慣用句集
暗記
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互いに受け入れられない 二つの立場がかみ合わない
相容れない
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たいへんかわいらしい あどけなくてかわいい
愛くるしい
-
互いに作用しあって・相乗的に ハイブリッド、シナジー
相俟って
-
いかにももろく・あっけなく
あえなく
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望みが叶った時/夜明け
暁
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小さなことや目先のことに追われる こせこせ、せかせかする
齷齪(あくせく)
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のうのうとする、のんきにかまえる ずうずうしい態度
あぐらをかく
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おわり・結果・結局のところ
挙句
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あれこれ論じる・可否、理非を論じる 小さなことを取り立てて批判する
論う(あげつらう)
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強欲で無慈悲・あくどい
あこぎ
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上から目線の威張った態度で人を使う
あごで使う
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疲れてへたばる
あごを出す
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夜が開けきらない頃・早朝
朝まだき
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犯行が明らかになる 犯人やその逃亡経路がわかる
足がつく
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予算オーバー・隠し事が現れる
足が出る
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食べ物がくさりやすい/売れ行きがよい
足が早い
-
相手の弱みにつけこむ
足元を見る
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おだてる・ほめそやす
あせらかす
-
裏目に出る・逆効果
あだになる
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実をつけず散る花・無駄・季節外れに咲く花
徒花(あだばな)
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相手の言い分を聞かず、がみがみ言う・決めつける
頭ごなし
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敬服する、感心する
頭が下がる
-
台頭する・勢力を伸ばす
頭をもたげる
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見込み・目的・手がかり
あて
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無駄話をして時間をつぶす
油を売る
-
たくさん、非常に
あまた
-
そればかりか・そのうえに・おまけに
あまつさえ
-
広くすみずみまで・普遍的に
遍く(あまねく)
-
人と反対のことをするひねくれもの
あまのじゃく
-
すっかりなにもかも
あらいざらい
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ありふれている・普通で面白くない
あいきたり
-
動きが取れなくなる うまく進行しなくなる
暗礁に乗り上げる
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思った通りに
案の定
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物事や体の具合
案配・塩梅
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どうすることもできない
いかんともしがたい
-
有力者の影響や支援を受ける
息がかかる
-
物事がそうなった事情や背景・原因・経緯
いきさつ
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すさまじく怒る・興奮する・猛り立つ
いきりたつ
-
ちょっと、どことなく
いささか
-
どちらも優れていて、選択に迷う
いずれ菖蒲か杜若
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威圧的・いきりたつ
居丈高
-
無駄に
いたずらに
-
ふさわしくピッタリする・調和する 似つかわしくなる
板につく
-
まともに相手しない
一笑にふす
-
反撃する 大勢や局面を変えるほどではないが反航を試みる
一矢を報いる
-
演説する
一席ぶつ
-
宴会などの場を設ける
一席設ける
-
仲が悪い
犬と猿
-
思ってもみないこと・想定してないこと
意表
-
なだめる・なぐさめて心をおだやかにする
慰撫
-
怪しむ・不審に思う
訝る
-
注意してさとす・こらしめる・懲戒 厳しく禁じる
戒め
-
かりそめにも・かりにも
いやしくも
-
屋根瓦
甍
-
驚いて混乱する・青ざめる・顔色をなくす
色を失う
-
おまけをつける・値引きして売る
色をつける
-
怒り出す・怒って顔色が変わる
色をなす
-
説明しにくい・えもいわれぬ
曰くいいがたい
-
議論や話題を呼んだ・込み入った事情がある
いわくつき
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たとえてみれば
いわば
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やせるほど熱中する・なりふり構わず夢中になる
憂き身をやつす
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この世・世俗・世間・つらく生きにくい現世
浮世
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とぼける・大きなことを言う・虚勢をはる
嘯く(うそぶく)
-
心を奪われ夢中になる
現を抜かす
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中身や心がからっぽでぼんやりしている・心ここに在らず
虚ろ(うつろ)
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腕力や技量に自信がある
腕に覚えがある
-
技能・実力を認める
腕を買う
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いやだ・好ましくない・厭わしい(いとわしい)
疎ましい(うとましい)
-
気持ちがしっくり合う・意気投合する
馬が合う
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退屈しない・集中する
倦むことがない
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敬って礼儀正しく振る舞うさま
恭しい(うやうやしい)
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うさんくさい・怪しく確かでない
うろんな
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気持ちを引き締める
襟を正す
-
てかげんなく
遠慮会釈もない
-
しばしば・よくあることだが
往々にして
-
むかし・当時・過ぎ去った時
往時
-
あわてふためく・狼狽する どうしてよいかわからない
うろたえる
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死ぬ・死後生まれ変わること じたばたせずあきらめる・困り果てて、まいる
往生する
-
むかし・昔日(せきじつ)
往年
-
大概・大体・概略・あらまし
概ね
-
人の手先になる
お先棒を担ぐ
-
その場しのぎにいいかげんに物事を行う
御座なり
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長引いて決着がつかない会議
小田原評定
-
ごまかす
お茶を濁す
-
めいめい・それぞれ・各自
おのがじし
-
順番が来る
お鉢が回る
-
とても多い・程度がはなはだしい
夥しい(おびただしい)
-
頼み事で何度も訪ねる
御百度を踏む
-
大げさに言う・事実以外のことが追加される
尾鰭をつける
-
確かでない・頼りない・はっきりしない
おぼつかない
-
気のせいか
思いなしか
-
静かにゆっくり落ち着いて
徐に(おもむろに)
-
配慮する・考慮する・忖度する
おもんぱかる
-
妥協する・関係、仲をとりもつ
折り合いをつける
-
鑑定書付き・立派で信用できる・成功を保証する
折り紙付き
-
機会ある度に
折にふれて
-
おもしろみ・滑稽・しゃれ・ユーモア
諧謔
-
ごまかす・意図的に文面や数値を書き換える
改竄
-
てなずけてだきこむ・従わせる
懐柔
-
満足する・心にかなう
会心
-
表面だけ・通り一遍・平凡で深さがない
掻い撫で(かいなで)
-
うかがう、のぞく
垣間見る
-
遠大な仕事は身近なところからスタートせよ・まず言い出した人から始めよということ
隗より始めよ
-
辺り近所
界隈
-
相手の態度や機嫌を気にする
顔色をうかがう
-
広く知られる・有名になる
顔が売れる
-
有名で便宜を図ってもらえる
顔が利く
-
相手の名誉や面目を守る
顔を立てる
-
相手の名誉を傷付ける
顔をつぶす
-
同じように揃える・規格外
画一
-
背後の力を頼んで威張る・虎の威を借る狐
笠に着る
-
ゆるす・見逃す・慈悲
仮借
-
きびしくせめる・せめさいなむ
呵責
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緊張や心配で息をこらす・息をのむ
固唾を呑む
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堅苦しい態度をとる
肩肘を張る
-
仕事に協力する・二人で担ぐ籠の一端を担う
片棒を担ぐ
-
加勢する・ひいきにして支援する
肩を入れる
-
味方になって助ける 争っていうちの一方をひいきする
肩を持つ
-
大声で他の説を打ち破る・真実を見抜く
喝破する
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強い口調で元気付ける
活を入れる
-
納得する・了解する・承知する
合点
-
前々から
予ねて(かねて)
-
降参する
兜を脱ぐ
-
一つのことに心をかける 一つのことに気を取られる
かまける
-
さわがしい・喧騒
喧しい(かまびすしい)
-
相手に本当のことを言わせようと、うまく誘い込む
鎌をかける
-
相手の弱点をつく 城の裏や陣地の裏から攻める軍勢
搦め手
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ようやく・辛くも・なんとか
かろうじて
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打ち捨てておく・なおざりにする・ほおっておく
閑却する
-
人の出入りが少ない
閑古鳥が鳴く
-
とやかく批判するところがない
間然する所がない
-
ていねいに言い聞かす
噛んで含める
-
見抜く
看破する
-
六十歳のこと
還暦
-
気楽で肩肘はらない・打ち解けた関係 遠慮がいらない関係
気がおけない
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なんとなく後ろめたい・気がとがめる
気がさす
-
焦る
気がせく
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ゆううつ
気がめいる
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前兆l・まえぶれ・予兆
兆し(きざし)
-
決意して
期して
-
思いがけなく・偶然
期せずして
-
くせもの同士
きつねとたぬき
-
引き返す
踵を返す
-
つぎつぎ続く
踵を接する
-
密かに連絡を取る
気脈を通じる
-
心に留めて忘れない
肝に銘ずる
-
取り越し苦労・する必要のない心配
杞憂
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相手の油断をつく
虚をつく
-
期待させる
気を持たす
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心配してやきもきする
気をもむ
-
心にひびく、感動する
琴線に触れる
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教訓話・例え話・動物を擬人化したストーリー
寓話
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はっきりと念を押す
釘をさす
-
くどくどうるさく言う
くだを巻く
-
あまり話をしない
口が重い
-
うっかり言う
口が滑る
-
暮らしが成り立たない
口が干上がる
-
巧みな言葉にだまされる
口車に乗る
-
うわさになる
口の端に上る
-
間に入って関係をとりもつ
口を利く
-
初めに発言する
口を切る
-
一緒に進む
轡を並べる
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職を辞めさせられる
首が飛ぶ
-
金銭のやりくりに困る・借金が多い
首が回らない
-
疑問に思う
首をひねる
-
無尽蔵にある・はてしなくたくさんある
くめどもつきない
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巧みに人生や社会の真理をついた短い表現
警句
-
苦労して学問した成果
蛍雪の功
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失敗したことが逆に手柄になる
けがの功名
-
激しく怒らせる
逆鱗に触れる
-
疑わしそうに 事情や理由がわからず不思議そうに
怪訝(けげん)
-
私が思うに・おそらく
蓋し(けだし)
-
相手に任せる・何もせず傍観する
下駄を預ける
-
しっかりしてすこやか・殊勝 年少者や弱者が努力するさま
健気(けなげ)
-
世間のうわさ・第三者がする批判
下馬評
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わざと・意図的に
故意
-
はなはだしくなる・程度が上昇する
高じる
-
人に先んじられる・権勢ある人に付き従う
後塵を拝する
-
はかどらず、腹を立てる
業を煮やす
-
ことの是非、善悪をはっきりさせる
黒白を争う
-
良い悪いをはっきりさせる
黒白を付ける
-
人間の価値・品位・体面
沽券
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ほそぼそと暮らしをたてる・やっとのことで生活する
糊口をしのぐ
-
危険を逃れる
虎口を脱す
-
祝儀・お礼・チップ
心付け
-
途中で妨げる
腰を折る
-
全部集まって・大挙して・大勢で・一人残らず
挙って
-
世間と同じように・多くの意見と同じように
ご多分にもれず
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深く心の底にしみこむ
骨髄に徹す
-
ごまかす・一時しのぎにうわべだけつくろう
糊塗する
-
言葉で祝福する
寿ぐ(ことほぐ)
-
自分の利益実現のために、相手をもちあげる・ひとにおもねり、こびへつらう
胡麻をする
-
相手の心を捉えてしまう言葉
殺し文句
-
指揮する・指図する
采配を振る
-
利口ぶった・こざかしい
さかしら
-
あきらめる・見放す
さじを投げる
-
さまよい歩く・漂白する・流浪する
さすらう
-
官位や地位を下げられる
左遷
-
どんなにかまあ・さぞかし・さぞや・さだめし
さぞ
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数や年齢をごまかす
鯖を読む
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思い込み・思うまま・任意・気まま・欲しいまま
恣意
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ちょうど良いとき
潮時
-
味方でありながら害を加えるもの
獅子身中の虫
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たゆまず努力して・熱心に努力するさま
孜々として
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死にのぞんでよむ詩歌
辞世の句
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よどみなくしゃべる・流暢に話す
舌が回る
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人を丁寧に扱う
下にも置かぬ
-
ひどく感心して驚く
舌を巻く
-
足をばたばたしてくやしがる
地団駄を踏む
-
しつこい、徹底した
執拗な
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優劣の差がないこと
実力伯仲
-
ありのままふるまう・実践する
地でいく
-
しまりがない・髪や服装が乱れてだらしない
しどけない
-
乱れる・はっきりしない
しどろ
-
激しく争う
鎬を削る
-
待ち遠しい
しびれを切らす
-
ぜいたく・度を越してぜいたく 身分不相応な暮らし
奢侈
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年が若い・男子二十歳
弱冠
-
わずかに・いくらか少し
若干
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一日中・ひねもす・朝から晩まで
終日
-
死ぬときまで・一生
終生
-
一晩中・よもすがら・夜通し
終夜
-
勝負をつける
雌雄を決する
-
特別優れている・感心だ・健気
殊勝
-
弟子が先生に勝るようになる
出藍の誉れ
-
うまい具合に・都合よく
首尾よく
-
しりごみする・ためらう・躊躇する・二の足を踏む
逡巡
-
普通ではないことをする
常軌を逸する
-
危険な状態が少しおさまっている
小康状態
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一生懸命に努力する・一つのことにはげむ・仏道の修行をする
精進
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ありふれた・きまりきった 昔から変わらないありきたりの
常套
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事態が切迫している・危険が身に迫っている
焦眉の急
-
徐々に進出しようとする・相手に近づこうとする
触手を伸ばす
-
つまるところ、結局
所詮
-
事態が差し迫ってあわてる
尻に火がつく
-
やる気にさせる・叱咤激励する
尻をたたく
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教訓・格言・警句・アフォリズム
箴言
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おごそかでいかめしい・居住まいや襟を正す感じ
森厳
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広く世間の話題になる・知れ渡る
人口に膾炙す
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ひけをとらない
人後に落ちない
-
ひどくつらいめにあう
辛酸をなめる
-
普通ではない
尋常ではない
-
本来のとりえ、本領、値打ち 自分のこと、身の上
身上
-
親密な交際
水魚の交わり
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文章や仕事に誤りが多い・手抜き
杜撰
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大勢群がっている
鈴なり
-
ごくわずかなたとえ
雀の涙
-
味気ない・無味乾燥
砂を噛むような
-
いい気になる・思い通りになると考えてつけあがる
図に乗る
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案外世間を知っていて、あるいは技能や知識があり、油断できない
隅に置けない
-
世慣れてずるがしこい・世間ずれしていて頭悪い
すれっからし
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警句や短い言葉で相手の急所を突く
寸鉄人を殺す
-
核心を突く
正鵠を射る
-
本質・最重要部分・エッセンス・エスプリ
精髄
-
詳しく知っている・通暁(つうぎょう)
精通
-
ありのまま・率直に・むきだし
赤裸々
-
ひたすら・心から
切に
-
他に先駆けて着手する
先鞭をつける
-
大喜びでニコニコする
相好をくずす
-
二人の優れた人物・ともに優れた二つのもの
双璧
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その場ですぐに・ただちに
即座に
-
非難・批判
誹り(そしり)
-
手落ちがない・手抜かりや無駄がない
そつがない
-
扱いがあらっぽくていいかげん 丁寧でない・がさつ
ぞんざい
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相手の気持ちをおしはかる
忖度
-
自分とは関わりのない出来事
対岸の火事
-
安全な場所から傍観
高見の見物
-
たいしたことはないとみくびる、あなどる
高をくくる
-
自分のために役立つもの つまらないものでも自分の反省になること
他山の石
-
軽くしかる・悪いところを直すように注意する
たしなめる
-
目的のために利用する
だしにする
-
相手に圧倒されてひるむ
たじろぐ
-
よけいなもの・なくてよいもの
蛇足
-
しばらく立つ・しばし立ち止まる
たたずむ
-
自分の立場や面目がない
たつ瀬がない
-
字や文章が上手なこと
達筆
-
敬服する・感服する・おそれいる
脱帽
-
よどみなくすらすらとしゃべる・流暢
立て板に水
-
自分のことはさておいて、言及しない
棚に上げる
-
別れる・人との縁を切る
袂をわかつ
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取るに足らない・子供のよう 酔っ払って正体がない
たわいない
-
威勢よくまくしたてる
啖呵をきる
-
非常に強い悲しみや苦しみ
断腸の思い
-
おさななじみ
竹馬の友
-
地位や自分の活動場所を確かなものにする
地歩を固める
-
二の足を踏む・ためらう・逡巡する
躊躇
-
つりあわないもののたとえ
提灯に釣り鐘
-
しるし・めやす・他と区別し特徴づけるもの・メルクマール
徴表
-
ある事柄をすみずみまでよく知っている・夜通し
通暁
-
突飛なこと・だしぬけ それまでの話とはかかわりのないこと
つかぬこと
-
ありきたり・毎月定期的で変わらぬこと
月並み
-
冷淡でとげとげしい
つっけんどん
-
ひかえめで物静か 暮らしぶりがぜいたくではなく質素
慎ましい
-
早くから・幼少から・早朝から・殊(こと)に
つとに
-
広く呼びかけて集める・激しくなる
募る
-
細かいところまで詳しく・具体的に
具に(つぶさに)
-
詳しい・ことこまかに細部まで明らか
詳らか
-
野心を抱き、チャンスをねらう
爪を研ぐ
-
強い精神力が顔に現れている
面魂
-
あきらめ・物事の本質を悟る
諦念
-
細工や技巧が細かい
手がこむ
-
方法がない
手がない
-
十分に用意して待ち構える
手ぐすね引く
-
大切に育てる
天塩にかける
-
行き当たりばったり
出たこと勝負
-
もてあそぶ・相手を思うように操る
手玉に取る
-
気持ちが他のものに奪われて集中できない
手につかない
-
だまされて思うままになる
手に乗る
-
急に態度を変える
手のひらを返す
-
退屈・暇をもてあます・することがない・所在ない
手持ち無沙汰
-
簡単に・そのまま
手も無く
-
関係を絶つ
手を切る
-
何かをしはじめる
手を染める
-
もてあます・てこずる・対処に苦労する
手を焼く
-
いい加減に放っておく
等閑にふす
-
平和な別天地・世俗を離れた別世界
湯治
-
温泉につかって病気や怪我の療養をする
湯治
-
同じ議論を繰り返して果てしがない
堂々巡り
-
技術や学問がよく身についている 物事に習熟している
堂に入る
-
出世の糸口・鯉がここから竜になる
登竜門
-
うわべだけ
通り一遍
-
ともすれば・よくあることだが あれやこれや・ともかくも
とかく
-
誤りや罪を非難する
咎める(とがめる)
-
びっくりさせる
度肝を抜く
-
相手に圧倒されて呆然となる
毒気にあてられる
-
勢いをなくしておとなしくなる
毒気を抜かれる
-
永遠・どこまでもずっと続く
とこしえ
-
結局のところ
とどのつまり
-
それはさておき・ところで
ともあれ
-
時には、折りにふれて、ややもすれば
ともすれば
-
大切にして手放さないもの
虎の子
-
取り乱す
度を失う
-
調子外れな・その場にそぐわない
とんきょうな
-
軽く扱う・あるのにないかのような軽い扱い
蔑ろ(ないがしろ)
-
ないものはどうしようもない
ない袖はふれない
-
混ぜ合わせる・より合わせる
ないまぜにする
-
注意を払わない・いい加減
なおざり
-
人目につく活躍がない
鳴かず飛ばず
-
ある系統に属する
流れをくむ
-
とりわけて・なかでも
なかんずく
-
行ったっきりなんの音沙汰もない
梨のつぶて
-
思い切った整理をする
鉈を振るう
-
刃物の刃先がにぶる・なまける
鈍(なまくら)
-
習慣、慣習、儀礼
ならわし
-
態度がはっきりしない
煮え切らない
-
外見は似ているが内実は違う
似て非なる
-
ためらう・躊躇する
二の足を踏む
-
焼き直し・新しみのないものまね
二番煎じ
-
矛盾したことを言う・嘘を言う
二枚舌を使う
-
急に、突然に・すぐに
俄か(にわか)
-
ひざまずく・拝礼をする
ぬかずく
-
手応えや効き目がない
糠に釘
-
無実の罪をおわせる
濡れ衣を着せる
-
土地が狭い
猫の額
-
めまぐるしく変わる
猫の目のよう
-
みんな
猫も杓子も
-
本性を隠し、おとなしく見る
猫をかぶる
-
辛さに耐えられない・弱音を吐く
音をあげる
-
とてもほしい・垂涎(すいぜん)
喉から手が出る
-
優れた人々が続々と世に出ること
輩出
-
軽薄なお世辞などを聞いて不快になる・キザっぽくて嫌だ
歯が浮く
-
一段と進行を早める
拍車をかける
-
明るみに出す
暴露
-
専門領域が異なる
畑違い
-
思っていたとおりに・案の定
はたして・はたせるかな
-
恥ずかしい思いをする・きまりがわるい
ばつが悪い
-
型破り、未曾有、前代未聞
破天荒
-
気後れして、おじける・興ざめした顔をする
鼻白む
-
相手を軽く見ていいかげんに扱う
鼻であしらう
-
自慢する・得意になる
鼻にかける
-
飽きて不快になる・嫌味に感じられる
鼻につく
-
女に甘くすぐ誘惑に乗る
鼻の下が長い
-
気に食わない、耐えられない・我慢ならない
鼻持ちならない
-
名実ともにそなわる
花も実もある
-
出し抜いてびっくりさせる
鼻をあかす
-
ずけずけものを言う・遠慮のないもの
歯に衣着せぬ
-
のびのびする
羽を伸ばす
-
勢力を張る
幅を利かす
-
金回りが良い
羽振りがいい
-
興に乗りすぎる・調子に乗りすぎて度を越す
羽目を外す
-
先回りする・早々に手配する
早手回しに
-
びくびくしないで落ち着いている
腹が据わる
-
我慢できない
腹に据えかねる
-
おそるおそる扱う
腫れ物にさわる
-
同じことの繰り返し・紋切り型・ステレオタイプ
判で押したよう
-
対岸・向こう岸・悟りの境地・あの世
彼岸
-
例証に上げて
引き合いに出して
-
絶え間なく
引きも切らず
-
へりくだる・いやしむ
卑下する
-
何かに気付く、感心する
膝を打つ
-
うちとけて話し合う
膝を交える
-
他人をまねる・模倣する
ひそみにならう
-
一生懸命働く
額に汗する
-
それだけに打ち込む・一つの事に心を向ける
ひたむき
-
楽して暮らす
左うちわ
-
代表・先頭を行くもの
筆頭
-
驚き慌てさせる
一泡吹かせる
-
専ら(もっぱら)・ただそれだけ
ひとえに
-
よりいっそう
一際
-
普段の手段ではうまくいかない
一筋縄ではいかない
-
発奮して助力する
一肌脱ぐ
-
人に見られるのを避ける
人目をはばかる
-
馬鹿にする・みくびる
人を食う
-
一日中
ひねもす・終日
-
勢いが盛ん
日の出の勢い
-
病気で床にふせる、療養する
病臥
-
気力がくじける
ひるむ
-
きっかけをつくる
火を付ける
-
容姿・見た目・外見・特に雰囲気をもった外見
風貌
-
油断してしくじる
不覚を取る
-
勝ち目がない
分がない
-
適当なものをさがす
物色
-
思いがけず、突然
降ってわいた
-
所持金が少ない
懐が寒い
-
けしからぬこと・心や配慮がいきとどいていない
ふとどき
-
納得いかない
腑に落ちない
-
こっくりこっくり居眠りをする
船を漕ぐ
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精選する・吟味して選ぶ
篩にかける
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ありあまるほどたくさん
ふんだんに
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困り果てる・手におえない
閉口
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しりごみする・閉口する・うんざり
辟易
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はずれ・遠方・辺境
僻地
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ひどくおかしくてたまらない/ばかばかしいこと
へそで茶を沸かす
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機嫌をそこねて、すねる
へそを曲げる
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無駄にする
棒に振る
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争いを止める
矛を収める
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仙人が住む神聖な山・霊峰
蓬莱
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悔しい思いをする・後悔する
臍をかむ
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出家する・仏教へ心を動かす
発心する
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その土地で死ぬ・一つの事に生涯をささげる
骨を埋める
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古典や前作をアレンジする・換骨奪胎
翻案
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本来の意図
本意
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数えられないほどたくさんある
枚挙にいとまがない
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はっきりして間違いない
まぎれもない
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いかにももっともらしく
まことしやかに
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ありありと・はっきりと
まざまざと
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損になる・わりにあわない
間尺に合わぬ
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関連する
まつわる
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ときどき
間々
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だまされないように用心する
眉に唾をつける
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あきらめる
見限る
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見ていられない
見かねる
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健康を保持できない
身が持たない
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自分から招いた災難
身から出た錆
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見込みがないと判断する
見切りをつける
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あなどる・見くだす
みくびる
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物事に取り掛かる
神輿を上げる
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何事もなかったことにする
水に流す
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成功するかどうかあてにならないもの・予想の難しいもの
水物
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邪魔をする・水をかける
水を差す
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誘いをかける・話題をふる
水を向ける
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失敗する
味噌をつける
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好き勝手に・無闇に・故なく
みだりに
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間をおかず
三日にあげず
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自分に十分すぎる、不相応である
身に余る
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しみじみ感じる
身にしみる
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人事でなく感じられる
身につまされる
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出産する
身二つになる
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金額や数をきっかり整える
耳をそろえる
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露骨過ぎて風情がない
身も蓋もない
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余裕がない・取り乱したさま
身も世もない
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見込みがある
脈がある
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みすぼらしく惨めなさま
見る影もない
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定食に就く・結婚する
身を固める
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恋に身もだえる
身を焦がす
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苦労を惜しまないで努力する
身を粉にする
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みすぼらしい格好をする やつれ、やせるほどになにかに熱中する
身をやつす
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対抗する
向こうに回す
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あつかましい・勝手に
虫がいい
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なんとなく予感がする
虫が知らせる
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なんとなく気にくわない
虫が好かない
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なんとなく予感がする
虫の知らせ
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優しくて温和
虫も殺さぬ
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きりなくたくさんある
無尽蔵
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気持ちが落ち着かない
胸が騒ぐ
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夢中になる・恋慕う
胸を焦がす
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安心する
胸をなで下ろす
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役に立たない
無用の長物
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なんとも表現しようのない
名状しがたい
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物事を見分ける力がある
目が利く
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感動して涙をもよおす
目頭が熱くなる
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好きである
目がない
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非常に賢い
目から鼻に抜ける
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ささいな欠点にとやかく言う
目くじらを立てる
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見通しがはっきりする
めどがたつ
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見過ごせないほどひどい
目に余る
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邪魔な存在
目の上のたんこぶ
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生きている間
目の黒いうち
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だいたいできあがる
目鼻がつく
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見当がつく
目星がつく
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特別に面倒を見る
目をかける
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探し物をするときの比喩
目を皿にする
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見逃してやる
目をつぶる
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大変嬉しそうな顔つき
目を細める
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少しもない
毛頭ない
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何事も専門家にまかすのがよい
餅屋は餅屋
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遠回しに言う・婉曲にいう
持って回る
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そもそも・はじめから
もとより
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費用がかかる
ものいり
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びくびくする
ものおじ
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武士
もののふ
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大袈裟(おおげさ)な・いかめしい
物々しい
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意見が合わない
ものわかれ
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おとろえ、にぶくなる
焼きが回る
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うまく受け流す・あしらう
柳に風
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突然・急に・いきなり
やにわに
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唐突で思いがけない、寝耳に水
薮から棒
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先の見通しがつく
山が見える
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うしろめたい
やましい
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幸運をあてにしてことを行う
山を張る
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選び出して攻撃、非難する
槍玉にあげる
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理由・いわれ
所以(ゆえん)
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えにし・関係
ゆかり
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突然に、不用意に、思いがけず
ゆくりなく
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余剰・あとまでのこる感覚
余韻
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とらえどころがない
要領を得ない
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無理を通す
横車を押す
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第三者が干渉する
横やりを入れる
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ゆかり・たより・機縁・手がかり
よすが
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つかえることなく
よどみなく
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ひとつのことにはげんでいる
余念がない
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一晩中
よもすがら・終夜
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いろいろ・世間
よもやま
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昼も夜も休まず続ける
夜を日に継ぐ
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消せない汚名を着せられる
烙印を押される
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はかどらない・決まりがつかない
埒があかない
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満ち溢れて盛ん
爛漫(らんまん)
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民間でいいならわされてきたことわざ
俚諺
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まじめでいいかげんでない
律儀
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道理や理屈に合わない
理不尽
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神仏の力や利益がはっきり現れる
霊験あらたかな
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生活に困る
路頭に迷う
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言葉がはっきりしない
呂律が回らない
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最盛期・絶頂時期・旺盛な時期
我が世の春
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めんどうくさい
わずらわしい
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都合のよいことが起こり、ことが進む
渡りに船
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関係をつける・交渉をする
渡りをつける
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損をこうむる
割を食う
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