-
齏塩
701
せいえん
┌1.ハジカミやニンニクなどのつけもの。
└2.転じて、粗食。〈新漢和大字典〉
┌素食をいう。〈字源〉
●H26-2㈠
-
根蔕
702
こんてい
┌1.根元と果実のへた。
└2.転じて、物事のよりどころ。物事の土台。〈漢字源〉
┌1.ねもとと、へたと。
└2.物事の土台。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
筌蹄
703
せんてい
┌手段。〈字通〉
┌1.魚をとるうえと、うさぎをとらえるわな。魚やうさぎをとらえる道具で、目的を達すると忘れられてしまうもの。転じて、目的を達成するまでの方便、本質に対する末枝の類。
├2.手引き。また、手引き書。
└3.士大夫(シタイフ:知識階級や科挙に合格して官職にある者)が講和するときに用いた払子(ホッス:獣毛などを束ね、これに柄をつけて蚊虻を追い払う道具)の類。〈漢字源〉
┌1.目的を達成するための方便や手段。
└2.案内。手引き。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
酖毒
704
ちんどく
┌鴆(チン)という鳥の羽にある猛毒。転じて、猛毒。毒物。≒鴆毒〈大辞泉〉
┌中国にすむといわれる、酖(チン)という鳥の羽にある猛毒。その羽を浸した酒を飲めば死ぬという。≒鴆毒〈漢字ペディア〉
★宴安(エンアン)は酖毒・・・いたずらに遊び楽しむことは猛毒の酖毒と同じで、最後には身を滅ぼす。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
識閾
705
しきいき
┌ある意識の出現または消失の境界。意識閾。〈大辞泉〉
┌心理学で、刺激によって感覚や反応が起こる境界。無意識から意識へ、また、意識から無意識へと移る境目を言う語。閾(シキイ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
●H24-2㈠
-
冤枉
706
えんおう
┌無実の罪。冤罪。ぬれぎぬ。〈大辞泉〉
┌「冤罪」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
-
巉巌
707
ざんがん
┌切り立った険しいがけ。高くそびえた岩。〈大辞泉〉
┌≒巉嵒
├1.険しい山の岩。
└2.山が険しいさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H18-1㈠
●H22-2㈠
●H25-2㈠
●H30-1㈠
-
鬚眉
708
しゅび
┌1.ひげと、まゆ。
└2.男子のこと。〈新漢和大字典〉
┌≒須眉
├1.ひげとまゆげ。
└2.男子のこと。〈日本国語大辞典〉
★目(メ)、鏡(カガミ)を失(ウシナ)えば以(モッ)て鬚眉を正(タダ)すこと無(ナ)し…よい目があっても鏡がなければ、自分のひげやまゆ毛を整えることができない。人は常に道を鏡として己の身を正すべきであるというたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
-
眷恋
709
けんれん
┌思い慕う。心に思っていつも忘れない。≒拳攣〈新漢和大字典〉
┌思い慕うこと。〈新大字典〉
┌思いしたうこと。恋いこがれること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈠
-
詛詈
710
そり
┌のろいののしる。〈字通〉
┌のろいののしる。〈字源〉
-
地窖
711
ちこう
┌地中のあなぐら。〈漢字ペディア〉
┌地面を掘った穴。穴ぐら。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-3㈠
-
夕暉
712
せっき
┌夕日のこと。また、夕方の日影。〈漢字源〉
┌夕日。夕日の光。いりひ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
槓杆
713
こうかん
┌てこ。レバー。〈漢字源〉
┌「槓杆(テコ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
★「槓杆」で「てこ」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
榱桷
714
すいかく
┌たるき。〈漢字源〉
┌たるき。重任の人物。〈字通〉
★大(ダイ)は棟梁(トウリョウ)と為(ナ)し小(ショウ)は榱桷と為(ナ)す…大きい材木はむな木やはりとして用い、小さいのはたる木にする。才能に応じてふさわしい場所に人を登用することのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
棘心
715
きょくしん
┌1.いばらの木の芯。
└2.育てるのに苦労する幼児を、生長しにくいいばらの木の芯にたとえていうことば。〈漢字源〉
┌1.イバラの木のしん。
└2.育てるのに苦労する子どもを、生長しにくいイバラの木にたとえていう言葉。〈漢字ペディア〉
★凱風(ガイフウ)南(ミナミ)よりして彼(カ)の棘心を吹(フ)く…南のやわらかい風が吹くと、棘の若芽がすくすくとのびる。母親は子供を育てるために、優しい愛情をもってし、いろいろ苦労した。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
参商
716
しんしょう
┌1.参星(オリオン座の三つ星)と商星(さそり座のアンタレスを含む三つ星)。
└2.参星と商星が西と東に遠く離れていて、同時に天に現れないところから、親しい人と遠く離れてあわないでいること。また、いっしょにならないことのたとえ。〈新漢和大字典〉
┌1.人が遠く離れていて、会うことのないたとえ。
└2.兄弟の仲が悪いたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
巫蠱
717
ふこ
┌祈祷や、まじないをして、人をのろうこと。〈漢字源〉
┌呪虫を用いて人をのろう。〈字通〉
┌みこやまじない師。また、神に祈ったり、まじないをしたりして人をのろうこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-3㈠
●H21-2㈠
-
薤露
718
かいろ
┌漢代、貴人の葬式の時にうたう歌。〈新漢和大字典〉
┌小楽府の名。挽歌。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
賁臨
719
ひりん
┌他人が自分の家に訪れてくることを敬って言うことば。おいでになる。御光来。御光臨。〈新漢和大字典〉
┌御来臨。御光臨。〈字通〉
┌客を敬って、その来訪をいう語。光来。光臨。来臨。〈大辞泉〉
┌客が訪れてくることの敬称。お越し。≒光臨〈漢字ペディア〉
★連璧(レンペキ)賁臨・・・同時に二人の来客があること。
★「賁」には三通りの音読みがある。
├『賁:ヒ…かざる。かざり。』
├『賁:ホン…1.はしる。(≒奔)2.いさむ。』
├『賁:フン…おおきい。おおきくふくれる。』
└熟語で注目すべきは「ヒ」を用いる書き問題でも出そうな「賁臨(ヒリン)」。「フン」を用いる熟語は少ない。
◇漢字ペディア大見出し
-
劬労
720
くろう
┌体を使い減らして疲れ切る。〈漢字源〉
┌苦労して働くこと。ほねおり疲れること。つかれきること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
-
円顱
721
えんろ
┌1.まるい頭。
└2.髪をそったまるい頭。僧侶。〈大辞林〉
┌1.まるい頭。円頭。
└2.髪をそって頭をまるめた人。僧侶。〈日本国語大辞典〉
-
齔齠
722
しんちょう
語義未詳。
★おそらく齔髫(シンチョウ:幼年)と同義。
●H27-3㈠
-
繊嗇
723
せんしょく
┌金銭にこまかい。けちで、ものおしみすること。≒吝嗇、孅嗇〈新漢和大字典〉
┌やぶさかなこと。惜しむこと。≒吝嗇〈新大字典〉
┌やぶさか。≒繊悋、吝嗇〈字源〉
┌ものおしみするさま。吝嗇。〈漢辞海〉
┌金銭にこまかい。けちで、ものおしみすること。≒孅嗇、吝嗇〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H10-1㈠
-
白堊
724
はくあ
┌1.白色の土。
├2.白土をこねて塗った壁。白壁。
├3.石灰岩の一種。白色粉末状の炭酸カルシウム。
└4.白墨。チョーク。〈漢字源〉
┌1.白色の壁。
└2.石灰岩の一種。有孔虫などの死骸(シガイ)や貝殻などからできたもの。白墨・白壁塗料の原料。チョーク。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
羈軛
725
きやく
┌束縛すること。〈大辞林〉
┌牛馬をつなぎとめる道具。転じて、自由を制限すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-3㈠
-
颯颯
726
さっさつ
┌1.風が音を立てて吹くさま。
└2.人柄などが、さっぱりしたさわやかな印象を与えるさま。〈大辞泉〉
┌1.風の吹く音や雨の降る音、鈴の音などを表す語。札札。
└2.物事にこだわらず、気品があって颯爽としているさま。〈日本国語大辞典〉
┌さっと風の吹き起こるさま。また、その風の音。≒颯然〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
孩提
727
がいてい
┌骨組ができ、人に抱かれるくらいになった子ども。また、二、三歳の幼児。〈漢字源〉
┌二、三歳の子。笑うことを知り、抱きかかえられるくらいの子供の意。孩児。孩稚。〈新大字典〉
┌乳児。また、二、三歳の幼児。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
譎詭
728
けっき
┌1.いつわりあざむくこと。譎詐(ケッサ)。
└2.変わること。また、奇異なこと。〈大辞泉〉
┌人を欺き驚かす。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
●H18-2㈠
●H24-3㈠
●H28-2㈠
-
巍乎
729
ぎこ
┌高大のさま。〈字通〉
┌むっくりと盛り上がて目立つさま。≒巍然〈漢字源〉
-
厭飫
730
えんよ
┌1.食べ飽きる。また、あき足りる。満足する。
└2.いやがって避ける。あいそをつかす。〈漢字源〉
┌1.食べ飽きる。また、十分に満足する。
└2.愛想を尽かす。うんざりする。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈠
-
牆
731
しょう
★牆の壊(コワ)るるは隙(スキ)においてす…小事であるからと言って油断すれば、ついに大事に至って取り返しがつかなくなることのたとえ。〈新大字典〉
●H10-2㈠
-
扈蹕
732
こひつ
┌天子の外出につき従う。〈漢字源〉
┌天子の行幸におともする。≒扈駕〈字源〉
●H30-2㈠
-
詬罵
733
こうば
┌悪口をいって、はずかしめる。〈新漢和大字典〉
┌ののしる。〈字通〉
┌ののしり、はずかしめること。≒罵倒〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
●H22-2㈠
-
賚予
734
らいよ
┌品物など与える。〈新漢和大字典〉
┌物をたまうこと。与えること。≒賚与〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鼕鼕
735
とうとう
┌1.鼓(ツヅミ)や太鼓の鳴り響くさま。
└2.水や波の音の響くさま。〈大辞泉〉
┌1.鼓や太鼓のとんとんと鳴りひびく音。また、そのさま。
└2.波や水の流れが勢いよくたてる音。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
●H20-2㈠
-
薔薇
736
しょうび
┌木の名。バラ科の落葉低木。つる性で、茎は細長く伸びる。とげがある。ノイバラ。また、バラの総称。果実は営実と言い、薬用になる。〈新漢和大字典〉
┌ばら。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
●H28-1㈠
-
親昵
737
しんじつ
┌したしくしてなじむ。また、親しく仲の良い人。〈漢字源〉
┌よく親しみなじむこと。≒昵懇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
規箴
738
きしん
┌戒め。また、戒める。行動を取り締まる。〈漢字源〉
┌いましめること。いさめること。または、そのことば。規諫(キカン)。
◇漢字ペディア下付き
-
蜘蛛
739
ちちゅ
┌虫の名。小刻みに動いてはとどまるくも。〈漢字源〉
┌くも。〈字通〉
★「蜘蛛」で「くも」とも読む。
◇漢字ペディア小見出し
-
誅戮
740
ちゅうりく
┌罪によってころす。〈字通〉
┌罪のある者をころす。〈新漢和大字典〉
┌罪を犯した者をころすこと。罪をただしてころすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
眼瞼
741
がんけん
┌まぶた。〈漢字源〉
┌眼球の上下をおおい、開閉する部分。まぶた。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
嫋娜
742
じょうだ
┌しなやかなさま。なよなよしたさま。〈大辞林〉
┌しなやかで美しいさま。なよなよしたさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈠
-
囈語
743
げいご
┌ねごと。うわごと。〈字通〉
┌「囈語(ウワゴト」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
裹頭
744
かとう
僧の頭を袈裟(ケサ)などで包み、目だけを出した装い。かしらづつみ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
-
輒然
745
ちょうぜん
┌1.ぺたぺたとくっつくさま。
├2.密着して一体になったさま。
└3.すぐ。突然。〈新漢和大字典〉
┌1.直立して身動きしないさま。
└2.にわかなさま。突然。≒忽然〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
●H25-3㈠
●R1-1㈠
-
易簀
746
えきさく
┌病床をとりかえる意から、人の死を言う。〈漢字源〉
┌病牀をとりかえる。人の死をいう。〈字通〉
┌賢者が死ぬこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-1㈠
-
肚裡
747
とり
┌腹のうち。転じて、心のなか。≒肚裏〈漢字ペディア〉
┌腹の中。心中。≒肚裏〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H26-3㈠
-
庠序
748
しょうじょ
┌中国古代の学校。〈漢字源〉
┌学校。≒庠校〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H22-3㈠
●H25-2㈠
●R1-2㈠
-
怫鬱
749
ふつうつ
┌気がふさいで、むかむかする。〈漢字源〉
┌心のふさぐさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H23-1㈠
-
肬贅
750
ゆうぜい
┌≒贅肬
├1.いぼと、こぶ。
└2.余計なもののたとえ。〈漢字ペディア〉
┌いぼと、こぶと。無駄なものにたとえる。≒贅肬〈字源〉
┌いぼと、こぶ。無用で余分なもの。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈠
-
擒縦
751
きんしょう
┌とりこにすることと、放つこと。意のままにあやつること。〈大辞泉〉
┌とらえることと自由に放つこと。転じて、自在に扱うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
輓馬
752
ばんば
┌車を引かせるための馬。〈新漢和大字典〉
┌そりや車をひかせる馬。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鄙陋
753
ひろう
┌品性・言動などがいやしいこと。見識などが浅はかであること。また、そのさま。≒卑陋〈大辞泉〉
┌いやしくて、見聞がせまい。〈新漢和大字典〉
┌身分・行動・品性などがいやしいこと。下品なこと。≒卑陋〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
絡繹
754
らくえき
┌後から後からとつながる。人馬が行き来して往来が絶えないさま。〈漢字源〉
┌往来の絶えないさま。〈新大字典〉
┌人や車馬の往来が絶え間なく続くさま。≒駱駅〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
擺脱
755
はいだつ
┌束縛・習慣などを抜け出すこと。それらを除き去ること。〈漢字ペディア〉
┌除き去ること。ぬけ出すこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
●H13-3㈠
●H16-3㈠
-
旄倪
756
ぼうげい
┌老人と子ども。〈新漢和大字典〉
┌老人と小児。〈日本国語大辞典〉
┌老人と小児と。≒老幼〈字源〉
┌老人と子ども。老幼。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
●H26-1㈠
-
甎全
757
せんぜん
┌かわらのように、ねうちのないものとなって生きながらえる。むだに長生きする。瓦全。〈漢字源〉
┌世に尽くすこともなく、いたずらに生き長らえること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
曩祖
758
のうそ
┌先祖。祖先。〈漢字ペディア〉
┌(国)先祖。祖先。〈漢辞海〉
┌先祖。祖先。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
巷陌
759
こうはく
┌ちまた。みち。〈字通〉
┌町の道。ちまた。〈漢字源〉
●H27-1㈠
-
泯滅
760
びんめつ
┌ほろんでなくなる。〈漢字源〉
┌ほろんでなくなること。尽きてなくなること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-2㈠
-
渭浜
761
いひん
渭水のほとり。太公望呂尚が釣して、文王に逢ったという浜。〈字通〉
★渭浜の器(キ)…将相となるべき大人物をいう。渭水(イスイ)のほとりで釣りをしていた太公望が、周の文王に見出されて、将相となったという故事から。〈日本国語大辞典〉
-
陞叙
762
しょうじょ
≒昇叙
┌現在よりも上級の官職や位階を授けられること。〈大辞泉〉
┌上級の官位に任用されること。また、任用すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鯨鯢
763
げいげい
┌1.雄のクジラと、雌のクジラ。また、弱い者をいじめる悪人のかしらのたとえ。
└2.罪がなくて殺されるもののたとえ。〈新漢和大字典〉
┌1.クジラの雄と雌。または、小魚を食う大魚のたとえ。
└2.大悪人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
-
流眄
764
りゅうべん
┌流し目で見ること。また、流し目。りゅうめん。〈大辞泉〉
┌横目で見ること。ながし目。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-2㈠
-
僂指
765
ろうし
┌指を折って数えること。〈大辞泉〉
┌指折り数える。一説に、素早くさし示して述べる。〈漢字源〉
┌指折り数えること。また、速やかに指し示して述べること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H23-3㈠
●H28-1㈠
-
掀髥
766
きんぜん
笑って口ひげが動くさま。〈字通〉
●H28-2㈠
-
讒誣
767
ざんぶ
┌事実ではないことを言いたてて他人をそしること。〈大辞泉〉
┌ありもしないことを言って非難すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
渺
768
びょう
┌水面などが限りなく広がっているさま。はるかにかすんでいるさま。〈大辞泉〉
┌小さくて、よく見えないさま。かすかなさま。また、遠すぎて、はっきり見えないさま。〈漢字源〉
●H28-2㈠
-
鯤鵬
769
こんほう
┌この上もなく大きなもののたとえ。〈大辞泉〉
┌想像上の、大きな魚と大鳥。非常に大きなもののたとえ。〈新漢和大字典〉
┌果てしなく大きいもののたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
誣罔
770
ふもう
┌作りごとを言って人をそしること。誣謗。誹謗。〈大辞泉〉
┌事実を曲げて言うこと。誹謗。≒誣妄、誣謗(フボウ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-1㈠
-
擅恣
771
せんし
┌ほしいまま。〈字通〉
┌ほしいままにすること。また、そのさま。わがまま。きまま。専横。放恣。≒専恣〈日本国語大辞典〉
●H28-2㈠
-
憖憖
772
ぎんぎん
┌1.笑うさま。
└2.うやまいつつしむさま。〈漢字源〉
┌つつしみ深いさま。〈字通〉
●H14-2㈠「憖憖然」
●H27-1㈠「憖憖然」
-
諄諄
773
じゅんじゅん
┌1.よくわかるように教えるさま。
├2.誠実で慎み深いさま。
└3.年をとって鈍くなったさま。〈漢字源〉
┌よくわかるように何度も繰り返し、丁寧に説くようす。≒懇切、懇懇〈漢字ペディア〉
★「諄諄」で「くどくど」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し
-
掎角
774
きかく
┌1.前後呼応して敵を制すること。
└2.両雄が、相対して争うこと。〈大辞泉〉
┌1.前後から敵を攻撃すること。
└2.両雄が相対して争うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H27-2㈠
-
躋攀
775
せいはん
┌よじのぼる。〈字通〉
┌よじのぼること。〈字通〉
┌よじのぼること。≒攀躋〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
広袤
776
こうぼう
┌大きな面積〈字通〉
┌土地の広さ・面積。〈漢字源〉
┌土地の広さ。面積。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H28-1㈠
-
諂諛
777
てんゆ
┌へつらうこと。阿諛。〈大辞泉〉
┌1.やわらかくみせて、相手にへつらう。
└2.こびへつらう者。〈新漢和大字典〉
┌こびへつらうこと。おもねりへつらうこと。≒阿諛〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈠
●H19-1㈠
-
擣碪
778
とうちん
┌きぬたで衣をうつ。〈字源〉
┌きぬたの石。〈字通〉
┌着物を石や木の台にのせ、棒でたたいて生地を柔らかくする。きぬたを打つ。≒擣砧、擣衣〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H23-2㈠
-
喞喞
779
しょくしょく
┌虫などが、ちっちっとしきりに鳴く声の形容。また、嘆息の声の形容。〈漢字源〉
┌1.機を織る小さい音。
├2.虫・小鳥・ネズミなどが小さく鳴くさま。
└3.嘆息の声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
●H21-2㈠
●H28-2㈠
-
塚上
780
ちょうじょう
つかの上。〈字通〉
●H28-1㈠
-
銓衡
781
せんこう
┌1.物の重さをはかる道具。はかり。
└2.≒選考〈新漢和大字典〉
┌≒選考〈大辞泉〉
┌人物や才能などを調べ、適当な担当者を選ぶこと。≒選考〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蓴鱸
782
じゅんろ
★≒蓴羹鱸膾(ジュンコウロカイ)
じゅんさいの吸い物とすずきのなます。故郷を思う情のたとえ。「蓴鱸」とも。〈漢字源〉
-
苞裹
783
ほうか
┌つつむ。〈字通〉
┌多くのものを一つにまとめて支配する。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H21-2㈠
-
兀坐
784
こつざ
┌体を動かさず、じっとすわっている。ぼんやりしてすわる。〈漢字源〉
┌じっとすわっていること。〈大辞泉〉
┌ひとりできちんとすわっていること。端座。〈新大字典〉
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惆悵
785
ちゅうちょう
┌がっかりして、元気をなくす。〈漢字源〉
┌うらみ嘆くこと。残念がり悲しむこと。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
●H16-1㈠
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裨補
786
ひほ
┌物事の欠点などを助け補う。〈新漢和大字典〉
┌不足している部分を補って、助けること。たすけ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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拮据
787
きっきょ
┌1.指先でくっくっとつまむ。
└2.貧しくで苦しい生活をする。〈漢字源〉
┌手や口を動かして、忙しく働くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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蹉跎
788
さた
┌1.つまずいて時機を失すること。
└2.時機を逸しているさま。不遇であるさま。〈大辞泉〉
┌1.つまずく。
├2.時機をやり過ごしてしまう。時が過ぎてしまう。
└3.つまずいて、思い通りにならない。事の運びがちぐはぐになる。〈漢字源〉
┌1.つまずいて転ぶさま。
├2.ぐずぐずして時機を失うこと。
└3.不遇なこと。落ちぶれること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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銷鑠
789
しょうしゃく
┌1.金属をとかす。
└2.とけて形がなくなる。〈漢字源〉
┌とけてきえる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
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揀択
790
かんたく
┌わかちえらぶ。≒選揀〈字源〉
┌わかちえらぶ。〈字通〉
●H21-2㈠
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袂別
791
べいべつ
┌たもとを分かつこと。別れること。〈漢字ペディア〉
┌たもとをわかつこと。わかれること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
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淹留
792
えんりゅう
┌同じ場所に長くとどまること。〈漢字ペディア〉
┌長い間滞在すること。そのまま同じところにとどまること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H25-1㈠
●H28-3㈠
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嚼蠟
793
しゃくろう
┌蠟をかむ。無味のはなはだしいことのたとえ。〈新大字典〉
┌無味。〈字通〉
●H28-3㈠
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耽湎
794
たんめん
┌物事にふけり、他の事にかえりみなくなる。〈漢字源〉
┌ふけりおぼれること。〈新大字典〉
┌酒色にふけり、おぼれること。〈漢字ペディア〉
┌酒色にふけり、すさむこと。耽溺。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
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濺濺
795
せんせん
┌水がさらさらと流れるさま。また、涙がはらはら流れるさま。〈新大字典〉
┌1.水が小さなしぶきを散らして流れるさま。
└2.飛び散るしぶき。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
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癭瘤
796
えいりゅう
┌こぶ。〈字通〉
┌他生物の寄生まれに共生によって、異常発育または異常形成を起こした植物体の部分。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-3㈠
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磧礫
797
せきれき
┌河原の小石。〈大辞泉〉
┌河原の小石。〈新大字典〉
┌浅い水中につらなる小石。一説に、小石が多くて、道が平らでないさま。≒磧歴〈漢字源〉
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絢煥
798
けんかん
┌きらきらと美しいこと。〈新大字典〉
┌美しく光り輝くこと。〈大辞林〉
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宸翰
799
しんかん
≒親翰
┌天子がみずから書いた文書。天子直筆の文書。≒宸筆〈漢字ペディア〉
┌天子自身が書かれた文書。天子の直筆のもの。宸筆。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
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垢膩
800
こうじ
┌あか・汗・あぶらのよごれ。〈漢字ペディア〉
┌肌につくあかとあぶら。垢脂(コウシ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈠
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#漢検1級 #音読み