古文単語 181-206 文章
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昔、男、初冠して、平城の京、春日の里に、しるよしして、狩りに往にけり。
土地を領有する
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ある暮れ方に都を出でて、嵯峨の方へぞあくがれ行く。
さまよい出る
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もの思ふ人の魂はげにあくがるるものになむありける。
宙にさまよう
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月の明きはしも、過ぎにし方、行末まで思ひ残さるることなく、心もあくがれ、めでたくあはれなること、たぐひなくおぼゆ。
うわの空になる
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そのころ、宋朝よりすぐれたる名医わたって、本朝にやすらふことあり。
とどまる
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院宣宣旨のなりたるに、しばしもやすらふべからず。
ためらう
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何事をかうちいづる言の葉にせん。
口に出して言う
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御様をやつし、いやしき下臈のまねをして、日吉社にご参籠あつて、七日七夜が間、祈り申させ給ひけり。
地味な格好にする
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網代車の昔おぼえてやつれたるにて出で給ふ。
地味な格好になっている
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遣水心細く、音細くおとなひたり。
音を立てる
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むすめ多かりと聞きて、なま君達めく人々もおとなひ言ふ、いとあまたありけり。
手紙を出す
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やんごとなき女房の、うちそばみてゐ給へるを見給へば、わが思ふ人なり。
横を向く
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その御方に、うちふしといふ者の娘、左京といひて候ひけるを、源中将かたらひてなむと、人々笑ふ。
交際する
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すみける男、夜深く来ては、まだ暁に帰りなどす。
通う
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十一月、十二月の降り凍り、六月の照りはたたくにも、さはらず来たり。
妨げられる
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すさまじきもの。…方違へに行きたるに、あるじせぬ所。
客にごちそうする
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藤原良近といふをなむ、まらうとざねにて。
客の主たる人
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その日はあるじまうけしたりける。
客にごちそうする
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侮らはしげにもてなすは、めざましうて、なげのいらへをだにせさせ給はず。
振る舞う
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なほきこえ給へ。わざと懸想だちてももてなさじ。
取り扱う
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鎌倉の海に鰹といふ魚は、かの境には双なきものにて、このごろもてなすものなり。
もてはやす
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よき人は、ひとへに好けるさまにも見えず、興ずるさまもなほざりけり。
おもしろがる
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あこぎ、おとなになりね。いと心およすげためり。
成長する
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「何とまれ、言へかし」とのたまふを、人々もおよすげて見奉る。
大人びる
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いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。
寵愛を受ける
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道もさりあへず立つ折もあるぞかし。
避ける
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かの左衛門督はえなられじ。また、そこにさられば、こと人こそはなるべかなれ。
断る
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知らぬわざしてまろも困じにたり。そこも眠たげに思ほしためり。
疲れる
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何とにかあらむ、かきくらして涙こぼるる。
悲しみが心を暗くする
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乞食、路のほとりに多く、憂へ悲しむ声耳に満てり。
訴える
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舟の中にや老いをばかこつらむ。
不平を言う
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折ふしいたはること候ひて下り候はず。
病気になる
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心ことに設けの物などいたはりてしたまへ。
骨を折る
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常の使ひよりは、この人よくいたはれ。
世話をする
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なやましう侍りつれば、しばしためらひて。
静養する
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ややためらひて仰せ言伝へきこゆ。
気を静める
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日ごろ月ごろしるきことありてなやみわたるが、おこたりぬるもうれし。
病気が良くなる
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身にやむごとなく思ふ人のなやむを聞きて、いかにいかにとおぼつかなきことを嘆くに、おこたりたる由、消息聞くもいとうれし。
病気で苦しむ
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人におくれて、四十九日の仏事に、ある聖を請じ侍りしに、説法いみじくして、皆人涙を流しけり。
先立たれる
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果ての日は、いと情けなう、互ひに言ふこともなく、我かしこげに物ひきしたため、ちりぢりに行き別れぬ。
処理する
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これを思ふに、女なりともなほ寝所などはしたためてあるべきなり。
用意する
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いづ方にも、若き物ども酔ひすぎたち騒ぎたるほどのことは、えしたためあへず。
取り締まる
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