-
RNAウイルスのうち、DNAが環状であるもの。
デルタ
-
RNAウイルスのうち、DNAが線状かつ分節状であるもの。
レオ、ビルナ、
オルトミクソ、
ブニヤ、アレナ(ブニヤ目)、
ノダ
-
RNAウイルスでDNAが分節であるもののうち、特に分節が多いもの
レオ、オルトミクソ(10~12)
-
粒子の大きさが30nm以下である極小ウイルス(6つ)
パルボ、サーコ、ピコルナ、カリシ
-
粒子の大きさが50nm以下の小ウイルス
ポリオ―マ、へパドナ
-
粒子が100nm以上ある大ウイルス(7科)
ポックス、アスファ、イリド、ヘルペス、パラミクソ、ラブド、フィロ
-
細胞質内でDNA転写・複製を行うもの(2科)
ポックス、アスファ
(ウイルス粒子内にDNA依存性RNAポリメラーゼをもち、宿主核内のものは使わない)
-
核内と細胞質の両方でDNA転写・複製を行うウイルス
イリド
-
アンビセンス鎖とは何で、どのウイルスか
+鎖と-鎖両方の機能をもつ
ブニヤ、アレナ(ブニヤ目)の一部とサーコ
具体的にはリフトバレー、重症熱性血小板減少症、トマト黄化エゾウイルス
-
核内封入体を形成するウイルス科(6)
ヘルペス:CowdryA)
アデノ、パピローマ、パルボ、ボルナ、サーコ(鶏貧血)
-
細胞質内封入体を形成するウイルス科(4)
ポックス:ボリンゲル
ラブド:ネグリ
パラミクソ(牛RS,イヌパラ)、サーコ(PMWS)
-
細胞質内と核内の両方に封入体を形成するウイルス科(1)
パラミクソ(牛パラ、イヌジス、牛疫系)
-
ポック法でウイルス力価を測定するのは主にどの科か
ポックス、ヘルペス
-
尿膜腔内接種で分離するのはどのウイルスか
ニューカッスル、鳥インフル
-
ポック法接種で分離するのはどのウイルスか
鳥伝染性喉頭気管炎、鶏当、伝染性ファブリキウス嚢円
-
卵黄嚢内接種で分離するのはどのウイルスか
マレック病、鶏脳脊髄炎、オウム病
-
遺伝子再集合が起こるのはどんなウイルス科か。
RNAウイルスで、分節ゲノムであるもの
-
ニドウイルス目の複製過程の特徴を答えよ
”nested set"(3’末端に共通の遺伝子配列を有し、5’末端側の一種類のみ翻訳されるサブゲノミックmRNA)を合成
サブゲノミックmRNAとはウイルス蛋白をコードするmRNAのこと
-
外毒素とはなにか
菌体外に能動的に放出される毒素。
抗原性が強く、トキソイド化可能。
易熱性のタンパク質、またはペプチド
-
内毒素とはなにか
エンドトキシン。グラム陰性菌の外膜成分で、リボ多糖などからなる
生体反応性が強い。微量でも毒性がある
-
鞭毛を構成するタンパク質はなにか
フラジェリン
-
線毛を構成するタンパク質はなにか
ピリン
-
莢膜はふつう多糖体からなるが、炭疽ではなにで構成されるか
d-グルタミン酸ポリペプチド
-
マイコプラズマが通常の細菌と比べて欠くものはなにか
細胞膜、リボゾーム以外の細胞小器官
目玉焼き状集落をつくる。寒天培地で培養できる最小の病原体
なお、らい菌Mycobacterium lepraeだけは培養できない
-
リケッチアが通常の細菌と比べて欠くものはなにか
とくにない
細胞内偏性寄生菌だが、細胞壁をもち、不完全ながらATP産生能をもち、2分裂増殖する
-
クラミジアが通常の細菌と比べて欠くものはなにか
自己代謝系、ATP産生能
細胞膜をもつが、基本小体→網様体→中間体(封入体)→基本招待の特殊な増殖環をもつ。
網様体にはテトラサイクリン系抗生物質がきく
-
低温適応変異体とはなにか
条件致死変異体(特定の条件下で致死となるが他の許容条件下では増殖できる)のひとつ。さらに温度感受性変異体のひとつで、低温以外では致死となるもの。
生ワクチンの弱毒株に用いる
-
腸内細菌科に鞭毛はあるかないか
通常ある
-
バチルス属に鞭毛はあるかないか
通常ある
-
炭疽菌に鞭毛はあるかないか
ない(バチルスにおける例外)
-
シゲラ属、クレブシエラ属に鞭毛はあるかないか
ない(腸内細菌科における例外)
-
不捻感染とはなにか
ウイルスが感染したにも関わらず、子ウイルスの複製がみられないこと
-
ウイルスの干渉現象とはなにか
ウイルスが共感染したとき、一方または両方のウイルスの増殖が阻害されること
-
欠損干渉とはなにか
遺伝子欠損のために不捻感染を起こすウイルスが、野生株と共感染したとき、野生株の増殖を抑制すること
RNAウイルスでおこる
-
ウイルスの相補現象とはなにか
増殖膿の欠損により不捻感染を起こすウイルスが、共感染によって増殖能を補完されること
アデノ随伴ウイルスとヘルパーウイルスの組など
-
クオーラムセンシングとはなにか
細菌が自己誘導分子を放出して周囲の同種とコミュニケーションをとり、遺伝子発現や表現型を制御すること
-
パソジェニティー・アイランドとはなにか
遺伝子の中の、病原性に関わる部分
-
サプレッサー変異とはなにか
ある変異型の遺伝子を正常に戻すような変異
-
2成分調節系とはなにか
ヒスチジンキナーゼとレスポンスレギュレータからなる、細菌の情報処理機構、ないし環境応答機構
-
カタボライト抑制(カタボライトリプレッション)とはなにか
細菌のある代謝産物が、別の酵素や代謝経路を阻害すること
糖類の利用優先度に差があるのはこの仕組みによる
-
リゾスタフィン耐性試験とはなにか
バンコマイシン耐性性ブドウ球菌を検出する試験
-
スピロヘータで、特異な形態を示すもの
レプトスピラ:細かい螺旋状で、両端が半円形に反る
ブラキスピラ:波打ちはゆるく、大きく、平面状である
-
イヌアデノウィルス1型が引き起こす疾病はなにか
伝染性肝炎
-
スパイクをもつウイルスはなにか(10)
ヘルペス(密)、アデノ(疎)
モノネガ、アレナ、オルトミクソ、
アルテリ、コロナ、アストロ(疎、小)
スピナレオ、
レトロ
-
Ashdown培地で皺状コロニーをつくるのはなにか
類鼻疽菌
-
von Magnus現象とはなにか
インフルエンザウイルスによる自家干渉を特にこう呼ぶ。
同種ウイルスが濃厚感染したとき、ウイルスが次第に増殖能を失ったものに置き換わっていくこと。
-
V因子、X因子とはそれぞれなにか
V:NAD、X:ヘミンまたはポルフィリン
ヘモフィルスは必ずV因子要求性である
-
染色体数が2以上である細菌
レプトスピラ、Vibrio Cholerae、バークホルデリア、バチルスなど
バークホルデリアのうちの1種のみ(?)3
-
サルモネラで、硫化水素産生能がないもの
S.GalinarumとPullurum(家禽チフスとひな白痢)、Abortusequi
それ以外の家禽サルモネラは鶏パラチフスとよぶ
また、Galinarumは運動性がない
-
サルモネラで、運動性がないもの
S.Galinarum
その他mのサルモネラは周毛性鞭毛をもつ
-
エピソームとはなにか
ヘルペスなどの潜伏感染時におけるゲノム形態のこと。プラスミドの一種として扱われ、環状である
-
パルボウイルスが感染しやすいのはどこか
腸陰窩の上皮細胞
-
2019年に初めて国内発生したサルとの人獣共通感染症
Bウイルス
-
サル痘の流行をみたのはいつ、どこか
2022年、欧米で その前は2003年アメリカの輸入例
国内発生例はない。常在地はアフリカ(ナイジェリア、コンゴ)など
-
鶏白血病とマレック病はともにF嚢を侵すが、鑑別点
マレック病はT細胞性なのでリンパ濾胞を侵さない
白血病はリンパ濾胞に入る
-