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酸素解離曲線が右に変異する要因
アシドーシス、CO2上昇、体温上昇
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酸素解離曲線が左に変異する要因
アルカローシス、HbF(胎児ヘモグロビン)
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COPDのX線所見
肺過膨張、滴状心
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珪肺の好発部位
上〜中肺野(小さいから)
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石綿肺の好発部位
下肺野(大きいから)
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珪肺の合併症
肺結核(上肺野で起こりやすい)、肺癌
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石綿肺の合併症
胸膜プラーク、胸膜中皮腫、肺癌
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悪性胸膜中皮腫の発生部位
壁側胸膜
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夏型過敏性肺炎の検査所見
ツ反陰性化、BALFでCD8優勢
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夏型過敏性肺炎のX線所見
両側びまん性すりガラス陰影
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夏型過敏性肺炎のアレルギー型
III型、IV型
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サルコイドーシスの検査所見
ツ反陰性化、BALFでCD4優勢(最多はマクロファージ)、ACE上昇
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サルコイドーシスのCT所見
両側肺門リンパ節腫脹、多発性小粒状陰影
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サルコイドーシスのアレルギー型
IV型
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サルコイドーシスの治療
BHL(両側肺門リンパ節腫脹)→経過観察、臓器障害あり→ステロイド
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転移性肺癌のCT所見
両側に境界明瞭の多発性腫瘤状陰影
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血液凝固能亢進の原因
プロテインC欠乏症、プロテインS欠乏症、アンチトロンビンIII欠乏症、手術、悪性腫瘍、経口避妊薬など
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前縦隔に好発する腫瘍
胸腺腫、奇形腫(上縦隔の甲状腺腫と合わせてTTT)
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上縦隔に好発する腫瘍
甲状腺腫
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中縦隔に好発する腫瘍
気管支嚢胞、心膜嚢胞
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後縦隔に好発する腫瘍
神経原性腫瘍
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気道のクリアランスに関わる細胞
線毛細胞、杯細胞
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Ⅰ型肺胞上皮細胞は何に関与するか
ガス交換
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サーファクタント過剰蓄積となる疾患
肺胞蛋白症
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気管〜肺胞の気道の解剖名を順番に挙げよ
気管、気管支、細気管支、終末細気管支、呼吸細気管支、肺胞
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気管軟骨はどこに存在するか
気管、気管支
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シルエットサイン陽性とは
心陰影と肺陰影の境界が不明瞭→陰影は心臓と隣接、前方に位置する
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吸気に関与する筋
横隔膜、外肋間筋(斜角筋、胸鎖乳突筋)
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呼気に関与する筋
内肋間筋
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末梢化学受容器が感知するもの
O2の低下(頚動脈小体、大動脈小体)
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肺胞と肺胞とを交通する小孔
Kohn孔(肺胞孔)
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慢性気管支炎など気道の水分が増加することで聴取されるもの
rhonchi(いびき音):低い連続性ラ音
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肺肝境界が消失する疾患
消化管穿孔
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声音振盪が増強する疾患
肺炎、肺水腫など(減弱:COPD、気胸、胸水、無気肺)
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特発性肺線維症、COPD+肺癌、肝硬変で共通して見られる身体所見
ばち指
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スパイロメトリーで計測できない指標
残気量、機能的残気量、全肺気量
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成人の解剖学的死腔の量
150mL
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努力肺活量とは
最大吸気位からできるだけ早く、一気に呼出させて得られる肺活量
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1秒率低下の判断基準
<70%
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1秒率低下が見られる疾患3つ
喘息、COPD、びまん性汎細気管支炎
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%VC低下の判断基準
<80%
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フローボリューム曲線の横幅は何を表すか
努力肺活量
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フローボリューム曲線が下に凸になる疾患
閉塞性換気障害:COPD、喘息
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Ⅰ型呼吸不全ではA-aDO2は開大する。◯か☓か
◯、拡散障害、換気血流比不均等、シャントで開大
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拡散障害をきたす疾患
(肺胞壁の肥厚)肺水腫、間質性肺炎、(ガス交換面積↓)COPD
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Ⅱ型呼吸不全を呈する病態は
肺胞低換気(それ以外はCO2溜まらない)
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A-aDO2の基準値
5~15 Torr
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パルスオキシメーターでSpO2を正しく計測できなくなるのはどのような時か(2つ)
マニキュア塗布時、CO中毒
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CO2ナルコーシスをきたした場合の治療
人工呼吸器による人工換気
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高CO2血症では頭蓋内圧はどうなるか
脳血管拡張により亢進する
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頭蓋内病変のある患者がmorning headacheを認めることがあるのはなぜか
早朝は低換気でCO2が貯留しやすいため
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アスピリン喘息の合併症
慢性副鼻腔炎、鼻茸
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喘息の長期管理薬である、LABA、ロイコトリエン拮抗薬、テオフィリン、LAMA、抗IgE抗体、ステロイドの中で吸入による投与はどれか
LABA、LAMA、副腎皮質ステロイド(ロイコトリエン拮抗薬、テオフィリンは経口投与、抗IgE抗体は皮下注)
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咳喘息と喘息の相違点2つ
咳喘息では聴診でwheezes(-)、呼吸機能検査に異常なし
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アトピー喘息は気管支喘息に移行しうる。◯か☓か
☓、移行しない
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気管支喘息、咳喘息、アトピー喘息の中で、呼気NOが上昇しないものはどれか
アトピー喘息
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気管支喘息、咳喘息、アトピー喘息の中で、1秒率が低下するものはどれか
気管支喘息
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気管支喘息、咳喘息、アトピー喘息の中で、抗ヒスタミン薬が有効なのはどれか
すべて(感冒にも使用する)
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気管支喘息、咳喘息、アトピー喘息の中で、気管支拡張薬が無効なのはどれか
アトピー喘息
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COPD急性増悪の原因2つ
肺炎、右心不全(他に気胸、肺血栓塞栓症など)
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COPD患者の肺炎の起因菌として頻度の高いもの
肺炎球菌、インフルエンザ桿菌、モラクセラ・カタラーリス
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COPD急性増悪時に行う治療であるABCアプローチはそれぞれ何か
抗菌薬投与、気管支拡張薬(SABA)、ステロイド内服or静注
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びまん性汎細気管支炎の合併症
慢性副鼻腔炎(副鼻腔気管支症候群のひとつと考えられている)
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びまん性汎細気管支炎の進行例で検出されやすい細菌
緑膿菌
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びまん性汎細気管支炎では寒冷凝集素価が上昇する。◯か☓か
◯、寒冷凝集素価↑
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びまん性汎細気管支炎の好発遺伝因子
HLA-B54(+)
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びまん性汎細気管支炎の治療法
14員環マクロライド系抗菌薬の少量長期投与(気道炎症を抑制する効果)
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アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は何型アレルギーによる疾患か
Ⅰ、Ⅲ、Ⅳ型アレルギー
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アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の基礎疾患として多いもの
気管支喘息
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アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の喀痰の色調は
茶褐色
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アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の治療法
ステロイド内服
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特発性肺線維症の好発
50歳以上の喫煙者
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特発性肺線維症の血液検査で上昇が見られ、Ⅱ型肺胞上皮から産生されるもの2つ
SP-A、SP-D(サーファクタントプロテイン)
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急性好酸球性肺炎の好発
若年男性
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急性好酸球性肺炎の発症の契機
喫煙の開始(寄生虫感染やABPAによる好酸球↑肺炎は、急性/慢性好酸球性肺炎に含まれない)
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好酸球性肺炎の治療
ステロイド
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慢性好酸球性肺炎の好発
中年女性
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慢性好酸球性肺炎では何を背景に発症することが多いか
気管支喘息
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慢性好酸球性肺炎は再発しやすいか
再発しやすい(⇔急性好酸球性肺炎は再発しにくい)
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夏型過敏性肺炎は何型アレルギーか
Ⅲ型、Ⅳ型
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夏型過敏性肺臓炎で見られる抗原
トリコスポロン
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夏型過敏性肺臓炎では、ツベルクリン反応が陰性化する。◯か☓か
◯
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夏型過敏性肺臓炎では気管支肺胞洗浄でCD◯優位のリンパ球上昇がみられる
CD8(夏=8月で覚える)
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農夫肺ではCD◯優位のリンパ球上昇が見られる
CD4
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サルコイドーシスで上昇する血中酵素
ACE
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サルコイドーシスの病変の分布を調べるために行う検査
Gaシンチグラフィ(腫瘍や炎症などに集積しやすい)
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サルコイドーシス患者が臓器障害をきたした場合に行う治療
ステロイド
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放射性肺炎は、照射後どれくらいの期間をおいて発症するか
1〜6ヶ月
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放射性肺炎のリスクファクター2つ
肺線維症、COPD
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放射性肺炎の発症には、線量は依存する。◯か☓か
◯
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放射性肺炎の治療
ステロイド(酸素飽和度低下時)
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肺腺癌の腫瘍マーカー2つ
CEA、SLX
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肺小細胞癌で産生されるホルモン2つ
ADH、ACTH(SIADH、異所性Cushing症候群を引き起こす)
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肺小細胞癌でみられる合併症
Lambert-Eaton症候群
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肺小細胞癌の腫瘍マーカー2つ
NSE、ProGRP
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大細胞癌の腫瘍マーカー3つ
CEA、SLX、hCG(→女性化乳房)
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Pancoast腫瘍により、腕神経叢圧迫により特にどこに麻痺が起こるか
尺骨神経
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上大静脈症候群の症状緩和のために行われる治療
放射線治療
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非小細胞癌で手術適応となるのはどのようなときか
病変が片側肺に留まる場合(肺門リンパ節はセーフ、縦隔や気管分岐部、鎖骨上窩のリンパ節はアウト)
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肺がん患者に対し、化学療法の適応があるのはどのようなときか
PSが保たれている時(PS0~1)
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肺がん患者に対し、放射線適応があるのはどのようなとき
病変が片側肺と縦隔リンパ節までにとどまる時
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非小細胞癌の術式
肺葉切除+縦隔リンパ節郭清
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EGRF遺伝子変異と強く関連する因子4つ
東洋人、女性、非喫煙者、腺癌患者
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EGFR阻害薬で必発する副作用とその症状に有効な薬
湿疹 →ミノサイクリン(テトラサイクリン系)
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肺癌で使用される免疫チェックポイント阻害薬
抗PD-1抗体(二ビルマブ)
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癌性リンパ管症をきたしやすい癌の組織系
腺癌(胃癌、乳癌、肝癌などでみられ、予後不良)
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胸腺腫の合併症
重症筋無力症、赤芽球癆、低γグロブリン血症
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石灰化が特徴的な縦隔腫瘍
奇形腫
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神経原性腫瘍ではHorner症候群が見られる。◯か☓か
◯、交感神経幹由来の良性腫瘍が多い。治療は外科的切除が原則。
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心膜嚢胞の好発部位2つ
前縦隔、中縦隔(右側に生じやすく、大部分が先天性・良性)
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中等度から高度の気胸の治療
胸腔ドレナージ(再発例、気漏の持続には手術)
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女性の気胸でまず考えられる疾患2つ
LAM、子宮内膜症(月経随伴性気胸)
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リンパ脈管筋腫症(LAM)の好発
妊娠可能年齢の女性
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リンパ脈管筋腫症で胸部に出現する合併症2つ
気胸(50%)、乳び胸
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リンパ脈管筋腫症の呼吸機能検査では何を呈する(2つ)
閉塞性障害、拡散障害
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リンパ脈管筋腫症の発症初期と進行例それぞれの治療法
発症初期:シロリムス(mTOR阻害薬)、対症療法、進行例:肺移植
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肺ランゲルハンス細胞組織球症の好発
20〜40歳台の喫煙男性
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LAMと肺ランゲルハンス細胞組織球症に共通して見られる合併症
気胸
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肺ランゲルハンス細胞組織球症の合併症2つ
気胸、悪性腫瘍
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肺ランゲルハンス細胞組織球症の治療法
禁煙
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漏出性胸水の主成分
水分
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滲出性胸水の原因
血管透過性亢進
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結核性の胸水で上昇するもの2つ
ADA、リンパ球
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胸膜中皮腫の胸水で上昇するもの
ヒアルロン酸
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乳び胸の胸水で上昇するもの
TG
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乳び胸患者に対する栄養管理
絶食・完全静脈栄養
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乳び胸持続例に対する治療
胸管結紮術
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急性膿胸の代表的な起因菌2つ
黄色ブドウ球菌、クレブシエラ
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慢性膿胸の症状
発熱・胸痛・WBC上昇を認めず、症状が乏しい
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慢性膿胸の経過中に合併しうる疾患
悪性リンパ腫
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胸腔ドレーンにより、虚脱度の大きい肺を急激に拡張させると生じる合併症
再膨張性肺水腫
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再膨張性肺水腫の治療
気管挿管、陽圧換気
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胸水の確認にまず行う有用な検査
超音波検査
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塵肺の治療
対症療法
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建設物の建設、自動車工場に従事している人を背景に起こる疾患
石綿肺
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胸膜プラークは悪性胸膜中皮腫の発生母地になる。◯か☓か
☓、発生母地にならないため、治療対象とならない
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蛍光灯や航空機の製造者、歯科技工士に好発する塵肺
ベリリウム肺
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関節リウマチに塵肺を合併したもの
Caplan症候群
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トンネル工事、鉱山に従事している人を背景に起こる疾患
珪肺
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糖尿病患者・大酒家に好発する肺炎の原因で多い起因菌
クレブシエラ(肺炎桿菌)
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クレブシエラによる肺炎の治療
第2/3世代セフェム
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インフルエンザ桿菌による肺炎の治療
第2/3世代セフェム
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インフルエンザ罹患後に肺炎の原因となりやすい細菌
黄色ブドウ球菌
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非定型肺炎に有効な抗菌薬
マクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系
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健康な若年者に発生しやすい肺炎
マイコプラズマ肺炎
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マイコプラズマ肺炎では寒冷凝集素反応が陽性となる。◯か☓か
◯
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マイコプラズマ肺炎の治療に用いられる抗菌薬
マクロライド系(無効例ではニューキノロン)
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Chlamydophila psittaciが引き起こす肺炎
オウム病
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肺炎を引き起こす細胞内寄生菌2つ
レジオネラ、クラミジア(マイコプラズマは細胞壁がないだけ)
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医療介護関連肺炎を引き起こす最多の原因菌
肺炎球菌
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誤嚥性肺炎の起因菌として口腔内嫌気性菌以外の菌3つ
肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、大腸菌
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尿中抗原測定が有効な肺炎の起因菌2つ
肺炎球菌、レジオネラ
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A-DROPに含まれる指標5つ
Age, Dehydration, Respiration, Orientation, blood Pressure
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ARDSの重症度分類は何を指標にするか
P/F比(軽症:200~300、中等症:100~200、重症:100以下)
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肺胞蛋白症でみられる自己抗体
抗GM-CSF抗体
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肺胞蛋白症のCT所見
メロンの皮様の網状影
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肺胞蛋白症の気管支肺胞洗浄所見
ミルク状の洗浄液
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肺胞蛋白症の治療
肺胞洗浄(ステロイドは無効)
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肺分画症の好発部位
左肺の下側
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肺分画症の診断に有用な検査
大動脈造影
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分画肺を栄養する異常血管はどこから分岐しているか
下行大動脈
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肺分画症の治療
分画肺切除
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肺動静脈瘻に合併しやすい疾患3つ(多血症以外)
脳梗塞、脳膿瘍、脳出血
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肺動静脈瘻では多血症になりやすい。◯か☓か
◯(低酸素血症のため)
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肺動静脈瘻の病変部位で聞かれる雑音
連続性血管雑音(吸気時に増強)
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肺動静脈瘻の原因となる先天性疾患
Osler病(遺伝性出血性末梢血管拡張症)
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気管支拡張症の治療
14員環マクロライド少量投与(炎症を抑える効果)
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Kartagener症候群の3徴
内臓逆位、気管支拡張症、慢性副鼻腔炎
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肺胞微石症でみられる微小結石の成分
リン酸カルシウム(血中Caは上昇しない)
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過換気症候群でみられ、マンシェットで圧迫すると母指内転が見られる状態
Trousseau徴候(テタニー症状の一つ)
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テタニー症状を引き起こす原因となる電解質
Caイオン(遊離Caイオンの低下による)
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医ンプットcardを含む