臨床病理検査学②
暗記
-
固定液の量
検体の大きさの20倍以上
-
基本的な固定液
10%中性緩衝ホルマリン
-
固定に使う容器
透明かつ密閉できる広口の容器
-
通常の固定温度
常温
-
ホルマリンの浸透速度
1㎜/時間
-
カルノア液の成分3つ
エタノール、クロロホルム、氷酢酸
-
ブアン液の成分3つ
ピクリン酸、ホルマリン、氷酢酸
-
脂肪を溶解してしまう固定液2つ
カルノア液、アルコール
-
グリコーゲンや尿酸を溶解しやすい固定液
10%ホルマリン、10%中性ホルマリン
-
脂肪をそのままの状態で保存できる固定液
ホルマリン液
-
蛋白質とペプチド鎖の架橋形成を原理とする方法
タンパク変性型(ホルマリンなどのアルデヒド系)
-
蛋白質の凝固・沈殿による固定を原理とする方法
タンパク凝固型(アルコールやアセトンなどの有機溶剤系)
-
ホルムアルデヒドの化学物質における分類
特定第2類物質
-
ホルムアルデヒドは毒物か、劇物か
劇物
-
ホルムアルデヒドの色・におい
無色透明、刺激臭
-
ホルムアルデヒドの重さ
空気より重い
-
ホルマリン原液に含まれるホルムアルデヒド
37%ホルムアルデヒド
-
ホルムアルデヒドのpH
弱酸性(pH3~4)
-
ホルマリンの発がん性
あり(鼻咽頭癌)
-
ホルムアルデヒドの皮膚腐食性
あり
-
ホルムアルデヒドの感作性
あり(アトピー性皮膚炎、喘息)
-
ホルムアルデヒドの生殖毒性
あり
-
ホルマリンの作業環境中の管理濃度
0.1ppm
-
昇汞を含む固定液
ツェンカー液、ハリー液、マキシモウ液、スーサ液
-
重クロム酸カリウムを含む固定液
ミュラー液、オルト液
-
脱脂に用いる脱脂液4つ
無水エタノール、アセトン、メク液、メキ液
-
脱灰における無機酸の液
塩酸、硝酸
-
脱灰における有機酸の液
ギ酸、トリクロロ酢酸
-
脱灰における混合液(迅速脱灰液)
プランク・リュクロ液
-
プランク・リュクロ液の成分
ギ酸、濃塩酸、塩化アルミニウム
-
脱灰促進法2つ
電気脱灰法、イオン交換樹脂法
-
中性脱灰液(キレート剤)
FDTA4Na、クエン酸
-
無機酸の脱灰後の手順
脱灰完了、水洗なし、中和処理、水洗
-
有機酸の脱灰後の手順
脱灰完了、水洗なし、中和処理なし、水洗、70%アルコール
-
プランク・リュクロ液の脱灰後の手順
脱灰完了、水洗なし、中和処理、水洗
-
中性脱灰液(DETA法)の脱灰後の手順
脱灰完了、水洗なし、中和処理なし、水洗、70%アルコール
-
脱灰完了後、すぐに水洗しない理由
組織が膨化してしまうため
-
中和処理に用いる液3つ
5%硫酸ナトリウム液、5%硫酸リチウム液、ミョウバン
-
有機酸や中性脱灰液で中和処理を行わない理由
組織が収縮してしまうため
-
脱灰液の量
組織片の50~100倍
-
産生脱灰液の容器における注意点
容器は密閉せず、隙間を残しておく(炭酸ガス発生)
-
脱灰をする際の組織片の操作
脱灰液の表面に吊り下げておく
-
中和処理の時間
12h~24h
-
電気脱灰法において用いる脱灰液
塩酸、ギ酸
-
電気脱灰法において組織片は陽極・陰極のどちらに置くのか
陽極
-
固定液にリン酸を含む液6つ
中性緩衝ホルマリン液、グルタルアルデヒド液、パラホルムアルデヒド液、PLP液、ザンボーニ液、オスミウム酸液
-
ミュラー液、オルト液に共通して含まれるもの
重クロム酸カリウム、硫酸ナトリウム
-
オルト液とは
ミュラー液に中性ホルマリンを加えたもの
-
ホルマリンを含む固定液
ブアン液、マキシモウ液、スーサ液
-
中性ホルマリンを含む固定液
オルト液、ヘリー液
-
氷酢酸を含む固定液
カルノア液、ブアン液、マキシモウ液、スーサ液
-
固定から切り出しまでの機序