乙4 危険物の性質(特殊引火物)
暗記
あふろ
2024年01月09日
カード54
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特殊引火物の定義
1気圧において発火点100℃以下または引火点-20℃以下で沸点が40℃以下のもの
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特殊引火物の特徴
①引火しやすい(低引火点)
②蒸発しやすい(低沸点)
③燃焼しやすい(燃焼範囲が広い)
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ジエチルエーテル 特徴
特殊引火物の中で最も引火点が低い
無色の液体で甘い刺激臭がある
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ジエチルエーテル 比重
0.7
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ジエチルエーテル 沸点
35度
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ジエチルエーテル 引火点
-45度
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ジエチルエーテル 発火点
160℃
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ジエチルエーテル 燃焼範囲
1.9~36vol%
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ジエチルエーテル 蒸気比重
2.6
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ジエチルエーテル 水溶性
水には少し溶ける、アルコールにはよく溶ける
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ジエチルエーテル 空気や日光との接触
酸化されて爆発性の過酸化物を生成する
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ジエチルエーテル 電気
不導体(静電気を発生しやすい)
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ジエチルエーテル 蒸気
麻酔性がある
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ジエチルエーテル 保存方法
冷暗所で、容器に密栓する
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ジエチルエーテル 保存容器
金属製、ガラス製、テフロン製など。
プラスチックやゴムを侵す
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二硫化炭素 特徴
特殊引火物の中で最も発火点が低い
純粋なものは無色だが、日光で分解が促進され長時間日光に当てたものは黄色になる
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二硫化炭素 臭い
純粋なものはほぼ無臭、通常は特有の不快臭がある
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二硫化炭素 比重
1.3
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二硫化炭素 沸点
46度
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二硫化炭素 引火点
-30度以下
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二硫化炭素 発火点
90℃
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二硫化炭素 燃焼範囲
1.3~50vol%
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二硫化炭素 蒸気比重
2.6
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二硫化炭素 水溶性
水には溶けにくい
エタノールにはよく溶ける
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二硫化炭素 蒸気
有毒。殺虫剤にも使われる
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二硫化炭素 容器に収納する際の注意
可燃性蒸気の発生を抑制するため、液面上に水を張る。
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二硫化炭素 電気
不導体
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二硫化炭素 燃焼
空気中では青い炎で燃える
燃焼すると二酸化炭素と二酸化硫黄を発生する
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二硫化炭素 燃焼の化学式
CS2+3O2→CO2+2SO2
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アセトアルデヒド 特徴
特殊引火物の中で最も沸点が低く、燃焼範囲が広い
無色の液体で刺激臭がある
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アセトアルデヒド 比重
0.8
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アセトアルデヒド 沸点
21度
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アセトアルデヒド 引火点
-39度
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アセトアルデヒド 発火点
175℃
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アセトアルデヒド 燃焼範囲
4~60vol%
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アセトアルデヒド 蒸気比重
1.5
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アセトアルデヒド 水溶性
水にも有機溶媒にもよく溶ける
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有機溶媒とは
有機化合物の溶媒。水溶性ではない多くの溶質を溶かす。エタノール、ジエチルエーテル、ベンゼン、アセトンなど
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アセトアルデヒド 人体で生成
エタノールの酸化(二日酔いの原因)
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アセトアルデヒド 酸化すると
酢酸になる
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アセトアルデヒド 化学式
CH3CHO+1/2O2→CH3COOH
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アセトアルデヒド 空気との接触
長時間接触または接触した状態で加圧すると爆発性の過酸化物を生成する
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アセトアルデヒド 分解
熱と光。メタンと一酸化炭素になる
CH3CHO→CH4+C0
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アセトアルデヒド 貯蔵方法
鋼製の容器に入れ、不活性化ガスを封入する
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酸化プロピレン 特徴
無色の液体でエーテル臭がある
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酸化プロピレン 比重
0.8
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酸化プロピレン 沸点
35度
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酸化プロピレン 引火点
-37度
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酸化プロピレン 発火点
449℃
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酸化プロピレン 燃焼範囲
2.1~39vol%
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酸化プロピレン 蒸気比重
2.0
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酸化プロピレン 水溶性
水、エタノール、ジエチルエーテルに溶ける
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酸化プロピレン 貯蔵
不活性ガスを注入する
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酸化プロピレン 危険な性質
重合する性質をもつ。
これが原因で火災や爆発につながる
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