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おどろく
気づく
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ののしる
大騒ぎする、評判になる
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念ず
(心の中で)祈る、我慢する
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おぼゆ
(自然に)思われる、似る、思い出される、思われる
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しのぶ
(耐え忍ぶ)我慢する。(人目を忍ぶ)人目を避ける
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ながむ
物思いに沈む、(物思いに沈んで)ぼんやりみる
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みゆ
(自然と)みえる。思われる。姿を見せる。現れる。(ひとから)見られる
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あふ
結婚する。男女がちぎる。
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ゐる
座る。動かずにいる。(他の動詞の連用形や助詞「て」について)〜している。
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ありく
動き回る。出歩く。外出する。 (動詞の連用形に付いて)《空間的に》(〜して)まわる。《時間的に》(〜し)続ける。
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あく
満足する。(「飽かず」の形で)満ち足りない。嫌にならない。
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うつくし
かわいらしい。立派だ。
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かなし
いとしい。かわいい。
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いみじ
(連用形「いみじく」「いみじう」の形で)とても。たいそう。(好ましい場合)とても素晴らしい。とても嬉しい。(好ましくない場合)とても悲しい。ひどい。大変だ。
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をかし
趣がある。おもしろい。美しい。かわいい。滑稽だ。
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よし
よい。すぐれている。(「よき人」の形で)身分が高く教養がある。
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あやし
(奇し・怪し)不思議だ。変だ。 (奇し・怪し)けしからん。 (賤し)身分が低い。卑しい。 (賤し)粗末だ。みすぼらしい。
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おとなし
大人らしい。大人びている。年配だ(年長で)主だっている。 (年配で)思慮分別がある。
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ゆかし
見たい。 聞きたい。 知りたい。
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おぼつかなし
ぼんやりしている。はっきりしない。 気がかりだ。不安だ。 待ち遠しい。もどかしい。
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ありがたし
滅多に無い。 (めったにないほど)立派だ。すぐれている。
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めでたし
素晴らしい。立派だ。
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くちをし
残念だ。期待外れだ。
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うし
つらい。いやだ。
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わびし
つらい。困ったことだ。 興ざめだ。もの足りない。
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あはれなり
心底しみじみと感じられる。
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おろかなり
おろそかだ。いい加減だ。(「言うも」「言えば」に続いて)《〜という》言葉では言い尽くせない。
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ねんごろなり
熱心だ。丁寧だ。 親しい。親密だ。
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つれづれなり
(することもなく)退屈だ。所在ない。手持ち無沙汰だ。 (一人もの思いに沈み)しんみりともの寂しい。
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いたずらなり
むだだ。役に立たない。 手持ち無沙汰で暇だ。
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としごろ
長年。数年(の間)。
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かたち
容貌。人の姿。
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かげ
光。 姿。形。
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ほい
かねてからの願い。本来の目的。宿願。
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ものがたり
話。雑談。世間話。 物語。
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ふみ
手紙。 漢詩。漢籍。学問。
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ほど
時間。 あたり。 身分。 様子。程度。
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なさけ
思いやり。人情。 男女間の情愛。恋情。 情趣を解する心。風流心
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ちぎり
約束。 前世からの因縁。宿敵。 男女の仲。逢瀬
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けしき
様子。素振り。 機嫌。顔色。 思い。意向。
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いと
とても。たいそう。実に。 (下に打ち消しを伴って)たいして〜ない。それほど〜ない。
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あまた
たくさん。 数多く。
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げに
なるほど。本当に。
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なほ
やはり。
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やがて
そのまま。 すぐに。
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やうやう
だんだん。 しだいに。
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え〜打消
〜できない
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な〜そ
〜するな。 〜してくれるな。
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さらに〜打消
まったく〜ない。 決して〜ない。
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いでか・いかでか
(疑問)どうして《〜か》 (反語)どうして《〜か、いや〜ない》。 (願望)どうにかして《〜たい・〜てほしい・〜よう》。
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にほふ
美しく照り映える、美しく輝く。
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うつろう
色がかわる、(色が変わり)紅葉する、(葉や花が)散る。 (心が)移る、心変わりする。
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いぬ
行く、去る。 (時が)過ぎ去る。
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あそぶ
管弦を楽しむ
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めづ
感嘆する、ほめる、たたえる。 愛する、かわいがる、好む。
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ならふ
慣れる、習慣となる。 親しむ、なじむ。
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かしづく
大切に養育。 大切に世話をする。
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たのむ
《四段活用》あてにする、期待する。 《下二段活用》あてにされる、きたいさせる。
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まもる
見つめる、見守る。
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きこゆ
聞こえる、(自然に)耳に入る。 世間に知られる、うわさされる、評判になる。 理解できる、意味がわかる。
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おこす
よこす、送ってくる
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まうく
準備する、用意する。
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いらふ
答える、返事をする。
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わたる
行く、来る、通る。 《補助動詞として》(時間的)ずっと(〜する)、(空間的)一面に(〜する) 《わたらせたまふ》「あり」「をり」の尊敬語▶いらっしゃる。
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ぐす
(引き)連れる、つき従える。 つき従う、連れ立つ。 添える、備える、備わる。
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とぶらふ
訪れる、訪ねる。 見舞う、安否を尋ねる。 弔問する、供養する。
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ものす
いる、ある。 行く、来る。 何かをする(文脈に応じて具体的に口語訳する) 《〜ものしたまう》で〜(て)いらっしゃる。
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わななく
ふるえる。
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わづらふ
思い悩む、病気になる。 苦労する、難儀する。 《補助動詞》〜するのに困る、〜しかねる
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まどう
心が乱れる、途方に暮れる、あわてる。 《動詞の連用形に付いて》ひどく(〜する)
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かづく
《四段活用》(褒美を)いただく、かぶる。 《下二段活用》(ほうびを)あたえる、かぶせる。
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うす
消える、なくなる。 亡くなる、死ぬ。
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おこなふ
仏道の修行をする、勤行する。
勤行⇨仏前で読経などをすること。
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おもしろし
(景色などが)すばらしい、趣がある。 興趣がある、興味深い
興趣⇨味わいの深い面白み
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あらまほし
理想的だ、好ましい。
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やむごとなし
高貴だ、尊い、大切だ。 この上ない、並々でない。
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ゆゆし
不吉だ、不吉なほど美しい、恐ろしい。 素晴らしい、立派だ。 はなはだしい、重大だ、大変だ。
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かしこし
《畏し・恐し》おそれ多い、もったいない。 《賢し》素晴らしい、立派、好都合だ。 《連用形「かしこく」の形》非常に。
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うるはし
端正だ、きちんとしている、立派だ。 親しい。
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はかなし
頼りない、あっけない、むなしい。 ちょっとした、取るに足りない。
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はかばかし
しっかりしている、頼もしい。 はっきりしている、際立っている。
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やさし
優雅だ、上品だ、風流だ。 けなげだ、殊勝だ、感心だ。
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いはけなし
幼い、あどけない。
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かたはらいたし
見苦しい、苦々しい。 気の毒だ、心苦しい。 恥ずかしい、きまりが悪い。 ばかばかしい、笑止千万だ。
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ころろもとなし
待ち遠しい、じれったい。 不安だ、心配だ。 はっきりしない、ぼんやりしている。
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いとほし
かわいそうだ、気の毒だ。 かわいい、いとしい。
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あさまし
驚き呆れるほどだ。 呆れるほどひどい。情けない、嘆かわしい。
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いたし
《連用形「いたく」「いたう」の形》とても、たいそう。 《打消を伴って》たいして(〜ない)、それほど(〜ない) 素晴らしい。
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つれなし
平然としている。 冷淡だ、薄情だ。 なんの変化もない、もとのままだ
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あいなし
筋違いだ、具合が悪い。 つまらない、面白くない。 《連用形「あいなく」「あいなう」の形で》むやみに、理由もなく
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あぢきなし
どうにもならない、無益だ。 つまらない、苦々しい
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さがなし
性質が良くない、意地が悪い。 いたずらだ。
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すさまじ
興ざめだ。 殺風景だ、寒々としている、荒涼としている。
荒涼⇨荒れ果ててものさびしいこと
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いふかひなし
どうしようもない、言ったって仕方がない。 取るに足りない、たわいない。 ひどい、不甲斐ない。
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よしなし
関係がない、いわれがない。 方法がない、仕方がない。 つまらない、かいがない。
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びんなし
都合が悪い、不都合だ。 困ったことだ、感心しない。
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さうざうし
物足りない、心寂しい。
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むつかし
鬱陶しい、不快だ。 わずらわしい、面倒だ。 むさ苦しい、見苦しい。 気味が悪い、恐ろしい。
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あてなり
身分が高い、高貴だ。 上品だ、優美だ。
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きよらなり
美しい。華麗だ。
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