとんど取り合わない(が、実は敏感である)
  • 自己愛性パーソナリティ障害の親を持つと子供の発症リスクは増加する
  • 自己愛性パーソナリティ障害は若さに固執し加齢を嫌がる
  • 自己愛性パーソナリティ障害で治療者が感じる逆転移の例(見るだけ)
    自慢話に退屈さを感じて辟易とする 治療者を自身の延長として理想化している場合、理想的な関係を提供したくなる。 聖愛的な関係を空想したり守ってあげたい気持ちになるのは演技性PDやBPDの場合である
  • 自己愛性パーソナリティ障害の治療を行う上で大切なもの
    患者本人の動機づけが何より重要である。
  • 自己愛性パーソナリティ障害の患者が治療を拒否している場合の対応
    本人が望めば治療は受けられることは説明し、本人の動機づけを待つ。いったん終診としても良い
  • 自己愛性パーソナリティ障害では、認知行動療法、集団精神療法、どちらが適応か
    集団精神療法 他者への共感性を育むことを狙う。
  • 自己愛性パーソナリティ障害について、理想的な愛の空想に囚われている
    ○ 自分は特権階級で相応しいと付き合いたい(男も女も)という思いがある。
  • 自己愛性パーソナリティ障害は他者からの明確な拒絶を意に介さない。
    × 他者からの拒絶や批判に対して非常に過敏である。
  • 回避性(不安性)パーソナリティ障害とは
    回避性パーソナリティ障害の患者は、自分が拒絶されたり、批判されたり、恥をかいたりすることを恐れるために、そのような反応を経験する可能性のある状況を回避します。人との交流を強く望むが、拒絶や否定を極端に恐れるため、絶対に受容されることが明らかな関係以外は回避し、社交恐怖を示したりする
  • 回避性パーソナリティ障害は、社交恐怖との類縁性がある
  • 回避性パーソナリティ障害にはアサーショントレーニングが有効である
  • アサーショントレーニングとは
    アサーショントレーニングとは、主にコミュニケーションや人間関係のスキルを向上させるためのトレーニング手法です。個人が自分の意見や感情を明確に表現するための能力の向上を目的としています。アサーションとは、自分も相手も大切にした自己表現やコミュニケーションのことです。 アサーションができている状態を「アサーティブ」と表現します
  • 回避性パーソナリティ障害の性差は
    データがなくどちらとも言えない
  • 回避性パーソナリティ障害における精神療法では、積極的に外界との宿題を出していく
    × 社会的な課題は慎重に行う必要がある
  • 回避性パーソナリティ障害と最も類似した臨床像を呈するパーソナリティ障害は?
    依存性パーソナリティ障害 (対人関係の過敏さ、自己評価の低さなど)
  • 回避性パーソナリティ障害は本来社会的交流を望んでいないという点で、統合失調質パーソナリティ障害と類似している
    × 統合失調質パーソナリティ障害は孤独を好むが、回避性パーソナリティ障害は、表面的に孤立しても実は社会への参加を強く望んでいる
  • 反(非)社会性パーソナリティ障害とは
    反社会性パーソナリティ障害は、社会の規範を破り、他人を欺いたり権利を侵害したりすることに罪悪感を持たない障害です。精神病質、社会病質、あるいは非社会性パーソナリティ障害とも呼ばれます。診断するには、少なくとも18歳以上で、15歳以前にいくつかの素行症の症状が出現していることなどが要件になります。素行症とは、社会から要求される規範や規則を守らない行動の反復、持続です。
  • 反社会性パーソナリティ障害は、人間関係を築くこと自体が困難である
    × しばしば魅力的で愛想良く、言葉巧みに他者を騙したり利用したりすることができる。
  • 反社会性パーソナリティ障害は、行為障害と関係している。
    ○ DSM -5では、反社会性パーソナリティ障害は、15歳以前に行為障害(素行症)を発症していることが条件である
  • 反社会性パーソナリティ障害では、症状は永続的であり、治療なしには軽減されない
    × 一部は治療の有無に関わらず成長するにつれ症状が軽減していくことがある
  • 反社会性パーソナリティ障害において、自助グループは役にたつ
    ○ 自身の行動を改善させる動機づけのために自助グループは効果がある
  • 反社会性パーソナリティ障害の治療導入の前に、患者の破壊的な行動に制限をかけることが重要である
    ○ 反社会的、自己破壊的な行動に対処する前に確固とした制限が必要である
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害とは
    シゾイドパーソナリティ障害は,社会的関係からの離脱および全般的な無関心ならびに対人関係における感情の幅の狭さの広汎なパターンを特徴とする。治療は認知行動療法による。冷たい、よそよそしいなど。
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害は親しい友人がいない
    ○ ほとんどいつも孤立した行動をし、第一度親族以外は親しい、信頼できる友人がいない
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害は、他者に対する見かけ上の無関心を認める
    ○ よそよそしく、他人への関心がないように見える。(が、実は他者への愛情や他者を求める気持ちがある)
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害は、翔さんには無関心で、批判には過敏である
    × 賞賛にも批判にも無関心である
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害は社会的規範や習慣には関心があるか
    無関心である
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害では迷信への囚われがある
    × 統合失調型パーソナリティ障害の特徴である
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害は関係念慮が見られる
    関係念慮は統合失調型パーソナリティ障害で見られる
  • 関係念慮とは
    関係念慮(日常の出来事が自分にとって個人的な特別な意味をもつ,あるいは自分個人に向けられた特別な意味や重要性をもっていると思い込むこと)
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害は他者に対しては全くの無関心である
    × 見かけ上は無関心だが、他者を求める気持ちは確かにある
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害は、曖昧で周りくどい話し方をする
    × これは統合失調型パーソナリティ障害の特徴である
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害は、妄想性障害に発展することがある。
    × 妄想性障害や統合失調症に発展する確率は多くない
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害は、性的な関心に無関心である
    ○ 無関心か、あったとしても少ししかない
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害では、不信感と猜疑心が前景に立つ
    × 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害は無関心、よそよそしい。不信感、猜疑心が強いのは妄想性パーソナリティ障害である
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害に用いられる非薬物療法
    精神分析的精神療法や集団療法。ただし患者が親密な関係を持つことに困難を感じていることに配慮が必要
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害では過度に内省や空想に没頭する
    ○ 現実の対人関係を避けるので空想や内省に没頭する
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害は男性女性どちらに多いか
    若干男性に多く、障害の程度も男性が強い
  • 統合失調質(シゾイド)パーソナリティ障害においては個人精神療法よりも先に集団精神療法の導入を検討する
    × 集団の中での相互交流は強烈に不安をもたらす。まずは個人精神療法から開始する
  • 統合失調型パーソナリティ障害とは
    統合失調症に似た奇異な行動と、思考、感情の障害が特徴で、親密な関係に対する強い不快感およびそのような関係を築く能力の低さ,認知および知覚の歪み,ならびに風変わりな行動の広汎なパターンを特徴とする。
  • 統合失調型パーソナリティ障害の特徴(見るだけ)
    統合失調型パーソナリティ障害は、認知的、知覚的歪曲と風変わりな行動があることが特徴です。具体的には、 偶然の出来事や事件に対して誤った解釈をして、普通でない意味付けをする(特に人に対して見られる) 奇妙な信念(迷信、テレパシー、第六感)を持っており、行動に影響を及ぼしている 誰もいないのに誰かがいるように感じるなど、話が曖昧だったり、細部にこだわりすぎたり、紋切り型に見えるなど、考え方や話し方が奇異 変に疑い深く、妄想的 TPOに合わせた服装ができない対人関係を煩わしいものだと思っている 慣れない人が多い環境だと不安を感じ、時間が経ってもその不安は簡単には弱まらない
  • 統合失調型パーソナリティ障害は、女性に多い
    はっきりしない。統合失調症も性差がないので、同じと覚える
  • 統合失調型パーソナリティ障害は、社会不安が顕著である
    過剰な社会不安、社交不安があるのが特徴
  • 統合失調型パーソナリティ障害は、関係妄想を認める
    × 関係念慮を認める。関係妄想は認めない。(ひっかけ)
  • 関係妄想とは
    何でも自分に関係があると思い込むことで、テレビやインターネットで芸能人が自分のことを馬鹿にしている、など。
  • 統合失調型パーソナリティ障害では、近親者に統合失調症患者が多い
  • 統合失調型パーソナリティ障害は、他者の否定的感情に敏感である
    ○ だから不安が大きい。
  • 統合失調型パーソナリティ障害は、ICD-10で言うと何に当たるか
    統合失調型障害
  • 統合失調型パーソナリティ障害では社会から孤立する
    ○ 第一親族以外、親しい人がいない。
  • 統合失調型パーソナリティ障害では強いこだわり、固執を認める
    × 広汎性発達障害などで認められる
  • 統合失調型パーソナリティ障害では、猜疑心が強い
  • 統合失調型パーソナリティ障害では妄想様観念が強い
    ○ (ただし関係妄想は認めないのでテストで注意)
  • 依存性パーソナリティ障害とは
    依存性パーソナリティ障害とは、面倒を見てもらいたいという広範で過剰な欲求があり、他者に従い、しがみつくような態度をとり、分離に対する恐怖を持つ障害です。 何も自分1人では決められず、例えば今日来ていく服でさえ、誰かに決めてもらわなくてはいけないという人もいます。
  • BPDは理想化と脱価値化だが、依存性パーソナリティ障害は?
    理想化と否認(特に怒りなどの感情の否認)依存性PDにおいて、脱価値化に注意する→×
  • 依存性パーソナリティ障害において、治療で改善した点を褒めると良い
    × 改善点を褒めると、患者は治療が終結していると心配し、逆説的に悪化することがある
  • 依存性パーソナリティ障害では、患者の欲求不満耐性を高めることが重要である
    ○ 自分で考え、行動できるようにならなければならない
  • 二人組精神病で多いパーソナリティ障害は
    依存性パーソナリティ障害(どちらか1人は通常依存性PDである)
  • 依存性パーソナリティ障害は、幼児期に慢性の身体疾患のあった人に生じやすい
    ○ 病気の自分になんでも親が世話していてくれた過去があるため。
  • 依存性パーソナリティ障害は、依存の対象を求めて不特定多数の他者の間を渡り歩く
    × 通常は1人の人との長期的な関係を重視する
  • 依存性パーソナリティ障害は、身体的、精神的に妨げられやすい
    ○ 自己主張できないため、いじめの対象などにもなりやすい
  • 依存性パーソナリティ障害は、面接に協力的だが、内面に関する質問の返答を避ける傾向がある
    × 協力的で特殊な質問も歓迎し、指示に従おうとする
  • 「精神科的疾病後の持続的パーソナリティ変化」とは何か
    ★「重篤な精神疾患の罹患歴が外傷体験」となり、回復後にパーソナリティが変化し、適応を欠いたものとなり持続するもの
  • 「精神科的疾病後の持続的パーソナリティ変化」の特徴(見るだけ)
    臨床的特徴として (a) 他人への過度の依存と要求的態度。 (b) 以前の疾病によって変わった、あるいは烙印を押されたと確信し、親密で信頼感のある人間関係をつくり上げ、維持していくことができなくなり、社会的な孤立にまでいたる。 (c) 受動性、興味の減退および娯楽活動への参加の減少。 (d) 絶えず病気であると訴え、心気的な主張や病気を表す行動をともなうことがある。 (e) 現在の精神障害あるいは残遺的な感情症状をともなう先行する精神障害の存在に由来しない、不機嫌あるいは気分の不安定。 (f) 病前の状況に比べて社会的および職業的機能の著しい障害がある。 上記の症状が2年以上の期間存在していなければなりません。
  • 「精神科的疾病後の持続的パーソナリティ変化」は誇大性や尊大さが目立つ
    × 他者への過度な依存性、自尊心の萎縮、社会活動からの引きこもりが認められる
  • 「精神科的疾病後の持続的パーソナリティ変化」は統合失調症の残遺状態によるものが代表である
    × 統合失調症の残遺状態によるものは含まれないことも特徴である
  • 「精神科的疾病後の持続的パーソナリティ変化」は先行するパーソナリティ変化が先鋭化する。
    × 診断基準では発症前になんらかのパーソナリティー障害が先行する必要はない
  • 使わなくなった古いものでも捨てられないのは何のパーソナリティ障害か
    強迫性パーソナリティ障害
  • 「破局体験後の持続的パーソナリティ変化」とは
    強制収容所、拷問などの極端なストレス体験に持続的にさらされた後のパーソナリティ変化のこと。
  • 「破局体験後の持続的パーソナリティ変化」の特徴
    敵対心、猜疑心、社会的引きこもり、空虚感、虚無感、脅かされている感覚、よそよそしさなど
  • 「破局体験後の持続的パーソナリティ変化」では、PTSDに続発している必要がある
    × 診断基準には含まれない PTSDは先立って存在していてもよいが、PTSDがなくても(PTSDの病相期なしに)発症することがある
  • 「破局体験後の持続的パーソナリティ変化」で最も多いのは交通事故である
    × 体験は持続的である必要があり単発の交通事故は「破局体験後の持続的パーソナリティ変化」には含まれない
  • 「破局体験後の持続的パーソナリティ変化」の診断基準(ICD-10)
    a) 世間に対する敵対的なあるいは疑い深い態度 (b) 社会的な引きこもり (c) 空虚感あるいは無力感 (d) あたかも絶えず脅かされているような「危機に瀕している」という慢性的な感情 (e) よそよそしさ このパーソナリティ変化は少なくとも2年間存在していなければならず、それ以前のパーソナリティ障害、あるいは心的外傷後ストレス障害以外の精神障害に起因するものであってはならない
  • 「破局体験後の持続的パーソナリティ変化」では、症状は何年以上続いている必要があるか
    2年
  • パーソナリティ障害は遺伝的基盤はない
    ×
  • パーソナリティ障害の症状は自我親和的、他我和親和的、どちらか
    自我親和的である。他人から症状と見えるものでも自身は違和感や不安感を抱かない
  • パーソナリティ障害が事例化する年齢
    青年期から成人期早期
  • 依存性パーソナリティ障害では、他のパーソナリティ障害との鑑別は比較的容易である
    × 依存の特性は多くの精神疾患で見出されるので、鑑別診断はややもすると難しいものがあります。依存は演技性パーソナリティ障害と境界性パーソナリティ障害の患者における目立った要因です。しかし、依存性パーソナリティ障害の人は次々といろいろな人に依存するというより、むしろ1人の人と長期の関係をもち、彼らには明らかに操作的な傾向はありません。
  • 回避性パーソナリティ障害について、幼少期に臆病な人は将来的にこの病気になりやすい
    ○  回避性パーソナリティ障害(Avoidant Personality Disorder, APD)は、幼少期に臆病な性格の人が罹患しやすいとされています1。また、親からの肯定的な評価を受けずに育ったり、学校で長期間いじめに遭うなどの経験がある人も、この障害を発症するリスクが高いと考えられています。臆病だから予めストレスになりそうなことを回避すると覚える
  • 回避性パーソナリティ障害について、自信なさげな振る舞いの背後には、強烈な自尊心が潜んでいる
    × 自尊心の低さが潜んでいる。実際には、回避性パーソナリティ障害を持つ人々は自己肯定感が低く、他人からの評価を過度に気にする傾向があります1。彼らはしばしば、自分には魅力がないと感じたり、社会不適合者だという信念を持っていることがあります。
  • 統合失調質パーソナリティ障害、統合失調型パーソナリティ障害の双方について、治療関係の内在化が重要である
  • 治療関係の内在化とは
    治療関係の内在化とは、心理療法において、クライエントがセラピストとの関係性やセラピーの経験を自己の内面に取り込み、それを自分自身の一部として統合するプロセスを指します。このプロセスを通じて、クライエントはセラピストから学んだ健康的な対処機制や行動パターンを自己のものとし、セラピストが物理的にいない場合でもそれらを活用できるようになります。
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