-
楓宸
3501
ふうしん
┌天子のいる宮殿。〈新漢和大字典〉
┌宮殿。〈字通〉
-
牙疳
3502
がかん
歯槽膿漏のこと。〈漢字源〉
-
揩鼓
3503
かいこ
┌すりつづみ。〈大辞林〉
┌昔、雅楽に用いられた打楽器の一種。胴の両側に革をはり、ひもで締めたもの。こすったりはじいたりして音を出す。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
銹錆
3504
しゅうせい
┌金属がさびること。さび。〈大辞泉〉
┌金属が酸化すること。さびること。また、そのさび。〈日本国語大辞典〉
-
搶攘
3505
そうじょう
┌つきとばしたり、はらいのけたりする。乱れるさま。〈漢字源〉
┌みだれるさま。〈字源〉
-
新莟
3506
しんがん
つぼみ。〈字通〉
-
蚯蚓
3507
きゅういん
┌虫の名。ミミズ。〈新漢和大字典〉
┌みみず。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
晞土
3508
きど
かわいた土。〈字通〉
-
曁曁
3509
きき
┌張り切ったさま。〈漢字源〉
┌果断剛毅のさま。〈字通〉
-
恊和
3510
きょうわ
≒協和〈大辞林〉
-
裲襠
3511
りょうとう
┌うちかけ。〈字通〉
┌1.胸と背とに当てて着る、そでのない衣服。そでなし。チョッキ。
└2.昔、朝廷の儀式のとき、武官が装束の上につけた衣服。そでがなく、背と胸に当てて着る。舞楽の装束として用いる。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
橿橿
3512
きょうきょう
┌強盛のさま。〈字通〉
┌強く盛んなさま。≒彊彊〈新漢和大字典〉
-
兪扁
3513
ゆへん
┌名医の治療のこと。〈漢字源〉
┌兪跗(ユフ)と扁鵲の併称。ともに、古代の名医。〈漢辞海〉
-
鋒鋩
3514
ほうぼう
┌細くとがったきっさき。また、鋭く激しい気性のたとえ。〈新漢和大字典〉
┌1.刃物の切っ先。
└2.相手を追及する激しい気質・気性のたとえ。〈大辞泉〉
┌1.刀やほこなどの先。切っ先。ほこさき。
└2.鋭い気性や言葉のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
雍塞
3515
ようそく
┌あふれる川の水などをふさぎとどめる。〈新漢和大字典〉
┌ふさぐ。〈字通〉
┌ふさぐ。洪水などをふせぐ。〈漢辞海〉
-
毋望
3516
むぼう
意外。〈字通〉
★毋望の福(フク)・・・思いがけない幸福。〈漢字源〉
★毋望の福(フク)・・・望まずして忽ち至る幸、勿怪(モッケ)の幸い。〈字源〉
-
罕儔
3517
かんちゅう
┌同類が少ない。比類まれである。〈新漢和大字典〉
┌なかまが少ない。世に稀な。〈字通〉
-
汪肆
3518
おうし
広大。〈字通〉
-
莎鶏
3519
さけい
┌昆虫の名。クツワムシ。羽をこすり合わせて鳴く。紡織娘。〈新漢和大字典〉
┌きりぎりす。〈新大字典〉
-
蛆蠅
3520
しょよう
うじと、はえ。〈字通〉
★蛆蠅糞穢(フンワイ)…うじと、はえと、くそと。他をいやしめて言う。〈字源〉
-
檮昧
3521
とうまい
┌愚昧。〈字通〉
┌おろかなこと。蒙昧。愚昧。〈大辞林〉
┌愚かで道理に暗いこと。また、そのさま。無知。≒蒙昧、愚昧〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
磴桟
3522
とうさん
┌石のかけはし。〈字通〉
┌険しい山腹につけた石造りのかけ橋。〈漢字源〉
-
溏泄
3523
とうせつ
どろ状の柔らかい大便をすること。〈新漢和大字典〉
-
脯糒
3524
ほび
┌干し肉と、干し飯と。〈字源〉
┌干し肉とほしいい。〈字通〉
┌ほし肉とほしいい。転じて、ひからびて滋味の薄い食物。〈新大字典〉
-
罔罟
3525
もうこ
┌鳥獣や魚をとる網。≒網罟〈新漢和大字典〉
┌獣あみと、魚網。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
綵棚
3526
さいほう
┌木を架し、綵帛を張り、覆いとなるもの。〈字源〉
┌美しいとばり。〈字通〉
-
褊隘
3527
へんあい
┌心が狭くて人を受け入れない。〈新漢和大字典〉
┌偏り、狭い。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
范熔
3528
はんよう
金属を溶かして鋳型に入れること。金銭を鋳造すること。〈新大字典〉
-
功勣
3529
こうせき
てがら。いさお。≒功績〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
悽惻
3530
せいそく
┌心がひどくいたみ、悲しむこと。〈漢字ペディア〉
┌ひどくかなしむこと。いたましく思うこと。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
撥鐙法
3531
はっとうほう
┌書法の一。乗馬者が鐙(アブミ)を浅く踏んで馬を動きやすくするように、筆を指先で軽く持ち自由に動かす筆法。〈新大字典〉
┌書道の運筆法の一つ。筆を浅く持って自由に筆を動かして文字を書く。〈日本国語大辞典〉
-
槭然
3532
せきぜん
草木の枯れしぼむさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
樸陋
3533
ぼくろう
┌飾り気がなくいやしいこと。〈新大字典〉
┌粗末。〈字通〉
-
歇後
3534
けつご
┌成語の下の語を省略し、前半だけで全体の意を表す方法。後略語。〈漢字ペディア〉
┌成語の後尾の語を略していわないこと。〈新大字典〉
★『論語』の「友于兄弟(兄弟いつくしみあい仲良くする)」を「友于」のみで「兄弟仲良く」の意とするなど。
◇漢字ペディア大見出し
-
澡漱
3535
そうそう
┌手を洗い口を洗いすすぐこと。〈新大字典〉
┌口をすすぎ手を洗う。澡盥。〈字通〉
-
雍熙
3536
ようき
┌和らぎ楽しむこと。〈新大字典〉
┌天下がよくおさまってやわらぎ楽しむ。〈漢字源〉
┌やわらぐ。天下がおさまり、楽しむこと。〈漢辞海〉
-
矇瞽
3537
もうこ
┌目のはっきり見えないこと。めしい。〈新大字典〉
┌盲人。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
笙簧
3538
しょうこう
┌笙の舌。〈漢字源〉
┌笙の舌。〈新大字典〉
-
洞簫
3539
どうしょう
中国の管楽器。竹製で、長さは60cmくらいの縦笛。指孔は前面に五つ、背面に一つある。尺八に似ている。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
糲粢
3540
れいし
┌玄米ときび。〈字通〉
┌あらごめときび。粗悪な食物。〈新大字典〉
┌玄米と、キビ。粗末な食事のたとえ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
絳帳
3541
こうちょう
┌あかいとばり。師の席に言う。〈新大字典〉
┌1.あかいとばり。
└2.先生の席や学者の書斎のこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
翦綵
3542
せんさい
┌色糸や絹布などで作った造花などの細工物。≒剪綵〈日本国語大辞典〉
┌色糸や絹の布を用いて作る造花や細工物。≒剪綵〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
褌襠
3543
こんとう
┌したばかま。〈字通〉
┌したばかま。袴襠。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
縺縷
3544
れんる
もつれた糸筋。〈新大字典〉
-
繦褓
3545
きょうほう
≒襁褓(キョウホウ)
┌1.小児を背負う帯とうぶぎ。
├2.転じて、小児をいう。
└3.おしめ。おむつ。むつき。〈新大字典〉
┌1.幼児を背負うためのねんねこ。
├2.転じて、小児。
├3.(国)うぶぎ。
└4.(国)おしめ。むつき。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
耙耡
3546
はじょ
┌牛馬に引かせて土くれを砕く農具。〈新大字典〉
┌牛馬に引かせて田のつちくれをくだきならす器。〈字源〉
-
蒲盧
3547
ほろ
┌1.ガマとアシ。ともに水辺に生える草。生長が早いことから、政治が行われやすいことのたとえ。
├2.虫の名。蜂の一種。腰の部分が細くくびれている。細腰蜂(サイヨウホウ)。土蜂。ジガバチ。
└3.腰の部分が細くくびれたヒョウタン。≒蒲蘆〈新漢和大字典〉
┌1.がまとあし。生えやすく生長のすみやかなもの。政治の行われやすいたとえ。
├2.じがばち。
├3.細腰のふくべ。
└4.蛤の一種。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
蔣茅
3548
しょうぼう
┌まこもと、かや。〈新大字典〉
┌まこもと、かや。〈字通〉
-
艪声
3549
ろせい
櫓(ロ)をこぐ音。≒櫓声〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
苧麻
3550
ちょま
┌カラムシの別称。また、その茎からとった繊維。〈漢字ペディア〉
┌からむし。真麻。〈新大字典〉
★「苧麻」で「まお/からむし」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
茄花
3551
かか
┌はすの花。〈新大字典〉
┌蓮(ハス)の花。〈字通〉
-
蒲蓆
3552
ほせき
語義未詳。
★漢字ペディアから抜粋。意味は載っていないがおそらく「蒲席(ホセキ:ガマの葉で編んだむしろ。)」と同じ意か。
◇漢字ペディア小見出し
-
葦汀
3553
いてい
┌あしの生えたみぎわ。〈新大字典〉
┌葦辺(アシベ)。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
罘罔
3554
ふもう
┌鳥獣を捕らえるため車の上に張ったあみ。≒罘網〈新漢和大字典〉
┌うさぎを捕らえる網。また、車上に編みを張って禽獣を捕らえるもの。≒罘網〈新大字典〉
-
香顋
3555
こうさい
かぐわしいほお。美人のあごのこと。〈新漢和大字典〉
-
菫荼
3556
きんと
┌とりかぶとと、にがな。〈字通〉
┌とりかぶとと、にがなと。〈字源〉
-
糝粒
3557
さんりゅう
┌こめつぶ。〈漢字源〉
┌こめつぶ。米粒。〈新大字典〉
-
褞褐
3558
おんかつ
1.木綿のわたいれ。ぬのこ。
2.粗衣のぬのこを着た人。卑しい人のこと。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
脩罠
3559
しゅうびん
┌長いあみ。〈新漢和大字典〉
┌長い網。〈字通〉
-
変徴
3560
へんち
┌中国・日本音楽の階名の一。五声の徴より半音低い音。〈大辞泉〉
┌五声の一つの徴(チ)を半音だけ低くしたもの。七音のファに当たる。〈漢字源〉
-
干姜
3561
かんきょう
┌生姜の根を干したもの。漢方薬や、調味料とする。かんしょうが。ほしはじかみ。〈大辞林〉
┌ショウガの根茎を乾燥させたもの。漢方で健胃・鎮嘔・鎮咳薬などに用いる。〈大辞泉〉
┌干した生姜の根。主に漢方薬にするが、ソース、菓子などの原料にも用いられる。ジンジャー。ほしはじかみ。かんしょうが。かんこう。かんきょ。≒乾薑〈日本国語大辞典〉
-
混淪
3562
こんろん
┌はっきり分かれず、もやもやと入りまじるさま。〈新漢和大字典〉
┌水の流れるさま。また、もやもやとまじりあうさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
孑孒
3563
げっきょう
┌水中に棲む虫。ぼうふり、蚊の幼虫。〈字源〉
┌ぼうふら。〈字通〉
┌ぼうふら。〈漢字源〉
┌蚊の幼虫。ぼうふら。〈漢辞海〉
★「孑孒」で「ぼうふら」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
-
寒燠
3564
かんいく
┌1.寒さと暑さ。
└2.苦しみと楽しみ。苦楽。〈漢字源〉
┌寒気と暑気。〈新大字典〉
┌寒さと暑さ。寒暖。寒暑。かんおう。〈日本国語大辞典〉
┌1.寒さと暑さ。寒暑。
├2.苦しみと楽しみ。
└3.季節のあいさつ。〈漢辞海〉
-
焙炉
3565
ほいろ
┌1.火にかざして茶などを焙(ホウ)じたり、物を熱したりするのに用いる容器。
└2.製茶に用いる乾燥炉。〈漢字ペディア〉
┌1.製茶用の乾燥炉。もとは木の枠に厚手の和紙を張ったもので、蒸した茶の葉を炭火で乾燥させながら揉んだ。
└2.製パン工程で生地を発酵させるときに用いる保温装置。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蛞螻
3566
かつろう
┌けら。〈漢字源〉
┌けら。〈字通〉
-
怪祟
3567
かいすい
┌怪しきもののたたり。〈字源〉
┌たたり。〈字通〉
-
麴糱
3568
きくげつ
┌こうじ。これで酒をつくる。〈字通〉
┌こうじ。〈新大字典〉
┌酒を醸造するためのこうじ。また、酒。〈日本国語大辞典〉
-
槃特
3569
はんどく
1.周利(シュリ)槃特。
2.愚鈍な人。愚か者。〈大辞泉〉
★槃特が愚痴(グチ)も文殊(モンジュ)の知恵(チエ)…槃特の愚かさも文殊の知恵も相対的な差異でしかなく、悟りの立場からみれば同等であること。また、どちらも悟りに至れば同一であること。〈大辞林〉
-
逗撓
3570
とうどう
┌敵を見てひるみ、足をとめて前に進まないこと。〈漢字源〉
┌敵を見て恐れとどまり、勢いがなくなること。≒逗橈〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
莨莠
3571
ろうゆう
たばこと、はくさ。ともに野草。邪悪なるもの。〈字通〉
-
祓禊
3572
ふっけい
┌災いをはらうこと。〈新大字典〉
┌1.けがれをはらうため川で身を清める行事。みそぎ。
└2.災いやけがれをはらい除く。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
糺弾
3573
きゅうだん
≒糾弾
┌罪状を調べ上げて、あばきたてる。〈漢字源〉
┌罪悪・失敗などを問いただして責めたてること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
菴婪
3574
あんらん
┌ひとりじめする。むさぼる。〈新漢和大字典〉
┌貪る。〈字通〉
-
椹質
3575
ちんしつ
┌1.腰斬の刑に処するとき、罪人をのせる台。転じて、刑罰。
├2.金属を鍛える台。
├3.木・藁などを切る台。
└4.矢のまと。〈漢字源〉
┌1.切り藁の台。
├2.矢の的。
└3.首切りの台。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
熊羆
3576
ゆうひ
┌熊と羆(ヒグマ)。転じて、勇猛な者のたとえ。〈大辞林〉
┌くまとひぐま。〈新大字典〉
★熊羆の士(シ)…勇猛な士。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
袒膊
3577
たんぱく
┌はだぬだになって、腕をむき出す。〈漢字源〉
┌はだをぬぐ。〈字通〉
-
痿痹
3578
いひ
┌1.手足などがしびれる病気。
└2.政治がゆるんでしっかりしていないことのたとえ。〈漢字源〉
┌しびれる病。〈字通〉
┌1.手足がしびれて力がないさま。
└2.物事に対する反応が鈍いさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
跟腱
3579
こんけん
踵の腱。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
溥博
3580
ふはく
┌ひろく大きいこと。〈漢字源〉
┌広大で行き渡る。〈字通〉
-
鍋竈
3581
かそう
かまど。〈字通〉
-
跟随
3582
こんずい
┌人のすぐ後ろにつきしたがう。また、従者。〈新漢和大字典〉
┌人のあとについていくこと。〈大辞泉〉
┌人を頼り、後ろについていくこと。また、従者。≒追随〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
糾逖
3583
きゅうてき
┌悪人をただし遠ざける。〈字通〉
┌悪人をただし遠ざけること。〈新大字典〉
-
縫紉
3584
ほうじん
┌縫い合わせる。〈漢字源〉
┌糸で縫う。〈字源〉
┌糸で縫うこと。裁縫。〈新大字典〉
-
駮犖
3585
はくらく
色彩がいりまじること。≒駮落、駮楽、駁犖〈新漢和大字典〉
-
鹹潟
3586
かんせき
┌塩気のある浜。または、ひがた。〈新漢和大字典〉
┌潮干潟。〈字通〉
-
尼甫
3587
じほ
孔子の敬称。≒尼父〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
仮寧
3588
けにょう
平安時代、官吏に与えられた休暇。六日ごとに一日の休暇があった。〈大辞林〉
-
藻梲
3589
そうせつ
┌うだちに水草の模様をえがく。〈字通〉
┌文様のあるうだつ。〈新大字典〉
-
噫噎
3590
あいえつ
┌胸がつかえでむせぶ。〈漢字源〉
┌むせぶ。〈字通〉
-
襌襦
3591
たんじゅ
単衣。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
窪坎
3592
わかん
くぼ地。〈字通〉
-
亶亶
3593
たんたん
平坦。≒坦坦〈字通〉
-
瓠落
3594
かくらく
┌大きくて、中がうつろなさま。〈新漢和大字典〉
┌まるくて中がうつろなさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
-
菘藍
3595
すうらん
タイセイの漢名。江戸時代に到来したアブラナの多年草。大藍とも。〈新漢和大字典〉
-
匙箸
3596
しちょ
さじと、はし。〈字通〉
-
褶襞
3597
しゅうへき
┌ひだ。また、ひだ状のもの。衣服のしわ、山のひだなど。〈大辞泉〉
┌1.襞(ヒダ)。衣服のしわ、顔のしわ、山の襞など。
├2.きのこの襞の旧称。
└3.襞を合わせること。折りたたむこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
嶢闕
3598
ぎょうけつ
┌宮城のたかい門。〈漢字源〉
┌高い門。皇居の門を言う。〈新大字典〉
┌宮城の高い門。〈漢辞海〉
-
襪綫
3599
べっせん
┌足袋の織糸が短いこと。才の劣ることをいう。〈字通〉
┌足袋の糸。これを解いても長い糸がないことから、特に長じた才芸のないことを言う謙辞。〈新大字典〉
┌1.足袋の糸。
└2.才能の少ない者のたとえ。自分の能力の謙称。〈漢辞海〉
-
篠籬
3600
しょうり
竹垣。〈字通〉
-
悾悾
3601
こうこう
真っ正直なだけで気が利かない愚かなさま。愚直なさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
瘟疫
3602
おんえき
┌熱がこもってひかない急性の感染症。〈漢字源〉
┌急性の流行病。マラリアの類。〈字通〉
-
逗橈
3603
とうどう
┌1.敵を見てひるみ、足をとめて前に進まないこと。
└2.漢代の罪名。軍事行動で期日に遅れ、決戦に間に合わないこと。斬刑にあたる。〈新漢和大字典〉
┌敵を見て恐れとどまり、勢いがなくなること。≒逗撓〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
蛭螾
3604
しついん
┌ヒルやミミズ。〈新漢和大字典〉
┌ひるとみみず。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
番番
3605
はは
┌1.元気のよいさま。強く勇ましいさま。
└2.白くひらひらするさま。また、頭髪の白いさま。〈漢字源〉
┌勇武のさま。〈字通〉
┌武勇あるさま。〈字源〉
-
扠腰
3606
さよう
腰に手をあてる。〈字通〉
-
拆裂
3607
たくれつ
さけ、割れる。≒坼裂〈漢字源〉
-
牀几
3608
しょうぎ
┌長方形のわく二つを筋交いに組み合わせて布を張った、折り畳みの腰掛け。〈漢字ペディア〉
┌1.たたむことのできる腰掛け。
└2.(国)横に長い腰掛け。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
秬鬯
3609
きょちょう
┌くろきびと鬯(香草の名)とでつくった酒。祭りに用いる。〈漢字源〉
┌くろきびに鬱金草(ウッコンコウ:チューリップの別名)を加えて醸した酒。神事に用いた。〈字通〉
┌くろきびで醸造し、香草を加えてつくった酒。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
撓乱
3610
どうらん
┌乱すこと。混乱させること。〈大辞林〉
┌みだす。〈字通〉
┌乱れること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
膰俎
3611
はんそ
┌膰肉(ハンニク:ひもろぎ)をのせる台。〈新漢和大字典〉
┌俎に乗せて供える膰肉(ハンニク)。祭後に同族などに頒(ワ)かつ。〈字通〉
-
鶤鶏
3612
こんけい
1.蜀で作り出されたニワトリの品種。
2.鳳凰の別名。〈新漢和大字典〉
★「鶤鶏」で「とうまる」とも読む。〈大辞泉〉
-
乾闥婆
3613
けんだつば
┌仏法護持の八部衆の一。帝釈(タイシャク)に仕え、香だけを食し、伎楽を奏する神。法華経では観音三十三身の一つに数える。〈大辞泉〉
┌八部衆の一つ。帝釈(タイシャク)天に仕え、音楽を奏する。香を食し、虚空を飛行するという。≒健達縛〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
姫姜
3614
ききょう
┌1.大国の姫君。また、宮中に仕える身分の高い女性。
└2.美人のこと。〈漢字源〉
┌1.大国の姫君。「姫」は周国の姓、「姜」は斉国の姓で、周・斉はともに大国であったことから。
└2.美女。「姫」は黄帝、「姜」は炎帝の姓に連なるとされ、この両姓の出身に美人が多かったことから。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
緬甸
3615
めんでん
┌国名。ビルマ。〈新漢和大字典〉
┌明代以後、中国でビルマをいった語。〈大辞林〉
-
朞匝
3616
きそう
ひとめぐり。〈漢字源〉
-
秣粟
3617
まつぞく
┌1.牛馬のかいばにする穀物。
└2.穀物をかいばに用いること。〈漢字源〉
┌馬に粟を与える。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
桀黠
3618
けっかつ
┌悪がしこい。〈漢字源〉
┌わるがしこい。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
梃
3619
ちょう
★細長いものを数える語。銃・鍬(スキ)・鍬(クワ)・墨・ろうそくなどに用いる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
菠蘿
3620
はら
果樹の名。パイナップル。唐代初め、西域から中国に伝えられた。鳳梨。〈新漢和大字典〉
-
尼父
3621
じほ
孔子の敬称。≒尼甫〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
騅
3622
すい
楚の項羽の愛馬の名。〈新漢和大字典〉
★騅逝(ユ)かず…志と違って物事が思いどおりにゆかず苦境に陥るたとえ。〈大辞泉〉
-
貫弓
3623
わんきゅう
┌弓に矢をつがえてじゅうぶんにひきしぼる。≒彎弓〈新漢和大字典〉
┌弓をひきしぼる。彎弓。〈字通〉
┌弓を充分に引きしぼる。弓(ユミ)を貫(ヒ)く。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
瘴癘
3624
しょうれい
┌湿度の高い熱帯などの気候や風土で起こるマラリアなどの熱病。〈漢字ペディア〉
┌毒気にあたっておこる熱病や皮膚病。マラリアの類。南方の湿地に多い。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鐃吹
3625
どうすい
┌どらを鳴らし、笛を吹く。〈新漢和大字典〉
┌どらを用いる軍楽。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
臂膊
3626
ひはく
┌うで。〈新漢和大字典〉
┌腕の脈。両腕。〈字通〉
┌ひじと肩。〈新大字典〉
-
湛湎
3627
ちんめん
┌物事にひたりきる。物事にふけりおぼれる。≒沈湎〈漢字源〉
┌耽溺する。〈字通〉
-
佚宕
3628
てっとう
┌おおまかで、しまりがない。〈漢字源〉
┌しまりなし(舒緩)だらしない。≒佚蕩、跌蕩〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
鷹鷂
3629
ようよう
たかと、はしたか。猛禽。〈字通〉
-
監物
3630
けんもつ
┌律令制で、中務(ナカツカサ)省に属し、大蔵(オオクラ)・内蔵(ウチクラ)などの出納を監督し、諸庫の鍵を管理していた職。おろしもののつかさ。けんもち。〈大辞泉〉
┌律令(リツリョウ)制度で中務(ナカツカサ)省に属し、金銭・物品の出納を担当した官職。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
嘶嗄
3631
せいさ
漢方医学で、声がしわがれる症状。〈新漢和大字典〉
-
紿告
3632
たいこく
あざむき告げること。〈新大字典〉
-
犂旦
3633
れいたん
┌夜明け方。〈漢字源〉
┌黎明。〈字通〉
┌あけがた。未明。黎明。≒黎旦〈日本国語大辞典〉
┌夜がまさに明けようとするころ。夜明け方。黎明。≒犂明〈漢辞海〉
-
瘻癘
3634
ろうれい
┌首にできるはれものと、ハンセン病。〈漢字源〉
┌るいれきと癩。〈字通〉
-
僭踰
3635
せんゆ
┌身分を越えた振る舞いをすること。〈大辞林〉
┌身のほどを越えた振る舞いをすること。僭越(センエツ)。〈大辞泉〉
┌分限を越えた振る舞いをすること。僭越。〈日本国語大辞典〉
-
鐶鈕
3636
かんちゅう
取っ手。金の把手。〈字通〉
-
佝僂
3637
くる
┌背がカギ型に曲がって小さいこと。≒痀瘻〈漢字源〉
┌佝僂病(クルビョウ:ビタミンDの摂取不足や紫外線に当たることの少なさが原因で起きる脊椎、四肢などの曲がる病気。多く幼児に発生する)にかかった人。≒痀瘻〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
踴躍
3638
ようやく
≒踊躍〈漢字源〉
-
毋慮
3639
むりょ
┌大凡。〈字通〉
┌およそ。無慮。〈新漢和大字典〉
-
瞞然
3640
もんぜん
はじるさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
驂馭
3641
さんぎょ
1.御者。
2.天子のそば近くにつかえる役。侍従職。〈新漢和大字典〉
-
鴇羽
3642
ほうう
★鴇羽の嗟(サ)…人民が、兵役にかりだされてばかりいて、自分の父母を養うことができない嘆き。〈漢字源〉
-
蒜齏
3643
さんせい
ノビルを酢につけたもの。薬用や、酒のさかなにした。〈新漢和大字典〉
-
貝母
3644
ばいも
┌アミガサユリの別名。また、その鱗茎(リンケイ)を乾燥させたもの。漢方で鎮咳(チンガイ)・去痰(キョタン)・排膿(ハイノウ)薬などに用いる。〈大辞泉〉
┌ユリ科の多年草。中国原産。春につり鐘状の花をつける。観賞用。鱗茎(リンケイ)はせき止め剤。アミガサユリ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蔘精
3645
じんせい
┌人参エキス(チョウセンニンジンを煎じて煮つめたもの。滋養・強壮薬とされる)。〈大辞林〉
┌ニンジンのエキス。〈日本国語大辞典〉
-
蹊隧
3646
けいすい
┌こみち。〈字通〉
┌細く奥深い山あいのこみち。〈新漢和大字典〉
┌山間のこみち。〈字源〉
-
絛虫
3647
じょうちゅう
┌扁形動物条虫綱の寄生虫の総称。〈大辞林〉
┌さなだむし。〈漢字源〉
┌扁形(ヘンケイ)動物で、脊椎(セキツイ)動物の腸内に寄生する虫。体は平たく、多くの節があり、真田紐(サナダヒモ)に似ている。≒条虫〈漢字ペディア〉
★「絛虫」で「さなだむし」とも読む〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鐺鐺
3648
とうとう
┌金声。〈字通〉
┌金属の音。〈新大字典〉
┌金属がふれ合って出る音。〈漢辞海〉
★漢字ペディアを見れば「鐺」は「トウ」「ソウ」の二音を載せている。読み分けの言及はなく、大見出しには「茶鐺(チャトウ)」、漢検四字熟語辞典には「鼎鐺玉石(テイソウギョクセキ)」、そして過去に出題されたものとして「鐺裏」を読む問題があるが、標準解答は「トウリ」のみと各所でバラバラ。旁(ツクリ)が「当」の旧字にあたるので、「トウ」読みは慣用音ではないかとは思ったが根拠はない。(〈漢字源〉〈新大字典〉などでは「トウ」と「ソウ」で読み分けがされている)
-
愬愬
3649
さくさく
┌ぎくりと驚くさま。〈漢字源〉
┌おそれるさま。〈字通〉
┌おどろきおそれるさま。〈字源〉
★漢字ペディアを見れば、「愬」は「ソ」「サク」の二音を載せている。「ソ」は「≒訴」と解釈して、「サク」を意識して覚えてと言いたいところだが優先度は低い。どちらかと言えばこの字は訓読みの方が重要である(膚受の愬え)。
-
覃祺
3650
たんき
平安。〈字通〉
-
蟬蜎
3651
せんけん
┌1.あでやかで美しい。しなやか。≒嬋娟
└2.はるかに見えるさま。〈漢字源〉
┌美しいさま。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
晢晢
3652
せいせい
┌星が明るく輝くさま。〈漢字源〉
┌星の光るさま。〈字通〉
┌星のひかるさま。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
杪秋
3653
びょうしゅう
┌秋の終わり。〈漢字源〉
┌1.秋の終わり。晩秋。
└2.陰暦9月の異称。杪商(ビョウショウ)。〈大辞泉〉
-
枳枸
3654
きこう
┌カラタチの曲がってこぶのようになった枝。また、カラタチ。≒枳句〈漢字ペディア〉
┌からたち。きこく。≒枳殼〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
騾驢
3655
らろ
┌1.ラバと、ロバ。
└2.凡庸な人のたとえ。〈新漢和大字典〉
┌1.凡庸の者。
└2.獣名。四不象。〈字通〉
-
鸞輅
3656
らんろ
┌天子の乗り物。〈新漢和大字典〉
┌天子の御くるま。≒鸞車、鸞路〈字源〉
-
欅柳
3657
きょりゅう
こぶやなぎ。〈字通〉
-
遶弄
3658
じょうろう
とりまいて戯れる。〈字通〉
-
歙肩
3659
きゅうけん
┌肩をすぼめて人にへつらうこと。〈新大字典〉
┌肩をそびやかす。人にへつらうさま。〈漢字源〉
┌肩をすぼめる。肩をちぢこめて、体を小さくする。〈漢辞海〉
-
殞殪
3660
いんえい
┌たおれる。〈字通〉
┌死にたおれる。〈字源〉
┌死ぬ。〈漢辞海〉
-
葆祠
3661
ほうし
┌宝としてまつる。〈新漢和大字典〉
┌宝としてまつること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
幡葆
3662
はんぽう
┌旗の羽飾り。〈字通〉
┌はたじるし。〈新大字典〉
-
彪炳
3663
ひゅうへい
┌きらびやかで美しい。〈字通〉
┌1.とらの皮の模様がはっきりとして美しいこと。
└2.きらびやかで美しいこと。〈漢字源〉
┌虎の皮のあや模様が明らかなこと。また、明らかで美しいこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
阡眠
3664
せんべん
┌1.野原にたって、はるか遠くを見つめる。
└2.草木の生い茂ったさま。〈漢字源〉
┌遥かなさま。また、草木の茂るさま。〈字通〉
┌草木の茂りて密かなるさま。〈字源〉
┌1.遥かに見ること。
└2.草木の茂ったさま。阡阡。〈新大字典〉
┌びっしり生い茂るさま。〈漢辞海〉
-
袷輅
3665
こうろ
┌ひかえぐるま。副車。〈新漢和大字典〉
┌副車。〈字通〉
-
狎恰
3666
こうこう
┌遠慮もなしに、からだをくっつける。押しあいへしあいする。〈漢字源〉
┌おしあう。〈字通〉
-
鑰匙
3667
やくし
┌かぎ。〈新漢和大字典〉
┌かぎ。〈字通〉
┌かぎ。錠の穴に差しこんで錠を開閉する金具。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
磽瘠
3668
こうせき
┌石が多くて地味のよくないこと。〈大辞林〉
┌石が多く、やせた土地。〈漢字源〉
┌やせた土地。≒磽薄〈漢辞海〉
-
翔畋
3669
しょうでん
遊猟。〈字通〉
-
驂鸞
3670
さんらん
美しい車。鸞を添え馬とする。〈字通〉
-
傍輩
3671
ほうばい
┌1.友達。
└2.同僚。≒朋輩〈漢字源〉
┌主人や先生が同じである仲間。また、友人。同輩。同僚。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鑷子
3672
じょうし
┌金属製の毛抜き。ピンセットのこと。〈大辞泉〉
┌小さいものをはさむ金属製の器具。ピンセット。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鞴靫
3673
ほさい
┌革製の矢入れ。〈漢字源〉
┌矢を入れる器。うつぼ。〈新大字典〉
┌矢を入れる用具。矢筒。うつぼ。歩靫。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
倭琴
3674
わごん
┌日本の弦楽器の一。神楽・東遊(アズマアソ)びなど、雅楽の日本古来の歌舞に用いる6弦の琴。≒和琴〈大辞泉〉
┌神楽・東遊びなど雅楽の日本古来の歌舞に用いられる弦楽器。特に、六弦琴をいう。あずまごと。やまとごと。≒和琴、大和琴〈日本国語大辞典〉
-
蝗螽
3675
こうしゅう
いなごの類。〈字通〉
-
啀恚
3676
がいい
腹を立てていがみ合う。〈漢字源〉
-
臧匿
3677
ぞうとく
┌かくまう〈字通〉
┌1.隠れて物事の表面にあらわれない。
└2.人をかくまう。「蔵匿」にあてた用法。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
★「臧(ゾウ)」は慣用音。
-
圜繞
3678
かんじょう
┌ぐるりと、取り囲む。〈漢字源〉
┌ぐるりと取り囲む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
培塿
3679
ほうろう
┌小丘。〈字通〉
┌1.小さい丘。小さな墓。
└2.自分を卑小なものとして謙遜する言葉。〈漢字源〉
-
浴沂
3680
よくき
沂水に浴する。〈新大字典〉
★浴沂の楽(タノ)しみ…門人を連れて郊外に遊ぶ楽しみ。悠々自適のたとえ。沂に浴し舞雩(ブウ)に風(フウ)す(沂水(川の名)のほとりの温泉につかり、舞雩(天を祭り雨を禱る所)のあたりの美景を愛でる)。〈新大字典〉
-
臧否
3681
ぞうひ
┌物事の善悪・是非。人物のよしあしを判断し、批判する。〈漢字源〉
┌善悪。批判する。〈字通〉
┌1.善悪。善人と悪人。否臧。
└2.善悪を判定すること。〈新大字典〉
┌よしあし。≒否臧、善悪、淑慝、可否〈字源〉
★「臧(ゾウ)」は慣用音。
-
親串
3682
しんかん
┌なれる。〈字通〉
┌親しみなれること。〈新大字典〉
-
逡遁
3683
しゅんじゅん
┌たちすくむ。ぐずぐずしてためらう。≒蹲循、逡巡〈新漢和大字典〉
┌あとずさり。ためらう。≒逡巡〈字通〉
┌決断をためらって、ぐずぐずすること。しりごみすること。≒躊躇、逡巡〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
酋渠
3684
しゅうきょ
酋長(シュウチョウ:蛮族の首領)。〈字通〉
-
幢牙
3685
とうが
┌大将の立てる旗。〈漢字源〉
┌天子や将軍の用いるはた。〈字通〉
┌大将の大きな旗。牙幢。〈漢辞海〉
-
腔綫
3686
こうせん
発射弾に回転運動を与えるために、銃身・砲身の内面にらせん状につけた溝。ライフル。≒腔線〈大辞泉〉
-
竹笘
3687
ちくせん
竹のふだ。〈字通〉
-
串狎
3688
かんこう
┌なれる。〈新漢和大字典〉
┌親しみ戯れること。親しみなれること。〈新大辞典〉
-
蝮蠆
3689
ふくたい
┌まむしと、さそり。〈字通〉
┌まむしと、さそりと。〈字源〉
-
昆侖
3690
こんろん
┌1.物の区別がつかないさま。でたらめ。≒胡乱
└2.崑崙山のこと。〈漢字源〉
┌山名。〈字通〉
┌1.山の名。崑崙。
└2.物の区別がはっきりしないさま。〈新大字典〉
-
筱驂
3691
しょうさん
┌竹馬。≒篠驂〈字通〉
┌竹馬。≒篠驂〈漢辞海〉
┌竹馬をいう。〈新大字典〉
-
油油
3692
ゆうゆう
┌1.大きな川の水がゆるやかに流れるさま。
├2.態度が穏やかで慎みのあるさま。
├3.ゆったりとして落ち着いているさま。
├4.草木がわき出るように茂っているさま。
└5.雲が次々とわき出るさま。〈漢字源〉
┌1.水や雲などがゆったりと流れるさま。
├2.ゆったりと落ち着いたさま。
└3.つやつやとしているさま。〈漢字ペディア〉
★禾黍(カショ)油油…イネやキビがつややかに生長しているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
橡栗
3693
しょうりつ
ささぐりの実。しばぐり。〈字通〉
-
掏摸
3694
とうばく
┌他人が所持している金品をすばやくすくいとるように盗み取ること。また、その人。〈漢字源〉
┌すり。〈字通〉
┌人の懐中の金品をすりとる。また、その人。すり。〈漢辞海〉
┌人の身につけている金品をかすめとる者。≒掏児〈新大字典〉
-
鍬钁
3695
しょうかく
┌大小のくわ。〈字通〉
┌すきとくわ。〈字源〉
-
鞋韈
3696
あいべつ
┌くつと、くつした。〈新漢和大字典〉
┌靴と足袋。〈字通〉
-
舁送
3697
よそう
荷物をかついで運ぶこと。〈大辞林〉
-
蓍簪
3698
ししん
┌1.メドハギで作ったかんざし。
└2.古い物を珍しがることのたとえ。〈新漢和大字典〉
┌めどぎのかんざし。旧物をなつかしむたとえ。〈字通〉
-
釘鞋
3699
ていあい
┌すべらないように底にくぎをうったくつ。〈新漢和大字典〉
┌靴底の釘。〈字通〉
-
柞櫟
3700
さくれき
┌くぬぎ。〈字通〉
┌ははそ。〈新大字典〉
-
芒鞋
3701
ぼうあい
┌わらぐつ。〈漢字源〉
┌わらじ。〈字通〉
┌わらじ。わらぐつ。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
鉦鐃
3702
しょうどう
かね。〈字通〉
-
蹠蹻
3703
せききょう
≒跖蹻
盗跖(トウセキ)と荘蹻(ソウキョウ)。ともに古代の大泥棒。蹠蹻とも。〈新漢和大字典〉
-
綸巾
3704
かんきん
┌青い組みひもで作った頭巾。諸葛亮が好んで用いた。〈字通〉
┌絹の組みひもで作った頭巾。ふだん着用のかぶりもの。〈漢字源〉
-
横閂
3705
おうさん
かんぬき。〈字源〉
-
湫隘
3706
しゅうあい
┌低くて狭い。〈字通〉
┌せまいこと。また、低くて湿気が多く狭小な地をいう。〈新大字典〉
┌土地が低くて狭いこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
陸陸
3707
ろくろく
≒碌碌
十分に。満足に。ろくに。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
耆欲
3708
しよく
┌好きな物。このみ。また、好き勝手にしたいと思う心。≒嗜欲〈漢字ペディア〉
┌たしなむ。すきこのむこと。≒嗜欲〈新漢和大字典〉
┌嗜欲。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
撚鬚
3709
ねんしゅ
┌ひげをひねる。考える。〈字通〉
┌ひげをひねること。〈新大字典〉
-
呂鉅
3710
りょきょ
┌尊大。〈字通〉
┌ほこりおごるさま。〈新大字典〉
-
悖然
3711
ぼつぜん
┌勃然。顔色を変えて怒る。〈字通〉
┌1.怒ったりあわてたりして急に顔色を変えるさま。
└2.にわかに。突然。〈漢辞海〉
★「悖」は、「もとる」や「みだれる」意だと「ハイ(悖戻/暴悖)」、「さかん」な意だと「ボツ(悖然)≒勃」と読むときが多いようだ。過去出題歴も「ハイ」音が重要。
◇漢字ペディア小見出し
-
躡蹻
3712
じょうきゃく
┌旅行する。〈字通〉
┌旅に行くこと。〈新漢和大字典〉
┌わらぐつをはく。〈字源〉
-
吁吸
3713
くきゅう
呼吸する。〈字通〉
-
蟋蟀
3714
しつしゅつ
┌虫の名。コオロギ。〈新漢和大字典〉
┌こおろぎ。〈字通〉
┌コオロギ科の昆虫の総称。体は黒褐色で草地に生息し、羽を摩擦させて鳴く。コオロギ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
皹裂
3715
くんれつ
┌寒気のためにひびやあかぎれができること。〈漢字源〉
┌寒気のために、ひびがきれる。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
倬詭
3716
たくき
┌すぐれていて、異彩がある。〈字通〉
┌他にすぐれて異彩があること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
夬夬
3717
かいかい
┌思い切りのよい。また、はなれるさま。〈字通〉
┌思い切りのよいさま。決断して疑いをもたないさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
軾閭
3718
しょくりょ
┌村里の門の前を通り過ぎるとき、車の横木に手をかけて礼をすること。〈漢字源〉
┌賢者の居る里門に敬意を表する。〈字通〉
-
契闊
3719
けっかつ
┌つとめ苦しむこと、久しくあわないこと。〈漢検四字熟語辞典〉
┌1.苦労の多いさま。
├2.久しく別れて合わないさま。また、そのあいさつ。
├3.恋しく思う。
└4.交わりを結ぶ。〈漢辞海〉
★死生(シセイ)契闊…生死を共にすることを約束し、共に苦しみ努力すること。〈漢検四字熟語字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
元亨
3720
げんこう
大いに通る。〈字通〉
★元亨利貞(ゲンコウリテイ)…易で、天の持つ四つの徳。〈漢検四字熟語辞典〉
-
惴慄
3721
ずいりつ
┌震えおそれる。〈字通〉
┌おそれふるう。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
谿澗
3722
けいかん
≒渓澗
┌谷川。谷。〈大辞泉〉
┌谷川。渓流。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
徭戍
3723
ようじゅ
┌辺境の守備。〈字通〉
┌徴発されて国境地帯を守備する兵卒。〈漢字源〉
-
訖了
3724
きつりょう
終わる。〈字通〉
-
豈弟
3725
がいてい
≒愷悌
┌やわらぎ楽しむ。〈字通〉
┌楽しみやわらぐさま。〈新漢和大字典〉
┌楽しみやわらぐこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
雍閼
3726
ようあつ
┌ふさぎとどめる。物事をやめさせること。〈漢字源〉
┌ふさぎとめる。〈字通〉
┌さえぎりとどめる。≒雍遏〈漢辞海〉
-
韞価
3727
うんか
┌価値のあるものをしまっておく。才能や知識がありながら、世に知られないことのたとえ。〈新漢和大字典〉
┌才知がありながら世人に知られていないこと。〈新大字典〉
┌価値のあるものをしまっておく。才知がありながら、世人に知られないことを言う。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
畛畷
3728
しんてつ
あぜみち。〈字通〉
-
蚕蔟
3729
さんぞく
┌かいこを中に入れて繭を作らせる道具。まぶし。えびら。〈新漢和大字典〉
┌まぶし。〈大辞林〉
┌まぶし。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
蹲循
3730
しゅんじゅん
┌1.尻が重くてうろうろする。ためらってなかなか進まない。しりごみしてためらうさま。≒逡循
└2.のっそりしたさま。〈新漢和大字典〉
┌あとずさりするさま。≒逡巡〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
摶心
3731
せんしん
┌専心。〈字通〉
┌心をもっぱらにする。〈字源〉
-
擣砧
3732
とうちん
きぬたをうつ。〈漢字源〉
-
鰭棘
3733
ききょく
┌魚類のひれを支えている先のとがった骨質のもの。〈大辞泉〉
┌魚のひれの支柱である鰭条(ヒレスジ)のうちで関節のないものをいう。普通魚類学では単に棘(キョク)と呼ぶ場合が多い。〈日本国語大辞典〉
-
榑桑
3734
ふそう
┌1.くれ。皮のついたままの丸太。
└2.日本のこと。〈漢字源〉
┌1.神木の名、扶桑。
└2.日本の異称。日の出る処に在るが故。〈字源〉
★中国から見て、日の出る方角にあることから。「扶桑」とも。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
鰓耙
3735
さいは
魚類の鰓(エラ)の一部で、口から吸い込んだものを固形物(餌や小石などの異物)と水とに分離する濾過器官。〈大辞泉〉
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禽獮
3736
きんせん
┌とらえてころす。〈字源〉
┌捕えて殺すこと。〈新大字典〉
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緞通
3737
だんつう
┌内敷物用織物のうち、手織りの高級品の称。地糸に麻糸や綿糸を使い、羊毛などの毛を結びつけて立毛にし、さらに各種の色糸を織り込んで模様を表したもの。≒段通〈大辞泉〉
┌敷物とする織物。段通。〈新大字典〉
┌さまざまな模様を織りこんだ、厚地の敷物用織物。中近東原産。室町時代に伝来。≒段通〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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縕袍
3738
おんぽう
┌綿入れ。どてら。また、粗末な衣服。〈大辞林〉
┌布子の粗末なもの。古綿を入れたどてら。〈新大字典〉
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浹渫
3739
しょうちょう
┌波がちゃぶちゃぶと寄せるさま。〈漢字源〉
┌波のつらなるさま。〈字源〉
┌水がわいて流れるさま。〈漢辞海〉
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酖溺
3740
たんでき
┌一つのことに夢中になって、他を顧みないこと。多く不健全な遊びにおぼれることにいう。≒耽溺〈大辞泉〉
┌よくないことにひたりきる。〈漢辞海〉
┌酒におぼれて、ほかをかえりみないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
縕奥
3741
うんおう
学問の奥深いところ。〈字通〉
-
耡鎌
3742
じょれん
草刈り鎌。〈字通〉
-
岬岫
3743
こうしゅう
┌巌穴。〈字通〉
┌山のかたほとり。また、山のいただき。〈新大字典〉
-
訝賓
3744
がひん
┌賓客を迎える。〈字通〉
┌途中まで客を出迎えてねぎらう。〈新漢和大字典〉
★「訝(ゲン)」は慣用音。
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縒綜
3745
さくそう
┌入り乱れる。〈新漢和大字典〉
┌乱れる。〈新大字典〉
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尻坐
3746
こうざ
尻をすえて、うずくまってすわる。〈漢字源〉
-
参縒
3747
しんし
┌糸の乱れるさま。〈新大字典〉
┌布の先端がぎざぎざでそろわないさま。〈新漢和大字典〉
★参(サン)・・・参る。仲間入りする。引き比べる。負ける。三の代用字。
参(シン)・・・ふぞろいなさま。
└「シン」読みを用いる熟語の『参差(シンシ)』は必修。
-
銚耨
3748
ちょうどう
すきと、くわ。〈字通〉
-
蛮貊
3749
ばんばく
┌えびす。貊は北方のえびす。≒南蛮北狄〈字源〉
┌南方の蛮人と北方の蛮人。南蛮と北狄。〈日本国語大辞典〉
┌野蛮な人々。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
圻内
3750
きない
王畿の内。〈字通〉
-
甥姪
3751
せいてつ
おいとめい。〈字通〉
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躄踊
3752
へきよう
┌右に左にといざって、踊るようにして泣く。親の死をひどくなげき悲しむこと。〈新漢和大字典〉
┌胸をうち、足ふみして嘆く。≒辟踊〈字通〉
┌胸をたたき、地団駄を踏む。ひどく悲しむさま。〈漢辞海〉
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箱筥
3753
そうきょ
┌はこ。〈字通〉
┌はこ。〈漢字源〉
-
泪堂
3754
るいどう
目の下のふくらみ。涙袋。≒涙堂〈大辞泉〉
-
贏縢
3755
えいとう
脛巾(ハバキ)。〈字通〉
★脛巾・・・旅行や作業などの際、すねに巻きつけてひもで結び、動きやすくしたもの。古くは藁や布で作った。後世の脚絆にあたる。〈大辞泉〉
-
酳酢
3756
いんさく
尸(カタシロ)の食後に酒をすすめ、また尸が主人夫婦に酒をすすめる。〈字通〉
-
貲財
3757
しざい
┌財産。≒貲産〈漢辞海〉
┌たからや金銭。財産のこと。≒資財、貲産〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
天掟
3758
てんてい
天のおきて。もと道教の言葉。〈漢字源〉
-
黶翳
3759
えんえい
1.おおわれて、くらいさま。
2.ものさびしいさま。〈新漢和大字典〉
-
畋漁
3760
でんぎょ
┌鳥・獣をとつことと、さかなをとること。≒佃漁〈漢字源〉
┌狩猟と、すなどり。〈字通〉
-
婁宿
3761
ろうしゅく
二十八宿の一。西方の第二宿。牡羊(オヒツジ)座の頭部分の三星。たたらぼし。〈大辞泉〉
-
丫叉
3762
あさ
ふたまたになっている部分。また、先端がふたまたになった細長い器物。〈新漢和大字典〉
-
醋酸
3763
さくさん
┌刺激臭のある無色の液体。酸味がある。酢の主成分。≒酢酸〈漢字源〉
┌刺激性の臭気と酸味のある無色の液体。食用酢の酸味の主成分。食品・薬品・工業用の原料とする。≒酢酸〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
藉田
3764
せきでん
┌古代中国で、天子や諸侯が祖先に供える穀物を自ら農耕した田。また、その儀式。日本でも行われた。〈漢字ペディア〉
┌古代中国で、宗廟に供える穀物を天子みずから耕作した儀式。また、その田。日本でも行われた。≒籍田〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
闔闢
3765
こうへき
┌とじることと、開くこと。開閉。〈漢字源〉
┌開閉する。〈字通〉
┌とじると、ひらくと。≒開閉〈字源〉
┌1.開閉する。
└2.文体の抑揚。〈漢辞海〉
-
燠沐
3766
いくもく
温暖。〈字通〉
-
鍼黹
3767
しんち
┌衣を縫う。女工をいう。〈字源〉
┌はり仕事。〈字通〉
-
欺詒
3768
ぎたい
あざむく。≒欺紿〈字通〉
★「詒」には二通りの音読みがある。
├『詒:イ・・・おくる。つたえる。のこす。』
├『詒:タイ…いつわる。あざむく。≒紿』
└熟語は「イ」読みが多い。「詒厥(イケツ)」・「詒託(イタク)」
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緊箍児
3769
きんこじ
孫悟空の頭にある輪の名前。〈西遊記〉
-
江濆
3770
こうふん
川のほとり。〈漢字源〉
-
薀藻
3771
おんそう
水草の名。キンギョモ。ホザキノフサモ。別名、聚藻(シュウソウ)。〈新漢和大字典〉
-
参昴
3772
しんぼう
参星と、昴星。オリオン座の三つ星と、おうし座のすばる星。〈新漢和大字典〉
-
煬竈
3773
ようそう
┌かまどの火をひとりだけであたって他人にあたらせない。悪い臣下が政治をほしいままにして、君主の賢明さを隠すことのたとえ。〈漢字源〉
┌かまどにあたる。一人があたれば、他はあたれないのみならず、見ることもできないことから、寵愛の臣が政をほしいままにするたとえ。かまどは、天子のたとえ。〈新大字典〉
-
躱閃
3774
たせん
┌1.からだをかわして避ける。
└2.責任を避けて逃げる。〈新漢和大字典〉
┌逃げる。〈字通〉
┌逃げ隠れる。〈漢辞海〉
┌からだをひらりとかわしてにげる。〈字源〉
-
顳顬
3775
しょうじゅ
┌こめかみ。〈新漢和大字典〉
┌こめかみ。〈大辞泉〉
┌こめかみの動くこと。また、鬢の骨。〈新大字典〉
-
俶儻
3776
てきとう
┌非凡であるさま。すぐれているさま。〈漢字源〉
┌卓異。〈字通〉
-
鬮令
3777
きゅうれい
くじで争う遊戯。酒場では酒令。〈字通〉
-
芫花
3778
げんか
┌ふじもどきの漢名。中国原産のジンチョウゲ科の落葉低木。〈新漢和大字典〉
┌ふじもどきの漢名。〈新大字典〉
-
淤淀
3779
おでん
┌沈んでかたまったどろ。どろのかたまり。≒淤澱〈新漢和大字典〉
┌水のよどみたまって流れないであるもの。〈新大字典〉
-
絣紘
3780
ほうこう
弓をひきはなつ音。〈字通〉
-
虎賁
3781
こほん
┌1.勇士のこと。
└2.官名。周代、天子の前後の護衛にあたった。漢以後には虎賁郎将など、宮中の宿衛にあたる官がある。〈漢字源〉
┌1.周代の官名。王を守る近衛兵。勇武の者を任命した。
└2.勇士の称。〈新大字典〉
┌1.勇士。「賁」は「奔」で、トラが奔(ハシ)るように勇猛である意。
├2.官名。周代、天子の前後の警護に当たった。漢代以降は虎賁郎将として宮中の宿衛に当たった。
└3.星名。〈漢辞海〉
★「賁」は三通りの音読みがある。
├『賁:ヒ…かざる。かざり。』
├『賁:ホン…1.はしる。(≒奔)2.いさむ。』
├『賁:フン…おおきい。おおきくふくれる。』
└熟語で注目すべきは「ヒ」を用いる書き問題でも出そうな「賁臨(ヒリン)」。「フン」を用いる熟語は少ない。
-
咥噬
3782
てつぜい
かむ。〈字通〉
★「咥」には二通りの音読みがある。
├『咥:テツ…くわえる。かむ。』
├『咥:キ…わらう。』
└熟語は「テツ」読みが少し、「キ」読みの熟語は見つからず。「咥噬(テツゼイ)」
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闢邪
3783
へきじゃ
┌邪気をはらう。≒辟邪〈字通〉
┌邪説をひらきしりぞける。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
苫廬
3784
せんろ
喪屋。〈字通〉
-
悁急
3785
けんきゅう
短気。躁急。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
煩懣
3786
はんもん
┌もだえること。煩悶。〈新大字典〉
┌1.心がわずらいもだえる。
└2.胸がつかえて苦しい。〈字源〉
┌1.潜在的持病から内臓が熱を持つ症状。
└2.≒煩悶〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
縷綵
3787
るさい
ぬいとりの模様。〈字通〉
-
懃懇
3788
きんこん
┌こまめで丁寧なさま。〈漢字源〉
┌懇切。〈字通〉
┌ねんごろ。まこと。親切。〈新大字典〉
┌1.ねんごろで心のこもったさま。
└2.勤勉なさま。≒懃懃〈漢辞海〉
-
抖膝
3789
とうしつ
ひざを貧乏ゆすりさせる。〈漢字源〉
-
捫著
3790
もんちゃく
┌(国)もめごと。紛争。≒悶着〈漢字源〉
┌もつれること。もめごと。紛争。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
噫欠
3791
あいけん
おくびと、あくび。〈字通〉
-
梟盧
3792
きょうろ
┌博打。〈漢字源〉
┌ばくち。〈字通〉
┌ばくち。さいころの目で勝負が決まる遊び。さいころの目で、「梟」は一、「盧」は六を表す。〈漢辞海〉
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楸局
3793
しゅうきょく
┌碁盤。〈漢字源〉
┌碁盤。〈漢辞海〉
-
拠軾
3794
きょしょく
車の前の横木によりかかる。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
噫嗚
3795
いお
なげく。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
殷勤
3796
いんぎん
┌ねんごろでていねいなこと。≒慇懃〈漢字源〉
┌ねんごろなこと。丁寧なこと。≒慇懃〈新大字典〉
┌ねんごろ。しんせつ。≒慇懃。〈字源〉
┌ねんごろ。≒慇懃〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
萵苣
3797
わきょ
┌ちしゃ(レタス)。〈漢字源〉
┌野菜の名。結球性の物は、レタス。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
沾湿
3798
てんしつ
┌ひたひたとぬれる。また、雨などでぬらす。〈漢字源〉
┌ぬれる。しめる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
款識
3799
かんし
┌1.鐘や鼎(カナエ)などに刻した文字。銘。銘文。
└2.書画に筆者が署名、捺印すること。また、その署名、捺印。落款。〈大辞泉〉
┌鐘鼎の銘文。陰文を款、陽文を識という。〈字通〉
┌鐘や鼎(かなえ)に刻んだ文字。凹字(陰刻)を款、凸字(陽刻)を識という。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
洵美
3800
じゅんび
┌本当に美しい。〈漢字源〉
┌美しい。〈字通〉
-
茗肆
3801
めいし
┌客に茶を飲ませる店。茶店。〈漢字源〉
┌茶の店。〈字通〉
-
舎奠
3802
せきてん
≒釈奠
┌1.天子が地方を巡行したのち、または、征伐の前に、山川の神や古代の聖人に牛・羊などのいけにえや、その他の供え物を供えて行う祭り。
└2.学校で孔子をまつる祭り。〈漢字源〉
┌教育施設(学校)において牛・羊などの生け贄や供え物をささげて、天地の神や古代の聖人(特に孔子)を祭る行事。〈漢辞海〉
-
兜轎
3803
とうきょう
座位だけのかご。≒兜子〈字通〉
-
偈偈
3804
けっけつ
┌1.苦労しながら努力するさま。
└2.車などが力強く音を立てて走るさま。〈漢字源〉
┌つとめる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
輦輅
3805
れんろ
天子の乗る車。〈漢字源〉
-
齎用
3806
せいよう
┌日常用いる品物や金銭。〈新漢和大字典〉
┌資用。〈字通〉
┌日常、必要な品物や金銭。〈漢辞海〉
-
衄衊
3807
じくべつ
鼻血と汚血。〈新漢和大字典〉
-
瓣鰓類
3808
べんさいるい
二枚貝の類。弁状のえらをもつのでいう。〈大辞泉〉
-
輅馬
3809
ろば
┌天子の乗る車をひく馬。≒路馬〈新漢和大字典〉
┌輅車(ロバ:大きな車。また、天子の車)を引く馬。天子の車の馬を言う。〈漢辞海〉
-
曰若
3810
えつじゃく
┌ここに。〈字通〉
┌さて。文頭の、発語の言葉。〈漢辞海〉
┌さて。文頭の、発語のことば。〈漢辞海〉
-
悉曇
3811
しったん
┌1.梵字の字母とそれが表す音声の総称。広義には摩多(母音)と体文(タイモン)(子音)の総称として用いられるが、狭義には摩多の一二韻のみをさす。日本には天平年間(729~749)に中国を経てインドから伝えられた。
└2.「悉曇学」の略。〈大辞泉〉
┌1.完全になし遂げること。梵語(ボンゴ)の音訳で、成就・吉祥の意。
├2.梵語の文字。
└3.梵語の音声に関する学問の総称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
哇咬
3812
あいこう
1.音が小刻みなさま。
2.みだらな歌や音楽。〈漢字源〉
-
啅噪
3813
たくそう
┌大勢のやかましい声。〈新漢和大字典〉
┌叫び騒ぐこと。がやがやと騒ぐこと。〈新大字典〉
-
一瓮
3814
いちおう
ひとかめ。〈漢字源〉
-
猝嗟
3815
そっさ
┌にわかに嘆声を発する。また、その声。〈漢字源〉
┌にわかに大声でしかりつける。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
肓兪
3816
こうゆ
足の少陰腎経の経穴。臍中央より親指幅半分外方にある。腎炎、急性下痢、糖尿病、腹膜炎を治す。〈新漢和大字典〉
-
坏戸
3817
はいこ
巣穴。〈字通〉
-
贇
3818
いん
うつくしい。バランスがとれているさま。〈新漢和大字典〉
-
釵釧
3819
さいせん
┌かんざしと、うでわ。〈新漢和大字典〉
┌かんざしと、うでわ。〈字通〉
┌かんざしと腕輪。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
陂曲
3820
ひきょく
┌偏っていてよこしまなこと。〈新漢和大字典〉
┌かたよってよこしまなこと。〈新大字典〉
┌かたよって正しくないさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
洒腆
3821
せんてん
恭しく祭る。〈字通〉
-
餃餌
3822
こうじ
┌米の粉を飴でこねて作った菓子。〈新漢和大字典〉
┌肉饅頭。〈字通〉
┌くず米や麦粉と水あめとをこねて作った食品。〈漢辞海〉
-
鮓荅
3823
さとう
┌ウマ・ウシなどの胆石や腸内の結石。解毒剤として用いる。牛黄(ゴオウ)。≒鮓答〈漢字ペディア〉
┌牛・馬・豚・羊などの胆石や腸内の結石。解毒剤とされ、また雨乞いのまじないに用いられた。石糞。馬の玉。ヘイサラバサラ。ドウサラバサラ。≒鮓答〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蹂藉
3824
じゅうせき
┌1.下にふみつける。ふみにじる。
└2.人の体面を傷つける。〈漢字源〉
┌ふみつける。〈字通〉
-
邪揄
3825
やゆ
≒揶揄
┌からかう。〈字通〉
┌からかいあざける。〈漢字源〉
┌からかい、あざける。〈漢辞海〉
-
尨茸
3826
ぼうじょう
┌毛などの乱れるさま。〈字源〉
┌毛が乱れる。〈字通〉
┌乱雑なさま。蒙戎(モウジュウ)。〈漢辞海〉
-
屛幃
3827
へいい
┌1.ついたて、また、仕切りのたれ幕。とばり。
└2.転じて、室内。〈漢字源〉
┌1.とばり。ついたて。
└2.室内。〈漢辞海〉
-
蛇蛇
3828
いい
┌誇らしげに言うさま。〈字通〉
┌なよなよしたさま。また、くつろいでのびのびしたさま。〈漢字源〉
┌安舒のさま。やすらかにのびのびする。〈字源〉
-
鶯囀
3829
おうてん
┌うぐいすがさえずる。〈漢字源〉
┌うぐいすのさえずり。また、さえずること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
塒圏
3830
しけん
鳥獣の檻。〈字通〉
-
贐送
3831
じんそう
┌旅立つ人に物を送る。はなむけをする。また、その品物。〈新漢和大字典〉
┌餞別。〈字通〉
-
矜寡
3832
かんか
┌妻のいないあわれな男性と、夫のいないあわれな女性。≒鰥寡〈漢字源〉
┌老いて配偶のないもの。〈字通〉
-
釿鍔
3833
ぎんがく
┌器物上の凸凹のある線。〈字源〉
┌器物の凹凸のへり。釿は凹下の所。鍔は凸起した所。〈新大字典〉
-
壎篪
3834
けんち
土笛と竹笛。両者相和することを言う。〈字通〉
★壎篪相和(アイワ)す…壎と篪は音色がよく調和する。兄弟の仲が良いたとえ。〈漢辞海〉
-
苺苔
3835
ばいたい
┌こけ。〈漢字源〉
┌こけ。〈字通〉
-
昴霊
3836
ぼうれい
星の精霊の生まれ代わり。貴顕の人に言う。〈字通〉
-
楮鈔
3837
ちょしょう
┌紙幣。〈大辞林〉
┌紙幣。さつ。〈漢字源〉
-
枹鼓
3838
ふこ
┌ばちと鼓。転じて、野戦の陣地のこと。〈漢字源〉
┌太鼓と、ばち。軍鼓。〈字通〉
┌ばちと太鼓。戦闘や盗賊逮捕に打ち鳴らした。〈漢辞海〉
-
隆準
3839
りゅうせつ
┌たかい鼻。盛り上がっている鼻筋。〈漢字ペディア〉
┌柱の高いこと。また、高い鼻。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
撒星摏
3840
さんせいしょう
順序なくやたらに打ちこまれたくい。乱杙(ラングイ)。〈新大字典〉
-
愴矣
3841
そうい
┌かなしきさま。〈字源〉
┌いたむ。〈字通〉
-
陝輸
3842
せんしゅ
決まりのないさま。〈字通〉
★「陝(セン)」は「陜(キョウ)」とは別字。
├『陝(セン)…中国の県名。また、陝西省(センセイショウ)の略。』
└『陜(キョウ)…せまい。山あい。』
-
殷紅
3843
あんこう
┌赤黒色。〈字通〉
┌黒みがかった赤色。〈漢字源〉
┌黒みを帯びた赤色。≒真紅〈新大字典〉
-
繳弋
3844
しゃくよく
┌いぐるみ。〈字通〉
┌いぐるみ。〈新漢和大字典〉
-
泄泄
3845
えいえい
┌1.長く伸びたさま。また、たるんで締まりがなく、伸びたさま。
├2.鳥のはばたくさま。
└3.人の多いさま。〈漢字源〉
┌1.多いさま。
├2.鳥がはばたく。
├3.人がひしめく。
└4.多言するさま。〈字通〉
-
晨粧
3846
しんそう
┌朝早く身支度すること。〈漢字ペディア〉
┌朝の化粧。朝のよそおい。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
衵衣
3847
じつい
┌普段着。〈字通〉
┌普段着。平常服。また、じゅばん。〈新大字典〉
-
彪蔚
3848
ひゅううつ
┌あや模様がりっぱなさま。〈漢字ペディア〉
┌あや模様がりっぱなさま。〈漢字源〉
┌美しく絢爛たるさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
-
炒米
3849
しょうべい
┌いりごめ。〈字通〉
┌いりごめ。〈新大字典〉
-
芸薹
3850
うんだい
≒蕓薹
┌あぶらなの異名。〈新大字典〉
┌1.アブラナの別名。
└2.ウンダイアブラナの名で呼ばれるアブラナの変種。中国で主に採油用に栽培される。〈大辞林〉
★「芸(ウン)」は常用漢字の「芸(藝:ゲイ)」とは別字。
├『芸(ウン)・・・くさぎる。ヘンルーダ。』
└『芸(藝:ゲイ)・・・わざ。植える。』
-
運甓
3851
うんぺき
からだを強健にするために運動して努力すること。〈漢字源〉
★晋の陶侃が、体力を強くするために毎朝、甓(シキガワラ)を百枚ずつ運び出し、夕方にはそれを運び入れたことから。〈漢字源〉
-
惇厚
3852
とんこう
┌手厚い。〈字通〉
┌まことがあって手厚い。〈新大字典〉
-
曷鼻
3853
かつび
上に向いた鼻。仰鼻。〈字通〉
-
鯢鰌
3854
げいしゅう
小さい魚のこと。〈新漢和大字典〉
-
吼号
3855
こうごう
┌大声でさけぶ。〈字通〉
┌声をあげてさけぶ。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
淫哇
3856
いんあい
┌みだらな気持ちをそそるような音楽。〈漢字源〉
┌みだらな音楽。〈漢辞海〉
-
揃刈
3857
せんがい
切りそろえる。〈字通〉
-
嗄声
3858
させい
┌しわがれ声。〈漢字源〉
┌しわがれ声。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
橇行
3859
きょうこう
そりで行く。〈字通〉
-
辮髻
3860
べんけい
編髪を束ねて巻き上げる髪型。〈字通〉
-
荀草
3861
じゅんそう
┌草の名。〈字通〉
┌草の名。〈新大字典〉
-
酒壜
3862
しゅたん
胴が太くて、容量の大きい酒がめ。〈漢字源〉
-
懊儂
3863
おうのう
┌なやむ。〈字通〉
┌≒懊憹
├1.なやみもだえる。
└2.楽曲の名。懊憹歌。〈新大字典〉
-
奕楸
3864
えきしゅう
碁盤。〈字源〉
-
鉅卿
3865
きょけい
┌年長者を尊敬していうことば。〈新漢和大字典〉
┌大兄。〈字通〉
┌公卿。身分の高い人。また、人を尊んで呼ぶ語。≒巨卿〈日本国語大辞典〉
┌大兄。尊い身分の人や年長者、また、同輩を尊敬して言う言葉。〈漢辞海〉
-
隋釁
3866
ずいきん
尸祭に血を薦めてまつる。〈字通〉
-
一龠
3867
いちやく
黍(キビ)千二百粒の量。一合の十分の一。また、その量をいれるます。〈新漢和大字典〉
-
藺席
3868
りんせき
いぐさを編んで作ったむしろ。〈字通〉
-
摑裂
3869
かくれつ
さき破る。仏教語。〈字通〉
-
畬田
3870
よでん
新田。また、焼畑。〈字通〉
-
鉗鎚
3871
けんつい
┌禅家で、師僧が弟子を厳格に鍛え、教え導くことをたとえていう語。〈大辞泉〉
┌かみそりで剃り、鎚でうつ。禅家で教導の意に用いる。〈字通〉
┌仏家で、師僧が弟子を鍛錬する手段にたとえていう。弟子に対する師の厳格な教導。「鉗」は金を挟むやっとこ。「鎚」は金づちの意。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
嶢崢
3872
ぎょうそう
┌けわしく高い。〈字通〉
┌高いさま。〈新大字典〉
-
怦怦
3873
ほうほう
┌忠直なさま。〈字源〉
┌不満なさま。一説に、まめなさま。〈新大字典〉
-
褞袍
3874
おんぽう
┌ぬのこ。どてら。〈字通〉
┌やや大型で、そで口の広い綿入れ。〈漢字源〉
-
惴惴
3875
ずいずい
┌おそれおののくさま。〈漢字源〉
┌恐れおののいて、びくびくするさま。≒惴慄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
嚶唔
3876
おうご
哀怨(アイエン:うらめしくせつない)の声。〈字通〉
-
隘
3877
やく
おさえて止める。〈新漢和大字典〉
-
渠荅
3878
きょとう
┌地に置いて敵の侵入を防ぐ、はまびしの実の形の鉄製器具。〈字通〉
┌鉄製の菱形の具。戦場で敵の人馬を阻むため地に敷くもの。〈新大字典〉
-
蒙蘢
3879
もうろう
草木がはびこり乱れて茂るさま。≒蒙籠〈漢字源〉
-
斐炳
3880
ひへい
┌明らか。〈字通〉
┌彩りがあり輝くさま。〈漢辞海〉
-
赳赳
3881
きゅうきゅう
┌筋肉が引き締まって強いさま。たくましく進むさま。〈新漢和大字典〉
┌つよいさま。〈字通〉
-
碚磊
3882
はいらい
うずたかい岩。〈漢字源〉
-
掾属
3883
えんぞく
┌属官。〈字通〉
┌下役。属官。≒掾史〈漢辞海〉
-
岑嵒
3884
しんがん
┌高くけわしい。〈字通〉
┌高峻な岩。また、高くけわしいさま。岑金。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
饐死
3885
えっし
のどがつまって窒息して死ぬ。〈字通〉
-
曬書
3886
さいしょ
≒晒書
┌書物を日光にさらして虫干しをする。〈漢字源〉
┌書物の虫干しをする。〈字通〉
-
沂鄂
3887
ぎんがく
器物のへりにつけた凹凸文。沂は凹処、鄂は凸処をいう。〈字通〉
-
栞旅
3888
かんりょ
山行に木を伐ってしるべとし、山祭をする。〈字通〉
-
纓繳
3889
えいしゃく
いぐるみにかかる。〈字通〉
-
梔子
3890
しし
┌くちなし。〈漢字源〉
┌くちなし。≒越桃〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
杉籬
3891
さんり
┌すぎの生垣〈字源〉
┌杉の垣。〈字通〉
-
槎櫱
3892
さげつ
ひこばえ。≒槎枿〈字通〉
-
桔槔
3893
けっこう
┌はねつるべ。おもりの反動で井戸水などをくみ上げる仕掛け。〈漢字ペディア〉
┌はねつるべ。〈字通〉
┌はねつるべ。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
儚儚
3894
ぼうぼう
夢うつつでわけがわからなくなっているさま。〈漢字源〉
-
欹歟
3895
いよ
┌嘆美のことば。ああ。〈字源〉
┌ああ。〈字通〉
-
汕碗
3896
さんわん
大きな酒碗。〈字通〉
-
湍瀬
3897
たんらい
┌早瀬。〈字通〉
┌早瀬。〈字源〉
┌流れの急な浅瀬。早瀬。〈新大字典〉
┌早瀬。特に、石の上の急流。〈漢辞海〉
-
娃鬟
3898
あいかん
┌美人。〈漢字源〉
┌美しいまげ。転じて、美人。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
滕六
3899
とうろく
┌雪の神。〈字源〉
┌雪の神の名。〈字通〉
-
籟籥
3900
らいやく
┌しょうのふえ。〈字通〉
┌しょうのふえ。簫。〈新大字典〉
-
泛漲
3901
はんちょう
┌水がみなぎる。〈字源〉
┌みなぎる。〈字通〉
-
潘沐
3902
はんもく
┌米のとぎ汁で髪を洗う。〈漢字源〉
┌米のとぎ汁で髪を洗う。〈字通〉
-
纔着
3903
さいじゃく
装束の裾や下襲(シタガサネ)の裾をわずかに地につくほどの長さに仕立てること。〈大辞林〉
-
鰾膠
3904
ひょうこう
┌魚のうきぶくろを煮てつくったにかわ。粘着力が強い。にべ。〈新漢和大字典〉
┌にべにかわ。ニベ科の魚のうきぶくろから製する。粘着力が強い。〈新大字典〉
★「鰾膠」で「にべ」とも読む。〈大辞泉〉
-
湯熨
3905
とうい
┌湯と火のしを使って、患部を暖めて治療する方法。温罨法。〈漢字源〉
┌患部を湯であたためる。温罨法。〈字源〉
┌医学で、湯と火のしで、温めて治療する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
幢幡
3906
どうばん
┌仏堂に飾るはた。〈新漢和大字典〉
┌仏堂に飾る旗。竿柱に長い帛(ハク)を垂れ下げたもの。〈大辞泉〉
┌仏堂に飾るはた。装飾のついた竿(サオ)に長い布をたらしたもの。〈漢字ペディア〉
★トウハンと読むと「はた」の意。〈新漢和大字典〉
★「トウハン」と読めば、のぼりの一種の意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鱏鰉
3907
じんこう
海にすむ魚の一種。チョウザメ。〈新漢和大字典〉
-
茗讌
3908
めいえん
┌茶会。〈字通〉
┌茶をたてて客をもてなす会。≒茗宴〈新漢和大字典〉
┌茶の湯の会。≒茗宴、茗燕〈新大字典〉
-
斉戒
3909
さいかい
┌ものいみ。〈字通〉
┌ものいみして心身を清める。≒斎戒〈漢字源〉
-
砧杵
3910
ちんしょ
┌きぬたうつ。〈字通〉
┌1.きぬたの台とそれを打つきね。
├2.きぬたに用いるきね。
└3.とんとんとたたく、きぬたの音。〈漢字源〉
-
纘緒
3911
さんしょ
┌前人のはじめた事業を承けつぐ。〈字源〉
┌前人の事業を受けつぐ。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
咨諏
3912
ししゅ
問いはかる。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
噁噁
3913
あくあく
鳥の声。〈漢字源〉
-
積聚
3914
しゃくじゅ
┌さしこみ。また、癇癪(カンシャク)。癪(シャク)。〈大辞泉〉
┌胃痙攣(イケイレン)・癇癪(カンシャク)のこと。〈漢字ペディア〉
★「セキシュウ」と読めば「積みたくわえる意」となる。
◇漢字ペディア大見出し
-
迢逓
3915
ちょうてい
┌1.はるかに遠く点々と続くさま。
└2.高くつらなるさま。〈新漢和大字典〉
┌1.はるかに遠く点々と続くさま。
└2.高くつらなるさま。〈漢字源〉
-
銛錐
3916
せんすい
するどいきり。〈新漢和大字典〉
-
楢櫟
3917
ゆうれき
ならと、くぬぎ。〈字通〉
-
亨熟
3918
ほうじゅく
┌よく煮る。〈字通〉
┌十分に煮る。〈字源〉
┌十分に煮ること。烹熟。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
諢名
3919
こんめい
┌親しみや軽い侮蔑の気持ちで、その人につける本名以外の呼び名。≒綽名〈新漢和大字典〉
┌あだな。ニックネーム。≒渾名〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
怕怯
3920
はきょう
┌おそれる。〈字通〉
┌おそれること。≒怕畏、怕懼〈新大字典〉
-
笞擽
3921
ちりゃく
むちでうつ。〈漢字源〉
-
諒陰
3922
りょうあん
┌天皇が、その父母の死にあたり喪に服する期間。また、天皇・太皇太后・皇太后の死にあたり喪に服する期間。≒諒闇、亮陰〈大辞泉〉
┌天子が父母の喪に服するときの部屋。また、その期間。≒亮闇、亮陰、諒闇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
纛旛
3923
とうばん
≒纛幡
┌1.平安時代、軍陣で将軍の標識として立てた旗。
└2.昔、朝廷で即位式などのとき大極殿(ダイゴクデン)(後世は紫宸殿(シシンデン))の庭に威儀を整えるために立てた仗旗(ジョウキ)。〈大辞泉〉
┌令制による儀仗の旗の一つ。将軍の陣中の標旗。また、仗旗。龍像(タツガタ)纛旛、鷲像(ワシガタ)纛旛、虎像(トラガタ)纛旛、兕像(ジノカタ)纛旛がある。〈日本国語大辞典〉
-
裴回
3924
はいかい
┌たちもとおる。徘徊。〈字通〉
┌≒裴徊
├1.ぶらぶらとするさま。
├2.ゆっくり進むさま。
└3.立ち去りがたいさま。≒徘徊〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
磚房
3925
せんぼう
レンガ造りの家屋。〈字源〉
-
迴飆
3926
かいひょう
つむじかぜ。〈字通〉
-
隠亡
3927
おんぼう
┌古く、火葬や墓所の番人を業とした人。江戸時代、賤民の取り扱いをされ差別された。≒隠坊、御坊〈漢字源〉
┌昔、死人の火葬・埋葬をしたり、墓所を守ったりした職業の人。〈漢字ペディア〉
┌古く、火葬や墓所の番人を業とした人。江戸時代、賤民の取り扱いをされ差別された。≒隠坊、御坊〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
樛木
3928
きゅうぼく
┌枝が曲がりくねってもつれている木。〈漢字源〉
┌枝の下り曲れる木。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
磽薄
3929
こうはく
┌地味のやせていること。また、そのさまや、その土地。〈日本国語大辞典〉
┌石が多く、やせた土地。≒磽瘠〈漢字源〉
┌やせたる土地。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
盟歃
3930
めいそう
┌血をすすりあって誓うこと。〈漢字源〉
┌血をすすって誓うこと。〈新大字典〉
┌生贄の血をすすりあって神に誓いを立てる。〈漢辞海〉
-
属鏤
3931
しょくる
┌名剣の名。〈字通〉
┌呉の国の名剣の名。春秋時代、呉王夫差が伍子胥(ゴシショ)にこの険を与えて自殺を命じた。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
越度
3932
おちど
┌あやまち。過失。失敗。〈漢字ペディア〉
┌(国)あやまち。過失。落ち度。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
-
熨帖
3933
うっちょう
┌ひのしをかける。≒熨貼〈字通〉
┌火のしをかけてしわをのばすこと。≒熨貼〈新大字典〉
┌≒熨貼
├1.押さえてはりつける。
├2.火のしで服のしわを伸ばす。
├3.言葉の使い方が適切なさま。
└4.くつろいださま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
阿媽
3934
あも
東南アジア・中国などで、外国人に雇われている現地の女性。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
委虒
3935
いし
┌角のある虎。水中を行くという。〈新大字典〉
┌トラに似た、角のある想像上の獣の名。〈漢字ペディア〉
┌角があって、水中を行くことができる虎。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
栲櫟
3936
こうれき
ぬるで。〈新大字典〉
-
柏槙
3937
びゃくしん
┌イブキの別称。〈漢字ペディア〉
┌ヒノキ科の常緑低木ないし高木。いぶき。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
歇驕
3938
かつきょう
口の短い猟犬。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
-
潭湫
3939
たんしゅう
┌深い池。〈字通〉
┌深い池。湫は、池。〈新大字典〉
-
褊綴
3940
へんとつ
┌江戸時代に医師などが着た羽織。褊衫(ヘンサン)と直綴(ジキトツ:腰から下にひだのある僧衣)とを折衷してつくった衣。〈漢字ペディア〉
┌褊衫(ヘンサン)と直裰(ジキトツ)とを折衷した羽織のような僧衣。脇裾を15センチほど縫っていない。空也堂の鉢叩(ハチタタ)きが着たが、江戸時代には医師などが着用。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
褊衫
3941
へんさん
┌僧衣の一種。上半身をおおう法衣。〈漢字ペディア〉
┌僧衣の一。両袖を備えた上半身をおおう法衣。下半身に裙子(クンス)をつける。転じて、僧衣。≒偏衫〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蘆薈
3942
ろかい
┌アロエ。ユリ科の多肉植物。剣形で肉厚の葉は胃薬や傷薬として用いられ、「医者いらず」の異名をもつ。〈漢字ペディア〉
┌アロエのこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
犂然
3943
りゅうぜん
┌1.(リュウゼン)恐れおののくさま。
└2.(レイゼン)はっきりとしたさま。〈新大字典〉
┌(リュウゼン)ふるいおののくさま。〈字源〉
┌1.(リュウゼン)すっきりと了解できたさま。自得したさま。一説に、おののき震えるさま。
└2.(レイゼン)はっきり見抜くさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
触穢
3944
そくえ
┌病気・死亡・出産・月経などのけがれにふれること。一定期間、神事・参内(サンダイ)などは避けた。〈漢字ペディア〉
┌死穢・弔喪(チョウロウ)・産穢・月経などのけがれに触れること。昔は、けがれに触れた人は一定期間、神事を行ったり宮中へ参内したりすることができなかった。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
窕冶
3945
ようや
妖艶なさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
陂陀
3946
はだ
┌地に高低のあるさま。〈字通〉
┌土地が平らでないさま。斜めのさま。≒陂阤(ハタ)、陂陁(ハタ)。〈新大字典〉
┌地のななめにして平らかならざるさま。≒陂阤〈字源〉
┌斜めに傾いているさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
糺縵縵
3947
きゅうまんまん
★糺縵縵たり・・・入り乱れて長く広がるさま。一説に、糺は禮の古字、礼の誤りという。朝廷の礼式がよくととのう意。〈新大字典〉
-
紉緝
3948
じんしゅう
糸で綴ること。〈新大字典〉
-
綾子
3949
りんず
┌生糸(キイト)で地紋を織り出した絹織物。厚く光沢があり、着物や帯などに使う。≒綸子〈漢字ペディア〉
┌滑らかで光沢のある、後練りの繻子(シュス)織りの絹織物。紋織りと無地とがある。生糸で織り上げた後、精練する。染め生地として、訪問着などに用いる。≒綸子〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
行縢
3950
こうとう
┌鹿・熊などの毛皮で作り、乗馬の時、腰からすねにかけておおうもの。きゃはん。〈新大字典〉
┌むかばき。きゃはん。〈日本国語大辞典〉
┌旅や狩りなどのとき、歩きやすいように足をくるむもの。きゃはん・すねあてなど。〈漢字源〉
★「行縢」で「むかばき」とも読む。
-
罩汕
3951
とうさん
すくいあみ。また、すくい取ること。〈新大字典〉
-
聶聶
3952
しょうしょう
┌もの静か。〈字通〉
┌木の葉が動くさま。〈新大字典〉
┌軽く小さくて、おだやかなさま。〈新漢和大字典〉
-
苫蓑
3953
せんさ
┌とまと、みの。〈新大字典〉
┌みの。〈字通〉
-
蘢茸
3954
ろうじょう
┌あつまるさま。〈新大字典〉
┌草木がぼうぼうと茂っているさま。〈新漢和大字典〉
┌あつまれるさま。〈字源〉
-
荀氏
3955
じゅんし
★荀氏の八竜(ハチリョウ)…後漢の荀淑の八人の子。兄弟そろって徳業があったので世間では八竜とたたえた。転じて、すぐれた兄弟の多いことのたとえ。〈新大字典〉
-
莫春
3956
ぼしゅん
┌暮春。春の終わり。〈新漢和大字典〉
┌春の末。暮春。晩春。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
蒐畋
3957
しゅうでん
┌狩りをすること。蒐田。〈新大字典〉
┌かり。また、かりをする。蒐田。〈新漢和大字典〉
-
蓍亀
3958
しき
┌うらないに用いるめどぎと亀の甲羅。転じて、うらない。卜筮(ボクゼイ)。〈新大字典〉
┌占いに使う、めどぎと、亀の甲羅。転じて、占い。蓍蔡(シサイ)。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
公姥
3959
こうぼ
しゅうとと、しゅうとめ。〈新漢和大字典〉
-
巾箱
3960
きんそう
1.書物などをいれておく布張りの小さな箱。
2.巾箱本(キンソウボン)の略。携帯用の小さな本。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
賁育
3961
ほんいく
┌孟賁(モウホン)と夏育。ともに戦国秦の武王に仕えた勇士。〈漢辞海〉
┌秦の武王に仕えた戦国時代の勇士。竜虎をも恐れなかったという。〈漢辞海〉
★賁育の勇(ユウ)…非常に気力が盛んで強いこと。〈漢検四字熟語辞典〉
-
澳溟
3962
おうめい
┌深く暗い。〈字通〉
┌深いこと。〈新大字典〉
-
蛾傅
3963
ぎふ
蟻のように集まる。〈字通〉
-
苑結
3964
うっけつ
┌心がむすぼれる。鬱結。〈字通〉
┌心のふさぐこと。〈新大字典〉
┌気持ちが晴れないさま。鬱結。〈漢辞海〉
-
梲杖
3965
たつじょう
木杖。〈字通〉
-
射覆
3966
せきふ
┌隠したものをあてさせる。〈字通〉
┌1.ふたをして隠したものの中身をあてる遊戯。占いにも使われた。
└2.酒宴の余興。連字句の上の一字を隠して、下の字をあてる遊び。〈漢辞海〉
-
亡聊
3967
ぶりょう
┌なんとなく気がはれない。とりとめもなくもの寂しいこと。≒無聊〈漢字源〉
┌1.生活上、頼るべき人や物がないさま。
├2.問題を解決する手段がない状態。手詰まり。
└3.たいくつなさま。≒無聊〈漢辞海〉
-
猗儺
3968
あだ
┌なよやかなさま。≒婀娜〈漢字源〉
┌しなやかなさま。〈字通〉
┌素直になよやか。柔順のさま。〈字源〉
-
屭屭
3969
きき
有力。〈字通〉
-
兌利
3970
えいり
鋭い。〈字通〉
★兌・・・非常に音読みの多い漢字の一つ。以下一覧。
├『兌:ダ・・・とりかえる。また、易の八卦の一。』
├『兌:エツ・・・よろこぶ。≒悦』
├『兌:エイ・・・するどい。≒鋭』
├『兌:タイ・・・脱(タイ)に同じで、ゆるやかなさまの意か。音熟語見当たらず。義不明。』
└熟語では「ダ」の用例が多い。「兌換(ダカン)」・「発兌(ハツダ)」
-
和兌
3971
わえつ
なごやかによろこぶ。≒和説、和悦〈字通〉
★兌・・・非常に音読みの多い漢字の一つ。以下一覧。
├『兌:ダ・・・とりかえる。また、易の八卦の一。』
├『兌:エツ・・・よろこぶ。≒悦』
├『兌:エイ・・・するどい。≒鋭』
├『兌:タイ・・・脱(タイ)に同じで、ゆるやかなさまの意か。音熟語見当たらず。義不明。』
└熟語では「ダ」の用例が多い。「兌換(ダカン)」・「発兌(ハツダ)」
-
躡景
3972
じょうえい
┌日の光を追う。〈新漢和大字典〉
┌日影を追う。速やかにゆく。〈字通〉
-
樗蒲一
3973
ちょぼいち
┌1.中国から伝わった賭博(トバク)の一種。一つのサイコロで出る目を一つ予測し、当たれば賭け金の四倍が戻るもの。
└2.人をごまかすようなこと。いんちき。〈漢字ペディア〉
┌中国渡来の賭博(トバク)の一。1個のさいころで出る目を予測し、予測が当たれば賭け金の4倍または5倍を得る仕組みになっているもの。転じて、博奕(バクチ)のこと。
├2.いんちき。でたらめ。
└3.ばかをみること。〈大辞泉〉
★樗蒲一なら七里(シチリ)帰(カエ)っても張(ハ)れ…強く人をひきつける賭博の魅力をいう。賭け事と聞いたら、今来た道を七里戻っても加われという意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
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槧本
3974
ざんぽん
┌版木で印刷・刊行した本。板本。刻本。〈日本国語大辞典〉
┌版木に彫って摺った書物。版本。〈新大字典〉
┌版木を使って印刷した書物。≒版本、刻本〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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刺刺
3975
せきせき
┌身にこたえるほど、うるさくしゃべるさま。〈新漢和大字典〉
┌くどくどと言多きさま。〈字源〉
┌1.よくしゃべるさま。くどくどしゃべるさま。
└2.風音の激しいさま。〈漢辞海〉
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繆繞
3976
りょうじょう
┌まといつく。〈字通〉
┌まつわりめぐること。まといつくこと。〈新大字典〉
┌からみつく。まとわりつく。〈漢辞海〉
★「繆」は、「誤る・間違う」意だと「ビュウ(繆説/紕繆)」と読み、この意と音を用いる熟語が多い。その他の音では「まとう」意だと「リョウ(繆繞)≒繚」、「結ぶ・縊る」意だと「キュウ(繆死)」、穆に通じるときは「ボク」の三項が挙げられるが、いずれも稀有。上記の意と音が反するが例外で「綢繆(チュウビュウ)」は過去頻出の語句なので必修。
◇漢字ペディア下付き
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溲溺
3977
しゅうにょう
┌小便。〈字通〉
┌ゆばり。また、小便する。〈字源〉
┌ゆばり。小便。また、小便すること。〈新大字典〉
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齎送
3978
しそう
┌葬式のときに死者の遺体と共に墓を埋める物品。〈新漢和大字典〉
┌せいそう…1.持って行く。とどけてやる。
└しそう…2.葬式の時死者とともに埋める副葬品。〈漢辞海〉
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膃肭
3979
おつどつ
┌肥え太って、柔らかい。〈漢字源〉
┌肥えているさま。〈新大字典〉
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簍籔
3980
ろうそう
頭にものを載せるときの、わらなどを編んだ台。〈字通〉
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駆儺
3981
くだ
┌おにやらい。〈字通〉
┌年末や節分などに悪鬼を追い払う儀式。鬼やらい。〈漢字源〉
┌歳末に悪鬼を追い払う儀式。節分の豆まきは、これに転じたもの。鬼やらい。〈漢辞海〉
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趣駕
3982
そくが
┌急いで乗り物の用意をさせる。≒促駕〈新漢和大字典〉
┌急いで車馬を走らせる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
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蒲萄
3983
ぶどう
┌葡萄(ブドウ)のこと≒蒲陶〈新漢和大字典〉
┌葡萄(ブドウ)。蒲桃(ブドウ)。〈新大字典〉
┌果物のぶどう。果汁を酒にかもす。〈字通〉
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爰書
3984
えんしょ
┌罪人の口述書。聞取書を交換して公平を期した。〈字通〉
┌1.罪人の供述を写しとった書。一説に、「爰」は、秦・漢代のころの字書「爰歴篇」の書体で書いた取調書とも。
└2.漢代、公証書のこと。一説に、上級管理への報告書。〈漢字源〉
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拊髀
3985
ふひ
┌1.ももをうつこと。
└2.喜び勇むさま。〈新大字典〉〈新大字典〉
┌ももをうつ。喜ぶ。憤る。〈字通〉
┌ももをたたく。ふるい立つさま。〈漢辞海〉
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産穢
3986
さんえ
┌出産の際、生まれた子の父母が受けるというけがれ。江戸時代には、父は7日間、母は35日間とされた。〈大辞泉〉
┌出産のとき、その子の父母の身にかかるけがれ。江戸時代には父は七日間、母は三十五日間とされ、普通は出仕などを差し控えたが、評定所の立合、内寄合には三日たてば出席できるという例外も見られた。〈日本国語大辞典〉
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穢身
3987
えしん
┌(仏)けがれた身。煩悩に迷い、悟りを開けない凡人。〈漢字ペディア〉
┌(仏)けがれた身体。凡夫の身。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
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剽劫
3988
ひょうきょう
┌おびやかすこと。≒脅喝〈新大字典〉
┌おびやかすこと。≒脅迫〈字源〉
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柞
3989
さく
草や木をきりはらう。かる。〈新漢和大字典〉
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柞蚕
3990
さくさん
┌ヤママユガ科のガ。褐色で大形。繭から絹糸をとる目的で飼育される。〈漢字ペディア〉
┌蚕の一種。緑から黄褐色に変わり、ナラやクヌギの葉を食べ、山繭に似た褐色の繭を作る。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
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胡盞
3991
うさん
┌黒色の釉(ウワグスリ)をかけた天目茶碗(テンモクヂャワン)の一種。献茶用。≒烏盞〈漢字ペディア〉
┌天目茶碗(テンモクヂャワン)の一つで、釉色(ユウショク)の黒いもの。≒烏盞〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
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瑇玻盞
3992
たいひさん
┌昔、中国江西省の吉州窯(キッシュウヨウ)で作られていた茶碗(チャワン)。「瑇玻」は瑇瑁(タイマイ)(カメの一種)の皮の意。≒瑇皮盞〈漢字ペディア〉
┌中国江西省吉州窯で宋代から元代にかけて作られた天目(てんもく)茶碗。釉(うわぐすり)の調子が鼈甲に似ることに由来する、日本での呼称。吉州天目。≒鼈盞〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
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魴鰥
3993
ほうかん
魚の名。〈字通〉
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袙頭
3994
ばっとう
はちまき。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
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権萃
3995
ごんずい
┌ミツバウツギ科の落葉小高木。山野に自生。初夏、黄緑色の小花を多数円錐(エンスイ)状につける。〈漢字ペディア〉
┌ミツバウツギ科の落葉高木。関東以西の雑木林に自生。枝は紫黒色をし、羽状複葉をつける。初夏、黄緑色の小花が多数つく。実は赤く、熟すと裂けて黒い種子が見える。野鴉椿。きつねのちゃぶくろ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
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隕泗
3996
いんし
┌涙を流すこと。〈新大字典〉
┌なみだをおとす。≒隕涕、垂泗、流涕〈字源〉
┌涙がぽろぽろとこぼれる。泣いて涙を流すこと。≒隕涕、隕涙〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
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朱殷
3997
しゅあん
┌赤黒い血の色。〈字通〉
┌赤黒い色。日の経過した血の色。
┌あかぐろし。〈字源〉
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長吁
3998
ちょうく
┌長嘆息。〈日本国語大辞典〉
┌深いため息をつくこと。〈大辞林〉
┌長くため息をついて嘆く。≒長嘆息、長息〈漢辞海〉
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頡滑
3999
けっこつ
┌1.入り乱れる。
└まがりくねるさま。一説に、正しいくない言葉。〈漢字源〉
┌1.入り乱れる。
└2.曲がりくねること。また、正しくない語。〈新大字典〉
┌錯乱する。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
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雍也
4000
ようや
★雍也論語(ロンゴ)…勉強が長続きしないことのたとえ。三月庭訓。全20編ある「論語」の、第6編「雍也」あたりで読むのをやめてしまうことから。〈大辞泉〉
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#漢検1級 #音読み